クンシランの基礎データ
科名 | ヒガンバナ科 |
属名 | クンシラン属 |
学名 | Clivia miniata |
別名 | ウケザキクンシラン・君子蘭・クリビアミニアタ |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 室内 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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君子蘭(クンシラン)の特徴は?
君子蘭(クンシラン)は南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物。ヨーロッパを経由して、日本に渡ってきたのが明治。以前は万年青(オモト)と同じように葉っぱを楽しむものでした。
直射日光に弱く、日がガンガンと当たると葉っぱが焼けて変色します。ランと名がついているのですが、ヒガンバナ科の植物で「ラン」ではありません。君子蘭(クンシラン)という名前はクンシラン属の総称なのですが、一般的に流通しているクンシランは、ウケザキクンシラン(Clivia miniata)という種類で、厳密に言う「クンシラン(Clivia nobilis)」とは別種。
当然このページの「クンシラン」は「ウケザキクンシラン」を指しています。ちなみに「クンシラン(Clivia nobilis=クリビア・ノビリス)」はウケザキクンシランと違って下向きに花が咲きます。
戸外に置く場合も、直射を避けて「明るい日陰」で管理するのが好ましいです。
直射日光に弱く、日がガンガンと当たると葉っぱが焼けて変色します。ランと名がついているのですが、ヒガンバナ科の植物で「ラン」ではありません。君子蘭(クンシラン)という名前はクンシラン属の総称なのですが、一般的に流通しているクンシランは、ウケザキクンシラン(Clivia miniata)という種類で、厳密に言う「クンシラン(Clivia nobilis)」とは別種。
当然このページの「クンシラン」は「ウケザキクンシラン」を指しています。ちなみに「クンシラン(Clivia nobilis=クリビア・ノビリス)」はウケザキクンシランと違って下向きに花が咲きます。
戸外に置く場合も、直射を避けて「明るい日陰」で管理するのが好ましいです。
栽培のまとめ
●直射日光に弱い。春から秋は室内の明るいところ。
●花が咲くのは葉っぱが8枚必要。
●クンシランは育てやすく、植え替えを繰り返していくと、鉢と土で腰が抜ける。腰を傷める前に廃棄する勇気も必要。
●寒さに当たらないと花が咲かない。
●花が咲くのは葉っぱが8枚必要。
●クンシランは育てやすく、植え替えを繰り返していくと、鉢と土で腰が抜ける。腰を傷める前に廃棄する勇気も必要。
●寒さに当たらないと花が咲かない。
参考
クンシランの種子の採取と種まきについて
根腐れしたクンシランの植え替え
クリビア・ノビリス(本来のクンシランはこのクリビア・ノビリス)
他のヒガンバナ科の植物はヒガンバナ亜科の仲間まとめを参考に。
クンシランの種子の採取と種まきについて
根腐れしたクンシランの植え替え
クリビア・ノビリス(本来のクンシランはこのクリビア・ノビリス)
他のヒガンバナ科の植物はヒガンバナ亜科の仲間まとめを参考に。
水やり
君子蘭(クンシラン)は太い根を持ち、葉っぱも肉厚であることからも分かるように乾燥に強い植物です。逆に水のやりすぎで根が腐ることがありますので、注意してください。
水をやると、鉢底から水が染み出します。受け皿を置いているとそこに水が溜まります。その水を放置しておくと水が腐って根を傷めますので、この水もまめに捨ててください。
また、葉っぱや茎の付け根のくぼみに水が溜まると、その水が腐って病気の原因になりますので、水が溜まらないように上から水をジャバーっと掛けるのではなく、土に水を掛けてください。葉っぱの付け根などに水が溜まってしまった場合は、ティッシュなどで吸い取りましょう。
水をやると、鉢底から水が染み出します。受け皿を置いているとそこに水が溜まります。その水を放置しておくと水が腐って根を傷めますので、この水もまめに捨ててください。
また、葉っぱや茎の付け根のくぼみに水が溜まると、その水が腐って病気の原因になりますので、水が溜まらないように上から水をジャバーっと掛けるのではなく、土に水を掛けてください。葉っぱの付け根などに水が溜まってしまった場合は、ティッシュなどで吸い取りましょう。
春・夏・秋の水やり
土の表面が乾いてから、二日か三日経ってから水を鉢底から水が染み出すくらいに、たっぷりと与えてください。乾かし気味に管理してください。
冬の水やり
土が完全に乾いてしまうまで、水を与える必要はありません。与える量は夏と同様に底から染み出すくらいです。冷たい水道水をやると根が傷みますので、お湯を足して温度を上げてから水をやるとよいです。
肥料
3月から5月の肥料
3月から5月に一ヶ月に一回、発酵済み骨粉入り油粕か緩効性化成肥料をやるか、1週間に一回液体肥料をやる。これは現在生育しているための肥料です。
3月から5月に一ヶ月に一回、発酵済み骨粉入り油粕か緩効性化成肥料をやるか、1週間に一回液体肥料をやる。これは現在生育しているための肥料です。
秋(10月11月)の肥料
発酵済み骨粉入り油粕か緩効性化成肥料をやります。もしくは1週間に一回液体肥料をやります。
発酵済み骨粉入り油粕か緩効性化成肥料をやります。もしくは1週間に一回液体肥料をやります。
植え付け・植えかえ
植え替え時期
鉢底から根が出ていたら春(5月)の開花していないときに植え替えをします。根が詰まると水が切れやすくなり、生育不良を起こし、花が咲かなくなることもあります。
植え替えをすると一時的にですが、株が弱ります。植え替えは植物にとってストレスだからです。春に植え替えるのは、真夏までに体力を回復させるためです。
植え替えをすると一時的にですが、株が弱ります。植え替えは植物にとってストレスだからです。春に植え替えるのは、真夏までに体力を回復させるためです。
用土
植え替えの手順は?
