トウゴマの育て方
目次
トウゴマの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所種の採取病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- トウゴマ
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- トウゴマ属
- 学名
- Ricinus communis
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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トウゴマの特徴は?
トウゴマはアフリカが原産地で現在は多くの地域で栽培される
トウダイグサ科の
一年草・
多年草の植物。
種子から取られるヒマシ油が多くの地域で灯り・化粧品の材料・潤滑油・医薬品などで利用される。種子には毒性があり、日本でヒマシ油は下剤として利用されている。
日本でも帰化しているくらいに頑健なものです。
開花は夏(7月〜10月)ですが、花は目立たないもので、結実してイガイガのアレが見えて、「あ、トウゴマだ」と思う。
夏の暑さに非常に強く、寒さにあたって枯れる
一年草扱いとなる。種子が落ちて、また来年、出てきます。
草丈1m〜3m
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水やり
トウゴマは乾燥に強いので庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ問題ない。あまりに夏に乾燥するようなら水をやりますが、そのくらいです。
鉢植えの場合は、通常の鉢植えと同じで土が乾いたら水をやります。春と秋は土が乾いたら、夏は毎日朝と夕方の2回、しっかりと水をやります。大きく育つ植物ですし、
水やりが面倒なので可能であれば庭植えにしましょう。
冬は枯れるものなので、冬は水やりしません。
肥料
庭植えなら
肥料の追加は不要。
鉢植えであれば生育時期に化成肥料を一ヶ月に一回やるか、液体肥料を二週に一回やります。鉢植えだけ肥料を追加するのは、鉢植えは土が少なく、水やりをするたびに栄養が流れていくからです。
植え替え・植え付け
時期
4月〜5月に種まきして苗を作り、4月〜6月に苗を植え付けます。トウゴマの苗ってほぼ流通していないですから、種まきで増やすことになります。
冬に枯れるので植え替えはないです。また、トウゴマは植替えに弱いので基本的にはしません。
用土
鉢植えであれば一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。庭植えなら、庭土に
堆肥か腐葉土を足して、
用土と作ります。
種まきの手順は?
発芽温度20度〜30度で5月前後に種まきして発芽させます。種まき前に一晩、水につけておくと発芽しやすくなります。
ポットに栽培用の土を入れて、種を2粒か3粒入れて、土を1cmほどかぶせます。あとは明るい日陰で、水をやっていると発芽します。
トウゴマは根が傷つくと生育不良を起こして枯れてしまいやすいので、発芽して本葉が3枚以上になったら早めに植え付けます。ポット内に根が行き渡った後に、植え付けると根付かず枯れることがあるので、とにかく早めに植え付けましょう。
鉢植えの手順は?
8号〜10号の鉢にトウゴマの苗を1個だけ植えます。できればもっと大きな鉢に植えましょう。小さな鉢だとそれなりに小さくなりますが、できるだけ大きな鉢に植える方がいいです。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、苗を入れます。苗の土はいじらず、ほぐさずに植えます。いじると生育不良を起こします。
隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。これで完成です。
トウゴマは冬に寒さで枯れますし、植え替えが苦手なので植え替えはしません。
庭植えの手順は?
庭土を30cm〜40cmを掘り返し、庭土に腐葉土か堆肥を庭土に対して2割か3割の割合で追加します。化成肥料も一緒に説明書きの規定量を入れて、よく混ぜて用土とします。
穴に用土を半分戻し、苗を入れます。苗の土はほぐさないで植え付けてください。いじると生育不良を起こします。株同士は80cm〜1mほど空けて植えましょう。
最後にしっかりと水をやって完成です。
管理場所
高温には強いので、戸外の日当たりで管理します。
種の採取
イガイガの実ができ、茶色に色づいて、割れたら採取します。タネは三日ほど日陰で干して乾燥させて、紙袋に入れて、常温で春まで管理します。これを春にまた種まきして苗を作ります。
もしくはそこいら辺にまいておくと、春に芽吹きますが、確率が低いので、春に苗作りをしましょう。
病害虫
ほぼないです。
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