ニホンスイセン(日本水仙)

科名 | ヒガンバナ科 |
属名 | スイセン属 |
学名 | Narcissus tazetta var.chinensis |
別名 | 日本水仙 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
- 日本水仙(ニホンスイセン)の育て方
- 日本水仙(ニホンスイセン)の水やり
- 日本水仙(ニホンスイセン)の肥料
- ニホンスイセンの植え付け・植えかえ
- ニホンスイセンの作業
- ニホンスイセンの栽培可能地域
- ニホンスイセンの管理場所・日当たり
- ニホンスイセンの病害虫
- SNSボタン・関連記事
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日本水仙(ニホンスイセン)の育て方

ニホンスイセン(日本水仙)はヒガンバナ科の球根植物。球根にも葉にも毒がある。秋に植えて冬に開花して夏までに地上部が枯れる。庭植えにした場合は数年植えっぱなしでもいい。香りの強い、白花びらに黄色ラッパの花が咲く。白い花びらに白ラッパはペーパーホワイトという種。見慣れた花ではあるが、人気がある。中国から持ち込まれたか漂着したっぽい。日本ではほぼ同じもの。中国のニホンスイセンも中東から伝わったもの。
まとめ
●ニホンスイセンはヒガンバナ科の球根植物。オーソドックスだけど割と人気な植物。頑健でよく増える。
●乾燥気味に水やりする。
●発芽後から肥料をやる。
●香りがいい。
●来シーズンのために葉っぱが黄色くなるまで日光に当てて太らせる。
●ニホンスイセンは夏の休眠時期に水をやると発芽が早く、開花も早いし、生育もよい。
●ニホンスイセンはヒガンバナ科の球根植物。オーソドックスだけど割と人気な植物。頑健でよく増える。
●乾燥気味に水やりする。
●発芽後から肥料をやる。
●香りがいい。
●来シーズンのために葉っぱが黄色くなるまで日光に当てて太らせる。
●ニホンスイセンは夏の休眠時期に水をやると発芽が早く、開花も早いし、生育もよい。
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日本水仙(ニホンスイセン)の水やり
水やりニホンスイセンは球根で球根の中に水分を溜め込んで基本的には乾燥に強く水やりが多すぎると球根が腐って枯れてしまいます。
庭植えの場合は、植え付け後の2週間ほどは根が土に広がっていないので水やりをするが、その後は雨だけでほぼ十分。あまりに雨が降らずに土が乾燥していたら水をやる程度。
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。冬は午後以降に水やりすると水が凍って球根にダメージがあるので避けた方がいいです。
日本水仙(ニホンスイセン)の肥料
肥料発芽後に2週間に一回、薄い液体肥料を水の代わりにやります。もしくは緩効性固形肥料を2ヶ月に一回やる。窒素が多いと花が咲きづらくなり、軟腐病などの病気になりやすい。といっても8-8-8などの窒素が多めにならなければいいです。
花が終わっても肥料を継続します。この肥料は球根を太らせて来年開花させるためのものものです。
ニホンスイセンの植え付け・植えかえ
植え付け時期(10月)
植え付け時期10月に植える。スイセンは寒さに強いのですが、寒くなると根が広がらないので早めに植えて根を広げます。ニホンスイセンは夏に掘り上げず、植えっぱなしにして夏もちょいちょい水をやっていると発芽も早く、花も先やすいので、植え付けるのは10月と言わず、早めでもいい。
●日本スイセンは植えっぱなしでいい。
●8月から球根が出回る。10月ごろに店に売ってる球根は乾燥してカラカラになっているものが多いので購入して鉢植えに植えて日陰に管理してもいい。
●8月から球根が出回る。10月ごろに店に売ってる球根は乾燥してカラカラになっているものが多いので購入して鉢植えに植えて日陰に管理してもいい。
ニホンスイセンの用土
用土一般的な培養土か、自作するのであれば赤玉土7腐葉土3を混ぜたものを使います。庭土の場合は、庭土に腐葉土を二割か三割ほど追加して、元肥として緩効性肥料を入れてよく混ぜて用土とします。
●元肥が多いと根が肥料焼けをして、広がらず開花もしない。常識的な量であれば問題ないが、そういう可能性もある。
鉢植えの植え付け手順
鉢植えの植え付け手順鉢植えの場合は、鉢底に網を敷いて穴を塞いで、軽石を3cmほど入れて、用土を入れていき、球根を植えます。鉢植えの場合は球根の頭が地表にちょっと出ているか、見えるかくらいの浅植えにする。最後に水をやって完成。
●浅植えにすると、分球しやすく、小さな子玉が増える。子球根は大きくならないと開花しないので、植え替えの時に別に植えて育てて太らせてから開花させる。
●鉢植えは密生して花が咲きづらくなるので、毎年植え替えたいが、面倒なので2年に一回でもいい。
●鉢植えは密生して花が咲きづらくなるので、毎年植え替えたいが、面倒なので2年に一回でもいい。
