ナガミヒナゲシの性質と駆除
目次
ナガミヒナゲシは育ててはいけない駆除する方法関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ナガミヒナゲシ
- 科名
- ケシ科
- 学名
- Papaver dubium
- 別名
- 長実雛罌粟・長実雛芥子・ナガミー
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- チャレンジャー
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ナガミヒナゲシは育ててはいけない
ナガミヒナゲシ(通称ナガミー)は、
ケシ科に属する
一年草で、通常は1株で8万〜20万もの
種子をつける凄まじい繁殖力を持つ
雑草です。その繁殖力から、「オレンジの悪魔」とも呼ばれ、見た目がかわいいため女性が注意を払いにくい特徴があります。その可愛らしい外見と凶悪な繁殖力から、ネットの掲示板ではいじられキャラとして扱われています。
ポピーの葉に似ていることもあり、誤ってポピーを抜こうとすることがあるそうです。
でも、栽培自体は違法ではないです。
アフリカの太鼓
この植物は実の形状から「アフリカの太鼓」や「小型太鼓」とも呼ばれ、未成熟な「青い」種子からでも発芽する特性があります。特定外来植物として指定されていませんが、その繁殖力が生態系に悪影響を与える可能性があるため、今後の展開が不透明です。
ナガミーテロ
ナガミーテロとしても知られ、その名の通り、庭に放置されることで簡単に広がる可能性があります。
除草剤の影響を受けて白い花が咲くこともあるようですが、これは本来の花色とは異なります。
駆除が追いつかない
一年草であるため花が咲いて結実する前に抜くことで、来年の繁茂をある程度防げる可能性がありますが、そのくらいでは駆除はまず不可能。土壌を選ばず、タイヤなどに種子が付着して移動することもあり、除草作業が追いつかないです。
なお、ナガミヒナゲシの栽培自体は違法ではありませんが、「アツミゲシ」(通称アツミー)はPapaver dubiumのことを指し、こちらは栽培が違法な植物です。
アルカリ性でも生えてくる
石灰を散布して土をアルカリ性にすると、ほとんどの植物は生えて来なくなるが、
スギナとナガミヒナゲシは生えてくる。
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駆除する方法
ナガミヒナゲシは放置していると群生します。大量の種子を作るのですが、宿根ではなく一年草なので、種ができるまえに取り除けば来年の発生は抑えられます。
ただ、近所で生えていると、あなたの庭で頑張って駆除しても、そこから飛んでくるため、どうにもならないこともあります。
開花する前に引っこ抜くか、除草剤で枯らせましょう。除草剤が便利です。
引っこ抜く際は、ナガミヒナゲシにはアルカロイドが含まれていて、触れるとカブレるので、軍手やゴム手袋をしておきましょう。
開花後に刈り取った場合はゴミ袋に入れて、ゴミの日に出します。ナガミヒナゲシは未熟な種子でも発芽し、発芽能力はなかなか落ちないため、開花後の刈り取りでもすでに種をつけており、そこら辺に投げていると来年、出てきます。
必ず、ゴミ袋に入れて広がらないようにして廃棄しましょう。
できれば開花前に引っこ抜くか除草剤で枯らしたい。
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