ヒガンバナ亜科の仲間まとめ

TOP > 雑記x最終更新画像投稿

ヒガンバナ亜科の仲間まとめ

このページではヒガンバナ科の中のヒガンバナ亜科(ネリネリコリスなど)の属の中でも園芸で利用されるものをまとめています(属の全てを記述していない)。ヒガンバナ科にはネギ類・ラッキョ・行者ニンニクなども入っていて、食用の種もありますが、基本的には毒を含む植物が多く、取扱・作業時には注意が必要です。

そんな毒草なんですが、ハマオモトヨトウという球根を食べる害虫がいて、全滅することもありますので栽培の際は注意してください。
このページはヒガンバナ亜科のみでネギ類・ラッキョ・行者ニンニクは含まれていません。
スポンサーリンク

ハマオモト属(クリナム属)

ハマユウ

ハマユウ(Clinum asiaticumasiaticum var. japonicum)は漢字で浜木綿と書く。夏(8月)に開花して、大きな種子を残し、これが海を漂流して海岸に流れ着いて発芽して株になります。種子は水がなくても発芽する。鉢植えにした場合、できるだけ大きな鉢でないと開花しません。

アフリカハマユウ

アフリカハマユウ(Crinum bulbispermum)は昔、インドハマユウ(Crinum latifolium)として日本に渡来し、現在は言い改められているのですが、インドハマユウとして流通している。テッポウユリのような花が一本の花茎から大量に咲きます。

ブルンスビギア属

ブルンスビギア属(Brunsvigia)は良い土で植えましょう。種子は水がなくても発芽します。輸入すると輸送中に発芽してモヤシになることが多いです。大きな球根は根を切ると機嫌を損ねて活動しなくなるので、ある程度の大きさになったら植え替えをしないようにします。

ネリネ属

ネリネ属(Nerine)はダイアモンドリリーとも呼ばれ、園芸品種がよく作られているグループ。庭植えより鉢植えに適しているとされます。リコリスと花も生育サイクルもよく似ています。春出葉(=冬休眠)のものと秋出葉(=夏休眠)のものとあります。

ネリネはサルニエンシス、クリスパ、ボーデニーとあとちょっとくらいしか店舗では見かけない。

ヒガンバナ属(リコリス属・Lycoris)

リコリス

リコリス(Lycoris)は本来はリコリス属全体を表す名前です。よって以下のリコリス属の植物も「リコリス」ではあります。リコリス属やその他の属との掛け合わせたものもリコリスとして流通していることが多いです。鉢植えより庭植えに適していて、鉢植えだと開花しないことがあります。

彼岸花(リコリス・ラジアータ)

彼岸花(リコリス・ラジアータ…Lycoris radiata)はよく田んぼの畦などに生えている赤い花。ヒガンバナ(彼岸花)の学名はリコリス・ラジアータなので、ネットではラジアータと呼ばれることも。日本で自生している彼岸花は基本的には3倍体で種子ができない。開花は秋のお彼岸ごろ(9月)。

コヒガンバナ

コヒバンバナ(Lycoris radiata var. pumila)はプミラとも呼ばれる。小彼岸花は彼岸花よりも開花が早く、見た目は同じだが花・葉・草丈も小さいとされる。彼岸花との最大の違いは「種子ができる」こと。道端に生えていることがあるのは、中国にあった二倍体の彼岸花を取り寄せたものが、自然に逃げたのではないかと思われます。販売・流通もしている。

ワラベノカンザシ

ワラベノカンザシはヒガンバナが除草剤の影響を受けて、変異したものではないかと言われている。花に白が入り、花茎・葉も本来の彼岸花に比べると小さい。ネットオークションでは知ってか知らずか、これが変種として出品されていることがあります。
花茎に白い斑や線がランダムに入っているなら除草剤の影響を植えている「ワラベノカンザシ」と思われます。

リコリス・インカルナタ

ヒガンバナ亜科の仲間まとめ:リコリス・インカルナタ
リコリス・インカルナタ(Lycoris incarnata)は別名タヌキノカミソリ。秋に開花するが、その後は葉が出ず、春出葉する。葉っぱが白っぽい。萎れる間際に赤みがさして綺麗。

リコリス・ジャクソニア

リコリス・ジャクソニアナ(Lycoris jacksoniana)は土が凍結すると枯れるので、少し深めに埋めるように植えると凍結は避けられる。夏に植えて、秋出葉。頑健で育てやすい。

キツネノカミソリ

ヒガンバナ亜科の仲間まとめ:キツネノカミソリ
キツネノカミソリ(Lycoris sanguinea var. sanguinea)は山野草のヤブカンゾウに似ているため誤食がある。オレンジの花を咲かせ、開花は8月。二倍体と三倍体がある。

ムラサキキツネノカミソリ(スプレンゲリー)

ムラサキキツネノカミソリリコリススプレンゲリー・Lycoris sprengeri)は中国原産のリコリス。10月開花。春出葉だが秋に葉っぱが出ることがあって、このあたりは他属同属と交配して性質が一定ではないから、かもしれない。

