スギナ(ツクシ)の駆除と性質のまとめ
目次
スギナとは?スギナの性質駆除方法植え付け・植えかえ管理場所・日当たり最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- スギナ
- 科名
- トクサ科
- 属名
- トクサ属
- 学名
- Equisetum arvense
- 別名
- ツクシ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- チャレンジャー
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スギナとは?
スギナは
トクサ科の植物で
雑草。地下茎でも増えますが、胞子からでも増える。近所でツクシを摘んできて、あたりに胞子を撒けば翌年からスギナとツクシが生えてきます。
とにかく頑健で、土をそっくりやり変えても駆除できるかどうかは怪しい、そのくらい強いです。
アレルギーの原因にもなる。
ツクシはかわいいのですが、庭に植えたほかの植物の領域を犯して、他の植物の生育不良を起こします。育てるのはやめましょう。スギナは細くぱっと見には綺麗なので「ま、いいか」となりがちですが繁殖力の強さにはすぐに辟易する。
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スギナの性質
スギナは春になるとツクシを伸ばし、ツクシから胞子を飛ばして、繁殖します。そうして広がったスギナは成長して、地下茎を伸ばして、群生します。群生したスギナは地下茎に栄養を溜め込み、芋を作って栄養を溜め込みます。
冬になっても地下茎は根を下へと伸ばし、深いところまで伸びるため、薬剤を散布して枯らしたように見えても、内部までは枯れておらず、深いところに残っていた地下茎を伸ばしてまた生えてきます。なので、生えてきたら早めに、かつ、何度も
除草剤を散布しないと駆逐は難しいです。
駆除方法
バーナーで焼く
スギナは細くバーナーで焼くと表面が綺麗になる。地下の根まで焼けないので一時凌ぎにすぎない。
根を掘り出す
スギナが生え始めた最初の段階であれば、根を掘り出せば駆除も可能です。その後、深いところまで根が食い込んでしまうと、掘っても掘っても、スギナの根があり、残っている限りはいつかまた生えてきます。
除草剤で駆除する
一般的な除草剤を撒いてもスギナだけが枯れないってことがあって、他の雑草が枯れて、スギナだけが残って一面スギナになることがある。除草剤(「はやわざ」とか「はや効き」)が効きやすい。グリホサート系(ラウンドアップ系)でもいいです。グリホ系の方が一般的で手に入りやすいです。
グリホサート系を説明書きよりすこし濃いめに希釈して、これを庭に散布します。散布すると浸透してスギナが枯れるのですが、しばらくすると、またオレンジ色のものが出てきます。これにまた同様に散布して枯らし、さらに出てきたものに散布してと、大体3回か4回やると駆除できます。
●MCPP液剤とグリホサート系の両方を使うといいです。スギナが20cmになったらMCPP液剤を使い、その二日か三日後にグリホサート系を使い始めると、効果はより強いです。スギナはそのくらいの強敵です。
●スギナにはケイ素、鉄、亜鉛、カルシウム、
カリウム、ナトリウムなどのミネラルが含まれている。スギナを緑肥にしたほうがいい!って人もいるけど、やめた方がいいです。
スギナは肥沃な土には生えない?
スギナは肥沃な土地には生えない、
腐葉土や
堆肥を混ぜ込むと生えなくなる、また空気中の窒素を土に取り込む
マメ科植物を植えると同様に生えなくなるとも言われますが、そんなこともないです。
肥沃な土でもちゃんとスギナは生えてきます。
石灰をまくとスギナは生えない?
スギナはどんなpHでも育ち、中性でもアルカリ性でも、
酸性でも育ちます。他の植物が育たないような環境で育つため、「酸性を好む」という誤解が生まれ、
石灰をまくとスギナが生えてこないという誤解がありますが、実際にはちゃんと生えてきます。
植え付け・植えかえ
酸性の湿り気のある
用土を好みますが、基本的に頑健で何処でも生育します。酸性を好むと書きましたが、石灰で中和しても枯れるわけではないです。予防にもなりません。
スギナは地下茎で横へと広がります。そこでブロックなどで区割りすれば地下茎は止められるのですが、ツクシをはやして胞子を飛ばしても増えますので、ブロックを越えて繁殖します。
地下茎を埋めればすぐに広がります。近所から抜いてきて埋めるとあっという間に広がります。やめときましょう。
管理場所・日当たり
日向で湿気ている場所を好みます。
最後に…
他の繁殖力の強い植物や、
庭に生える雑草については
を参考にしてください。
草取りをしたのちの処理については
を参考にしてください。
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トクサ科