ペチコートスイセンの育て方…ペチコートってなに?

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ペチコートスイセン
目次
ペチコートスイセンとは?特徴は?
水やり
肥料
植え替え・植え付け
管理場所
病害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
ペチコートスイセン
科名
ヒガンバナ科
属名
スイセン属
学名
Narcissus bulbocodium
別名
ナルキッスス・バルボコディウム、ペチコートスイセン
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
ペチコートスイセンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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ペチコートスイセンとは?特徴は?

ペチコートはヨーロッパ南西部・北アフリカに自生するヒガンバナ科スイゼン属の球根植物学名はナルキッスス・バルボコディウム。鮮やかな黄色、細い葉っぱと、何より独特の形状から改良された園芸品種!のような気がするんですが、スイセンの原種。

ちなみにペチコートはスカートやワンピースの下に履くスカートの形の下着のこと。下着なのか…

この形状のスイセンをバルコディウム以外でも「ペチコートスイセン」と呼びます。育て方は大体同じです。どれも水やりは基本的には乾燥気味にしておきます。水やりが多いと球根が腐ります。種によっては過湿に弱いので、乾燥気味を心がけましょう。

秋に葉っぱを出し、冬から春に花を咲かせる。といっても開花の本番は3月〜5月の暖かくなってから。雨季と乾季のある地域の植物で、夏になると地上部が枯れます。冬の寒さにはそこそこ強くて中間地暖地では問題なく越冬できますが、凍結すると枯れます。

球根はそのまま植えっぱなしで毎年、開花してくれます。
草丈10cm〜30cm
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水やり

地植えの場合は自然の雨だけでいいです。

鉢植えの場合は、地上部がある時期は土が乾いたら水をやります。基本的には乾燥気味をこころがけた水やりにしましょう。気温が上昇して葉っぱが黄色くなってきたら、水やりをストップしましょう。

9月に気温が25度〜20度くらいになって、涼しくなってきたら水やりを再開します。

肥料

葉っぱが地上にある間は2週間に一回液体肥料をやります。追肥をすることで球根が太り、開花しやすくなります。

植え替え・植え付け

時期・頻度

植え付けは休眠から目覚める直前の8月〜9月。

できれば毎年、植え替えをした方がいいですが、植えっぱなしでも翌年開花します。密生して、蒸れて、花が少ないなら植え替える、でもいいです。

掘り上げたときに球根に小さな球根がくっついていて、これを剥がして新株にすることができます。分球ですね。無理に剥がさずに、ちょっと触ったらベリっと剥がれるなら分ける程度にしておきましょう。

種まきからも増やせますが、性質を受け継がないので、同じ花が咲かないかもしれません。同じものを増やしたりなら、球根の株分がいいですよ。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢の植え付け手順

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、球根は球根の3倍の深さ(もしくは深さ3cm)、株同士も球根の3倍(3cm〜5cm)を空けて配置します。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

地植えの植え付け

ペチコートスイセン:地植えの植え付け
深さ20cmを掘り、土に腐葉土か堆肥を2割ほど入れ、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜておきます。穴に土を半分戻し、球根が深さ5cm、株間3cm〜5cmになるように植えます。最後にしっかりと水やりをして完成です。

スイセンは球根から出た茎から根が出て、その根から水や肥料を吸収して生育するので、深めに植えるといいです。

管理場所

地上部がある時期(秋・冬・春)は戸外の日当たりでできるだけ管理し、しっかりと生育させます。しっかりと生育することで開花が増えます。

冬の寒さにはそこそこ強くて、霜くらいは問題ないんですが、土が凍結すると枯れますし、乾燥した寒風が当たると花芽が枯れてしまうこともあります。といっても、関東南部以西の平野部では植えっぱなしで越冬可能です。

夏の暑さで地上部が枯れて休眠します。葉っぱが黄色くなってきたら水やりはストップします。もしくは掘り上げてネットに入れて日陰に吊るしておきます。
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病害虫

白絹病
土にカビが広がる病気で、発生するとなかなか駆除しきれない。とはいえ、水はけの良い土なら、発生しないし、水やりを減らせば予防できます。

ウィルス病
アブラムシなどの害虫や、ナイフやハサミといった園芸道具が触れるだけでも感染します。感染してもすぐには枯れるわけじゃない。葉っぱの色がボンヤリとしたムラのあるものになっていたら、感染している可能性がある。ただ、分かりやすい症状が出るとは限らないので、判断がしにくい。一気に枯れるのではなく、徐々に弱りつつ、他の株に感染していく。感染したら株ごと廃棄する。

アブラムシ
汁を吸う虫。これで枯れることはほとんどないが、ウィルス病に感染させるので、駆除しておく。

ナメクジ
葉っぱを食べることがある。誘因駆除剤を使っておきましょう。
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