タラヨウ(ハガキノキ・郵便局の木)ってなに?育て方は?
目次
タラヨウの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所剪定・切り戻し病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- タラヨウ
- 科名
- モチノキ科
- 属名
- モチノキ属
- 学名
- Ilex latifolia
- 別名
- ハガキノキ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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タラヨウの特徴は?
タラヨウは
モチノキ科モチノキ属の常緑高木。
雌雄異株で、春に開花し、10月〜11月になると赤い実がなる。葉っぱの裏に先が尖ったもので傷をつけると黒い線が浮かび上がることから、戦国時代に文字を書いて情報のやり取りをしたという話があり(実際かどうかは分からない)、これが葉書(ハガキ)という言葉の語源となっているとされる。ちなみにタラヨウのタラもタラジュという、葉っぱに文字が書ける
ヤシ科植物にちなんでいます。
ところで、タラヨウだけでなくモチノキ属の植物は葉っぱに傷をつけると変色するのですが、中でもタラヨウがもっとも葉っぱが大きく、文字が書きやすかったから、使いやすく、「ハガキノキ」と呼ばれたのだと思われます。
日本ではタラヨウは寺社によく植えられていて、現在では郵便局の木ともされ、郵便局の近くに植えられていることがあります。ちなみに実際にタラヨウの葉に書き込んで不定形ハガキとして使うこともできます。といっても、不定形ハガキってのは他の葉っぱでも使えるので、タラヨウが特別ってわけじゃないです。
樹高が高くなるので、一般家庭では植えられないが、成長が遅く、管理はしやすいので上に挙げたように寺社などには植えられている。
樹高10m〜20cm
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水やり
自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。あまりに日照りが続くのであれば、様子を見て
水やりをしましょう。
肥料
2月に寒肥として
油粕を根に当たらないように埋めるか、化成
肥料を説明書きの規定量だけまきます。肥料がないから枯れるということはないので、なくてもいいですが、あったほうが多少は生育が良いので施肥するといいです。
植え替え・植え付け
時期
活動が止まっている落葉時期に植え付けをします。
用土
庭土に
腐葉土か
堆肥を混ぜて
用土とします。
植え付け手順は?
深さ40cm〜50cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して2割か3割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株が麻布に巻かれている場合は、そのまま植えます。根鉢にビニールや針金が巻かれている場合は取り除いてから植えてください。
管理場所
日当たりがこのましいが、
半日陰くらいでも育つ。成長が遅い植物で、日当たりが悪いと生育がさらに悪くなるので、できれば日当たりで育てましょう。
寒さには強い。
剪定・切り戻し
剪定はなくても樹形は整いますし、成長が遅く、芽吹きが遅いので、剪定すると取り戻すのに時間がかかるので剪定は控え、大きくなりすぎたら剪定して、小さく抑えるようにする。太い枝を切った場合は
癒合剤を塗っておきます。
病害虫
ほとんど見かけない。
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