鉢底に鉢底ネットで穴を塞ぎ、その上に鉢底石(軽石)を2cm入れ、その上に用土を入れて、根は崩さず、そのまま新しい鉢に入れて隙間に用土を入れ込んで終了。植え替え後には一週間から二週版は水をやらない。水をやると根腐れする。植え替えをする前に、水やりを二週間ほど控えると土が軽くなって植え替えが楽になります。
地上部が大きいので、重い鉢に植え替えることがままありますが、全体で半端じゃない重さになり、動かせないレベルになります。腰を抜かすことがあるので、植え替える前によく考えてください。最悪廃棄することも視野に入れた方が健康的です。
地上部が大きいので、重い鉢に植え替えることがままありますが、全体で半端じゃない重さになり、動かせないレベルになります。腰を抜かすことがあるので、植え替える前によく考えてください。最悪廃棄することも視野に入れた方が健康的です。
●植え替えのときに根を崩すと根が傷ついて、復帰まで時間がかかったり、最悪枯れることもあります。土をいじるのは避けます。
種子から育てる
管理場所・日当たり
春〜秋
春~秋に掛けては戸外の明るい日陰か、室内の明るいところで管理するか、遮光した日光に当てるようにします。直射日光には葉焼けします。葉焼け部分は回復しないので葉焼けはできるだけ避けましょう。
定期的に鉢を回転させる
日の当たる方向に株全体が偏って育つために、放置しておくと日の指す方向にバランスが崩れて、不恰好になります。クンシランを植えている鉢は大抵重いものなので、ひっくり返ることは少ないですが、一週間に一回は鉢を回転させて向きを替えると、均等に育ってくれます。
低温処理(9月〜11月)
君子蘭(クンシラン)は寒さに当たらないと花芽がつかないので、温かい室内でずーっと管理していると花が咲かなくなります。5~10℃の気温で40~50日程度が必要とされます。大体以下のケースで寒さに当てます。
低温処理の注意
どちらのケースでも花芽が目で見えるようになれば充分です。温かい室内に移動してください。花芽が出来ていたら20℃前後の温かい場所に移動させ、水をやって、生育を促します。
<ケース1>9月以降は戸外の明るい日陰で寒さに当てる……秋に戸外に出して寒さに当てるのですが、クンシランは霜に当たると枯れてしまうので、霜が降りる前に室内取り入れないといけません。霜が降りるのは地域によって違いますが12月下旬辺りから危険信号です。
<ケース2>暖房の無い部屋で寒さに当てる……玄関などのあまり日が指さない場所で構わないので、そこで管理します。大体5℃~12℃くらいを目安にしてください。気温が0℃を下回ると傷みますので、最低気温が0℃以下になる日が来る前に5℃以上の場所へ移動してください。
低温処理の注意
どちらのケースでも花芽が目で見えるようになれば充分です。温かい室内に移動してください。花芽が出来ていたら20℃前後の温かい場所に移動させ、水をやって、生育を促します。
冬
寒さに弱いので室内で管理します。花芽ができればもう寒さに当てる必要はないので、0度以上、できればもっと暖かい、日当たりの良いところで管理します。
開花条件
葉っぱが8枚あると1つの軸が伸びて花が咲きます。ということは、それ以下だと花が咲きません。株がある程度は大きくないといけません。
病害虫
カイガラムシ・ハマオモトヨトウなどが発生します。
特にハマオモトヨトウが発生すると球根部分まで食べられて枯れることもあり、他のヒガンバナ科植物なども食害します。前もってオルトランを散布しておくと予防になります。
スイセンハナアブも同様に球根を食害します。室内で管理しているならあまり発生しませんが、それでも発生することはあるのでオルトランを散布しておいて損はないです。
特にハマオモトヨトウが発生すると球根部分まで食べられて枯れることもあり、他のヒガンバナ科植物なども食害します。前もってオルトランを散布しておくと予防になります。
スイセンハナアブも同様に球根を食害します。室内で管理しているならあまり発生しませんが、それでも発生することはあるのでオルトランを散布しておいて損はないです。
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