庭植えの植え付け手順
庭植えの植え付け手順深さ30cmほど掘り返して庭土に腐葉土を二割か三割追加して、元肥として緩効性化成肥料を入れてよく混ぜて用土とします。半分の土を戻して、球根を配置します。球根の上が地表から5cmくらいの深さに植えます。用土を入れて水をやって完成です。
株同士は15cm以上空けるが、密生させた方が綺麗。ただ、密生させると掘り上げるまでの期間が短くなるので15cmから20cmくらいにしておく。
ニホンスイセンなどはノビル・ハタケニラ・エシャロットと葉っぱが似ているため誤食することがある。家庭菜園がある場合は、近くに植えないようにする。もしくは植えない。山菜に似た毒草の一覧を参考に。
●庭植えの場合は、深植えにする。深植えにすると球根が太り、分球は少なめになる。
●庭植えの場合は基本的には植えっぱなし。夏に地上部が枯れても掘り上げない。株分けする時だけ夏に掘り上げて10月に植え付ける。
●それでも毎年、分球して密生していき、密生したために日光と肥料の取り合いになって小さな子球根が増え、花が咲かなくなる。そこで3年に一回か数年に一回掘り上げて株分けして上直します。
●庭植えの場合は基本的には植えっぱなし。夏に地上部が枯れても掘り上げない。株分けする時だけ夏に掘り上げて10月に植え付ける。
●それでも毎年、分球して密生していき、密生したために日光と肥料の取り合いになって小さな子球根が増え、花が咲かなくなる。そこで3年に一回か数年に一回掘り上げて株分けして上直します。
ニホンスイセンの作業
開花(12月〜1月)
開花についてニホンスイセンの花期は12月〜1月。この時期に開花していなければ葉っぱしか出ない。12月の時点でツボミがない場合は年越しても花は咲かない。開花しないのは、球根が十分に太っていないか、寒さに当たっていないため。ニホンスイセンは0度前後の寒さに1ヶ月ほど当たらないと花芽がつかず、開花しない。
●地域によっては十分な寒さに当たらず、開花しない。
花後(3月から5月)
開花後花が終わったら花を摘んでしまう。葉っぱは切らず、そのままにしておきます。葉っぱは残して、光合成させ、球根を太らせます。肥料をやることでよく太ります。この時期にしっかりと太らせることで来年、開花しやすくなります。
葉っぱが黄色くなって枯れ込んできたら葉っぱを刈り、必要であれば掘り上げて株分けします。鉢植えであれば理想としては毎年植え替え。庭植えは数年に一回植え替え。
●球根が太らないと開花せず、庭植えにしていても肥料(か堆肥や腐葉土)が不足すると来年、開花しづらい。
●腐葉土や堆肥がたっぷりある庭土だと肥料がなくてもしっかり開花する。
●腐葉土や堆肥がたっぷりある庭土だと肥料がなくてもしっかり開花する。
夏の管理(7月8月)
夏の管理夏には地上部がなくなる。株分けするのであれば掘り上げて、涼しいところで管理しておく。植えっぱなしにした球根には水をちょいちょいやっておいた方が秋に発芽しやすく、開花しやすい。
●スイセンの種類によっては夏に強い乾燥に逢わないと開花しない。ニホンスイセンは夏に強い乾燥に逢わなくていい。
株分け(7月8月)
株分け地上部が枯れ込んだら掘り上げて、10月に植え付ける。親球根の横に「子球根」ができているので、取れるなら剥がして別々に植える(無理に剥がさない)。小さいと開花しないので、植えつけて発芽させ、肥料をやって太らせる。太れば翌年は開花する、かもしれない。
●数年に一回掘り上げる。そのまま放置しているとガチガチになって掘り上げること自体が大変になる。
●掘り上げて小さな球根は開花するまで2年かかるので、不要なら廃棄する。そこいらへんに投げていると根付いて2年後に開花する…ってことはよくある。
●掘り上げて小さな球根は開花するまで2年かかるので、不要なら廃棄する。そこいらへんに投げていると根付いて2年後に開花する…ってことはよくある。
ニホンスイセンの栽培可能地域
中国・関西・中部・関東南部・関東北部・東北南部・東北北部・北海道ニホンスイセンの管理場所・日当たり
日当たり日光を好み、日光に当てないと球根が太らず、花が咲かない。半日陰でも花は咲きづらい。とにかく日当たりで。
ニホンスイセンの病害虫
ウィルス病葉っぱにモザイク状の模様が出来る。原因はウィルス感染で感染するともう治療はできない。徐々に弱って枯れていく。ウィルスに感染した植物を切ったハサミで洗わないで使い回すと感染する。またアブラムシなどの害虫からも感染するし、感染した個体と触れるだけでも感染する。
感染した個体があったら即、掘り出して廃棄する。じゃないとすぐに広がる。
軟腐病
春以降に球根が腐る。水のやりすぎ・用土の水捌けが悪かったり、肥料に窒素が多いとなりやすい。風通しをよくするとある程度は予防できる。発症すると一気に進行する。
アブラムシ
葉や芽にたかって汁を吸う。ウィルス病をうつすので早めに駆除する。薬剤を散布してもいいし、テデトールしてもいい。
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