ギンリュウ(銀龍・大銀龍・ペディランサス・リボンカクタス)の育て方

科名 | トウダイグサ科 |
属名 | ペディランサス属 |
学名 | Pedilanthus tithymaloides |
別名 | 銀龍・大銀龍・ペディランサス・リボンカクタス |
水やり | 乾かし気味に |
場所 | 日の当たる室内 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
スポンサーリンク
ギンリュウの特徴は?
ギンリュウ(ダイギンリュウ)は西インド諸島に自生するトウダイグサ科ペディランサス属の常緑低木。属名のペディランサスや、デビルズバックボーン(悪魔の背骨)、ジグザグカクタス・リボンカクタスという名前で流通することもあります。多肉っぽい葉っぱで、茎は曲がってジグザグに伸びて、茎を切ると乳状の汁が出る。かぶれるので作業をするときはゴム手袋が必須です。葉っぱが斑入りで、赤い独特な形状の花も咲きますが、葉がメインの観葉植物と考えてください。寒さに弱い(5度)のでグランドカバーとして利用できなくもないのですが、暖地に限られます。
秋になると寒さに当たって葉っぱがピンクになります。霜にあたったら枯れますので冬は室内で管理してください。。
樹高1m
スポンサーリンク
水やり

ややこしいですが…ギンリュウはサボテンとは違いますので、あそこまで乾燥に対応していません。乾燥が過ぎると生育期間(5月〜9月)であっても、葉っぱが落ちてきます。そこまで乾燥させないように気をつけましょう。
冬の水やり

冬は更に乾燥気味に管理します。土がカラカラになって、白く変色してから、さらに数日たって水をやる程度にします。冬は休眠していますが、生きています。乾燥気味といっても水は必要としています。完全に断水してしまうと枯死してしまいますので注意してください。
肥料
春(5月)〜秋(9月)の生育時期に1ヶ月に一回か、2ヶ月に一回、化成肥料を少量だけパラパラとやってください。植え付け・植えかえ・挿し木
植え替えは春〜初夏に行います。根詰まり・土の劣化を防ぐために、二年に一回は植え替えをします。用土
水はけのよい土で植えます。市販の多肉植物・サボテンの土を利用しましょう。自作する場合は赤玉土4腐葉土3川砂3か、赤玉土5腐葉土3パーライト2を混ぜたものを使います。鉢植え

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
管理場所・日当たり
日光を好みますので、日当たりで管理します。日当たりがよいと葉っぱの色がハッキリします。日当たりが悪いと徒長(ひょろ長)して、不恰好になります。室内でもいいですし、戸外でもいいです。
越冬
ギンリュウは10度以下から調子を崩し始め、ギリギリの耐寒温度は5度と、霜に当たったら枯れます。軽い霜が降りる地域の霜の当たらない軒下なら戸外での越冬もできるかもしれませんが、室内に取り込むのが無難。鉢植えにして移動できるようにしましょう。最低気温が15度以上になったら戸外へ。
冬は全てではないですが落葉します。耐寒温度5度としていますが、これはかなりギリギリで、10度以上で落葉しないで越冬、15度以上で成長しつつ越冬するのが理想です。もちろん、冬の間10度以上、15度以上というのは高機密高断熱+床暖房の家か、温室がないと不可能なので、一般的な家庭では、以下の画像のようになります。
真冬のダイギンリュウ

ユーザー投稿「真冬のダイギンリュウ。最低温度7度になる部屋にあるので 葉はすべて落ち、カクカク曲がった棒だけに。 でも、気温が上がり暖かくなる春には復活します」
画像はユーザーさんに投稿してもらいました。
剪定・挿木
不恰好に伸びます。春に温度が上がって、葉が出て、生育が再開したら、これを適当に切り戻して仕立て直しましょう。切ると、新芽が出てきてワサワサになります。これを毎年繰り返します。切った枝の下葉をとり、切り口を洗って日陰で乾燥させてから、川砂単用に挿します。節から発根するので、節を土に埋めるように挿して、水をやって、明るい日陰で管理していると、一ヶ月で発根します。
ギンリュウを着ると、白い液がでて、これが肌に触れるとカブれるので、これらの作業をするときはゴム手袋をしましょう。