オオキツネノカミソリ

ヒガンバナ亜科の仲間まとめ:オオキツネノカミソリ
オオキツネノカミソリ(Lycoris sanguinea var. kiushiana)はキツネノカミソリより大きな花が咲く。雄蕊が突出している。開花は8月。

ショウキズイセン

ショウキズイセン(Lycoris traubii Hayward)は鍾馗水仙、もしくは鍾馗蘭とも。開花が9月で葉っぱで越冬して夏には枯れる彼岸花と同じ生育サイクルを経るので「黄色い彼岸花」としてネットオークションで売買されることがあるが、彼岸花の変種ではなく元々ある植物で、四国沖縄では自生している。
ヒガンバナとの交配種のシロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)やキツネノカミソリとの交配種のアケボノショウキランがある。

ナツズイセン

ナツズイセン夏水仙・Lycoris squamigera)はどこがスイセンに似ているのか分からないけど夏水仙と呼ばれる。本州から九州に自生している。帰化植物。

アキザキスノーフレーク属(アキス属)

秋咲きスノーフレーク

秋咲きスノーフレーク(Acis)は秋咲きスノーフレークという名前で流通し、学名が「アキス」なのでアキスと呼ぶこともある。「スノーフレーク」とは別属別種なので注意。ハマオモトヨトウが発生します。球根が手に入るのは夏の終わり〜秋の短い期間だけ。ホームセンターにない場合はネットで買いましょう。

スノードロップ属(ガランサス属)

スノードロップ

スノードロップ属(Galanthus)はスノードロップ、もしくは学名からガランサスと呼ばれることもある。開花すると花持ちがよい。

スノーフレーク属

スノーフレーク

スノーフレーク属(Leucojum)は育てやすく、愛らしい花が咲く。

ブルーアマリリス属(ウォルスレヤ属)

ブルーアマリリス

ブルーアマリリス属(Worsleya)は数年に一回しか開花しない、世界三大球根の一つ。これを育てるのはかなりマニアック。

ヒッペアストルム属(=一般的なアマリリス)

アマリリス

ヒッペアストルム属(Hippeastrum)は一般的に流通している「アマリリス」のこと。ギフトでもよく流通しています。育て方の詳細はを参考に。

クンシラン属(クリビア属)

ウケザキクンシラン

一般的に君子蘭クンシラン)と呼ばれるのは「ウケザキクンシラン(Clivia miniata=クリビア・ミニアータ)」のことだが、本来はクリビア・ノビリス(Clivia nobilis)のことでした。花が上を向いて咲いで派手だから、君子蘭の座を奪われたって感じです。よって現在流通しているのはほぼほぼウケザキクンシラン(Clivia miniata=クリビア・ミニアータ)。

ツバメズイセン属(スプレケリア属)

ツバメズイセン

ツバメズイセン(Sprekelia formosissima)は夏に開花し、冬は葉っぱがなくなり、春になるとまた葉が出る春出葉型。13度以上で葉っぱを残して越冬することも可能。耐寒温度は0度で土が凍結すると枯れます。軒下戸外で越冬は地域によっては厳しい。

タマスダレ属(ゼフィランサス属)

タマスダレ

タマスダレ(Zephyranthes candida)はタマスダレ属(ゼフィランサス)の中で一番流通している種なので、タマスダレ(ゼフィランサス)で流通していることが多いです。白い花が開花する。開花は夏から秋。植えっぱなしで毎年開花するので非常に便利。寒さにも強いが、寒冷地では冬に葉っぱがなくなる(暖地中間地では常緑)。雨の後に開花するレインリリー

サフランモドキ

サフランモドキ(Zephyranthes carinata)はサフランに似たピンクの花を咲かせる種。雨が降ると開花しやすいが、降らなくても開花はする。6月〜10月に開花する。寒さに弱い半耐寒性で、暖地だと戸外で越冬し、九州の長崎では畦道に群生しているらしいです。

スイセン属

ニホンスイセン

ニホンスイセン(Narcissus tazetta var.chinensis)はスイセン(Narcissus tazetta)の変種で冬に開花し、葉っぱがそのまま残って、夏までに地上部が枯れる。植え付けは秋(10月)。ノビルと間違えて誤食することがある。

その他の属

たまに見かける属を以下に羅列しました。これ以外にもヒガンバナ亜科はあります。あくまで日本で取引があるか、話題に上がるものを挙げています。
ハブランサス属(Habranthus)
ブーファン属(Boophone)
クロッシネ属(Crossyne)
キルタンサス属(Cyrtanthus)
マユハケオモト属(Haemanthus)
ヒメアマリリス属(Griffiniopsis)
フィセラ属(Phycella)
ロドフィアラ属(Rhodophiala)
トゥラウビア属(Traubia)
フェドラナッサ属(Phaedranassa)
フィロリリオン属(Pyrolirion)
ササガニユリ属(Hymenocallis)…ヒメノカリスで流通する。スパイダーリリーの一つ。
クリナンサス属(Clinanthus)
スポンサーリンク
記事が気に入ったら拡散をお願いします。
はてブ LINE

ヒガンバナ亜科の仲間まとめのカテゴリ・タグ

一覧ヒガンバナ科

雑記

関連する花BBSの投稿

スポンサーリンク