アフリカハマユウの育て方
目次
アフリカハマユウ(印度浜木綿)とは?花言葉管理場所水やり肥料植え替え・植え付け剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アフリカハマユウ
- 科名
- ヒガンバナ科
- 属名
- ハマオモト属
- 学名
- Crinum bulbispermum
- 別名
- 印度浜木綿
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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アフリカハマユウ(印度浜木綿)とは?
明治にインドハマユウ(Crinum latifolium)として渡来したが、Crinum latifoliumとは別種のアフリカハマユウ(Crinum bulbispermum)だったということで、現在は言い換えられてきている。
日本でインドハマユウと呼ばれる植物はCrinum latifolium、Crinum bulbispermumとは別にCrinum zeylanicumもあり、ややこしいが基本的に日本で流通しているのはアフリカハマユウ(Crinum bulbispermum)がほとんど。ちなみにアフリカハマユウは花柄(花を支える茎)が長く、本来のインドハマユウはこれがほとんどない。現在もインドハマユウとアフリカハマユウは混同されたままです。またアメリカではCrinum bulbispermumとCrinum longifoliumが混同されているため、さらにややこしい。
ややこしいのもありますが、性質(育て方)が同じなので、
ハマユウ・アフリカハマユウといった
クリナム属は全て「クリナム」として流通していることが多い。
アフリカハマユウの原種の花は赤い筋が入っていることが多いが、園芸種は真白・ピンク・赤などあります。花は
テッポウユリによく似ています。冬は休眠し、春に植え付け、春になると芽を出し、夏に開花します。夏の夜に開花し、虫を呼び寄せます。
種子は海を漂流して砂浜で発芽して自生地を広げていきます。
栽培は簡単な部類で、問題となるのは休眠(冬)の寒さくらい。これも鉢植えにして室内に取り込めば問題がないです。本来は常緑
多年草だが、日本では冬に地上部が枯れるのが一般的。庭植えにして越冬が可能であれば植えっぱなしで便利です。
草丈開花すると100cm〜150cm
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花言葉
花言葉は「どこか遠くへ」「あなたを信じます」「快楽」「清潔」です。
管理場所
日当たりのよい場所を好む。春〜秋は戸外の日当たりで管理する。
耐寒温度は5度と寒さに弱く。霜の降りる地域では鉢植えにして冬は室内に取り込むとされる。実際はもうちょっと寒さに強いらしい(0度以下でも枯れない?)。ネットで検索すると、霜除けするか、軒下で管理し、球根の周囲に透明ビニールのドームを貼れば越冬するとされる…が、そんな面倒はことしてる人はいない。
千葉で路地植えで何もしなくても越冬している人がいるので、関東以西で
霜が球根を直撃さえしなければ枯死はしない。何かの木の下とか、軒下が適しています。ただし、土が凍れば、当然枯れます。
水やり
鉢植え
鉢植えにした場合、春から秋の生育時期は土が乾いていたら水をやります。生育しているので水が切れやすいので気をつけます。特に夏(高温・乾燥時期)は、朝と夕方の2回、しっかりと鉢底から水が染み出すくらいにやってください。
冬は地上部があるなら
水やりを継続します。地上部がないなら水やりはストップします。
庭植え
庭植えにした場合は、よほど乾燥しない限りは水やりは不要です。年間を通して自然に降る雨だけで十分です。
肥料
鉢植えであれば、春から秋の葉っぱがある時期に液体
肥料を週一回やるか、春(5月)と秋(9月)に緩効性固形肥料をやります。
庭植えにした場合も肥料が切れないように5月〜10月の地上部に葉っぱがある時期は緩効性化成肥料を1ヶ月に一回か2ヶ月に一回やります。肥料が少ないと葉っぱの色が悪くなります。
植え替え・植え付け
時期
3月〜5月の活動が始まる直前に庭への植え付け、鉢の植え付け・植え替えをします。植え替えの時に分球させて株分けします。庭植えにした場合は基本的には植えっぱなし。分球させるときに掘り上げるくらいです。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
水捌けのよい土を好むので、庭植えにする場合は、庭土に対して2割ほどの腐葉土か
堆肥を追加し、川砂などを追加して水捌けをよくする。もしくは
高植えにして
水はけをよくする。
植え付け手順
鉢植えは8号〜
10号鉢に対して球根一つ。庭植えにするのであれば、株同士は30cm〜40cmほど空けるようにします。
鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、球根を入れます。アフリカハマユウは深植えにせず、球根の上部が地上部に出ているように埋めます。球根の周囲に子株(新しい球根)がつきます。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。すでに求婚から根が出ている場合は、根を広げて、根の間に土が入るように植え付けてやります。
剪定・切り戻し
花が終わったら、花を根本から切ってしまいます。花を咲かせると株が弱ってしまい、次の花が咲きづらくなります。ただし、種子を採取したい場合は残しておきましょう。
病害虫
アフリカハマユウは
ヒガンバナ科植物で、全体に毒があり、あまり
害虫は発生しないとされる。
アブラムシが多少発生するくらい。
しかし、
天敵の
ハマオモトヨトウが発生する。ハマオモトヨトウはヒガンバナ科の球根を食べる虫で、葉っぱの裏に卵を産み、孵化すると凄まじい食欲で食い尽くし、全滅させることがある。食い尽くされなくてもダメージで翌年の開花が鈍くなる。発生したらデテトールするか、追いつかないなら薬剤で駆除する。前もって
オルトランを散布しておくとかなり予防できる。
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