一番上に戻る

ハブランサスの育て方

TOP > ヒガンバナ科 > 管理
ハブランサス
目次
ハブランサスとは?
水やりと肥料
植え付け・植えかえ
種まき
管理場所・日当たり
病害虫・剪定
由来など
関連記事
学名などの基礎データ
ハブランサスの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ハブランサス
科名
ヒガンバナ科
属名
ハブランサス属
学名
Habranthus
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
スポンサーリンク

ハブランサスとは?

育て方の概要
ハブランサスはヒガンバナ科球根植物。寒さに強い品種は常緑。雨が降ると開花するのでレインリリーとも呼ばれる(ゼフィランサスも同様にレインリリーと呼ばれるけど)。見た目はゼフィランサスとほぼ同じ。ゼフィランサスが上向きに開花するのに対してハブランサスは横向きに咲きがち(ただしゼフィランサスの中にも横向きに咲きがちな品種もあるから当てにならない)。庭植えの場合はほぼ植えっぱなしだが、混み合ってくると開花しなくなるので四年か五年に一回、掘り上げて株間を開けて植え直す。
落葉せず球根に葉っぱについたままなので掘り上げるタイミングが分からないが、無視して植え替えしないといけないときに植え替える。
大きさ・草丈15cmから40cm
まとめ
●ハブランサスはヒガンバナ科の常緑の球根。品種・地域によっては冬に寒さで休眠するが、そうじゃなければ冬も常緑。
●初夏に一斉に開花する。
水やりは普通。夏の乾燥時期に水切れしないように注意する。冬も同じように水やりをするんですが、地上部が枯れて休眠したら水やりはストップする。
●秋に肥料をやる。

ヒガンバナ亜科の仲間まとめ
スポンサーリンク

水やりと肥料

水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。ただし、夏の日照りに弱いので乾燥する時期はしっかりと水をやること。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は水やりをしないでください。根腐れを起こします。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。
夏の水やり
夏に開花しているんですが、夏の乾燥時期と重なっていて、このときに水不足になると開花が止まるんで、気をつけましょう。
冬の水やりの注意点
寒さで地上部が枯れて休眠することがあります(品種と地域による)。地上部が枯れていたら水やりをストップしてください。休眠していると水を吸い上げないので水をやっていると腐って枯れてしまいます。
肥料
植え付け・植え替えの時に緩効性固形肥料をやっていれば、追肥として秋に緩効性固形肥料をやればいいです。

植え付け・植えかえ

植え替え時期
春に植え替えをする。冬にも地上部が枯れないことがあるんですが、植え替えるときは葉っぱがついたまま掘り出して植え替えをしてください。
用土
水はけの良い土を好む。普通の土でもいい。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。もしくは培養土に1割ほど軽石を混ぜると水はけがよくなってなお良い。
植え付け・植え替え
鉢植えの場合は、鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。株同士は4cmほど空けて、土を1cmほど被せます。深く植えるとよくないです。
●植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落として植え替えをします。
6号鉢に7個くらい。
●株間を4cmにするのはある程度は群生させた方が綺麗だから。
●植え替えは春にします。このとき分球して株を増やします。ハブランサスはあんまりに密生すると花が咲きづらくなるので、数年に一回は分球して株間を空けてやります。

庭植えの場合は、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は4cmほど空けて、土を5cmかそれ以下ほど被せます。深く植えるとよくないです。
●庭植えも鉢植えも植え付け時に緩効性肥料を混ぜる。一般的な培養土には最初から肥料が入っているので不要。

種まき

種まきでも増えるが…
開花後に種子ができます。放置していると種子ができて、株が若干弱るので、種子を取らないのであれば花茎は根元から切って取り除いてください。種子から株を増やすこともできるんですが、開花まで二年か三年ほどかかるので、あんまりおすすめしない。
種まき
乾燥すると発芽しにくくなるので、採取したらすぐに撒く。光があたらないと発芽しないので、土は軽く被せて、水を霧吹きでやる。発芽まで二週間ほど。

管理場所・日当たり

日当たりで
日当たりを好む。半日陰でも育つが、日当たりじゃないと花が少なくなるので出来るだけ日当たりで。

関東以西では戸外で越冬する。戸外でも霜の当たらない軒下に移動させる。北関東では軒下いでも微妙。室内の明るいところに移動させる。土が凍結すると球根が枯れるので、寒冷地では絶対室内へ。霜にも当てないように。

病害虫・剪定

害虫
ハマオモトヨトウが発生する。球根を食べる虫で、前もってオルトランを撒いておくと予防できます。発生したら薬剤を散布して早々に駆除します。
剪定
花がしぼんだら摘む。放置していると種子を作り、種子をつくると次の花が咲きにくくなり株や弱りやすくなる。また花が腐って病気になることもある。

由来など

乾季から雨季に入って雨が降ると開花するのでレインリリー。日本でも6月の梅雨後に開花する。
スポンサーリンク

ヒガンバナ科

ハマユウ
ハマユウ(ハマオモト)の育て方…球根の植え方は?
ヒガンバナ科
ティタティタ
ミニ水仙・ティタティタ(テータテート)の育て方
ヒガンバナ科
サフランモドキ
ゼフィランサス・サフランモドキの育て方…ピンクのタマスダレ!他に似ている花は?
ヒガンバナ科