ユーフォルビア・パイナップルコーンの育て方

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ユーフォルビア・パイナップルコーンの基礎データ

ユーフォルビア・パイナップルコーン
科名
トウダイグサ科
属名
ユーフォルビア属
学名
euphorbia bupleurifolia
別名
ソテツキリン
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
ユーフォルビア・パイナップルコーンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

パイナップルコーン

ユーフォルビア・パイナップルコーン:パイナップルコーン
パイナップルコーンはトウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物。日本国内で蛾眉山×鉄甲丸を人口交配させた園芸種ではないかと言われています。希少品種で多肉植物としては保護されており、ワシントン条約等で国際取引が規制されています。比較的育てやすくおしゃれなインテリアとしてぴったり観葉植物です。

茎や枝が多肉化したユーフォルビアは乾燥地帯が原産です。このパイナップルコーンはユニークな姿が魅力でサボテンにも似ています(しかしサボテンではありません)。根や茎、葉を傷つけると白い乳液を出し、これに触るとかぶれることがあります。

春、秋の成長期には土が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。寒さに弱い種類で冬の温度管理が重要です。
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水やり

春と秋は目安は1週間に1回程度、夏はあまりの暑さで生育が鈍くなるので1ヶ月に1回程度で十分です。 春〜秋は土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。水やりの後、必ず受け皿に溜まった水は捨ててください。放置するとそこから根腐れをおこします。

冬の水やり

冬も寒さで活動が止まっているので1ヶ月に1回程度を目安に水をあげてください。冬の水やりは土の表面を少し濡らす程度にしておきます。鉢底から出るくらいに水をやっていると根腐れします。また、植物中の水分を減らすことで寒さに強くなります。

ただ、温室などで室温を15度以上に保てるならば、生育しているので、水やり頻度や量を増やして対応してください。

肥料

植え替え時に元肥を施し、その後肥料は基本的に必要はありません。成長を促したい場合(できるだけ早く大きくしたい場合)に成長期の3-5月と10月あたりに2ヶ月に1回程度生育期に観葉植物用の置き肥または2週間に1回液体肥料を追肥してください。夏、冬は肥料を与える必要はありません。
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植えかえ、挿し木

時期・頻度

3月から5月、10月中くらいまで。
鉢植えは根詰まり用土の目詰まりで生育が悪くなるので、2~3年ごとに古い用土を落として植え替えをします。

用土

土は市販のサボテン、多肉植物用の土か赤玉土3、鹿沼土3、軽石3、腐葉土1の配合土など、水はけのよいものを使います。

鉢植え

植え替えの10日前から断水(水やりを止めること)します。

古い鉢から株を取り出し、土を3分の1から半分ほど落とし、古い根や傷んだ根はきれいなカッターナイフで取り除きましょう。このときに白い液体に触れないように注意し切り口を洗い流してください。

現在より一回り大きな鉢を用意し、鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞ぎます。その上に土の流出を防いで水はけをよくするための鉢底石(軽石)を2cm〜3cmほど入れます。その軽石の上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れます。植え替え後は水やりをせず、そのまま半日陰〜日陰で養生します。2週間〜3週間経ってから水やりを再開し、日当たりに戻して管理します。

挿し木

成長が始まる時期の4~5月位が最適期です。脇芽が出てきたら、元気な大きめな茎を5~10cmくらいのところで清潔なカッターナイフで切りましょう。

ユーフォルビアは切ると乳白色の液が出て乾くと硬く固まって発根しづらくなります。切り口の液を洗い流してから液がついていないのを確認して挿し木すると1ヶ月で発根します。このとき切り口から液がとまらない場合は水にしばらくつけておいても構いません。乳液に触れるとカブれる人もいるので、ゴム手袋をして作業しましょう。

サボテン・多肉植物の土に挿木を挿していると発根します。発根するまでは水をやらず、明るい日陰で管理します。
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管理場所

春〜秋

午前中の直射日光が当たる場所など日当たりの良い場所に置きましょう。午後は木漏れ日が理想ですが、午後は日陰でもいいです。日光不足では葉が落ちて細く伸びてひょろひょろになってしまいますので、様子を見つつ、適切な場所を探りましょう。

雨があたると根元に雨がたまりやすくなりますので雨があたらない場所に置きましょう。

夏は終日、風通しの良い涼しい半日陰に移動しましょう。

越冬

霜や雪にあたると株が枯れますので必ず室内で育てましょう。冬には寒さを感じると落葉することもありますが、枯れていなかれば春に葉がつきます。

冬は直射日光を避けた室内の明るい場所で管理してください。10℃以上あれば大丈夫ですので、普通の室内で越冬できます。ただ室内であっても寒い地域ですと温度が下がりすぎると凍傷にかかります。株が枯れる恐れがありますので温度が下がる時間だけ箱をかぶせたり暖房をつけてりして温度調節をしてください。

もしくは家庭用温室を設置して温度を保ちましょう。管理場所が夜に何度まで下がっているのかを最低最高温度計で確認しつつ管理するといいです。
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ある程度の風はあった方が生育が良いのですが、屋外の強い風や冷暖房の乾燥した風があたる場所に置くのは避けましょう。

病気、害虫

水はけや風通しの悪い環境では、植物が蒸れやすくなり、病気にかかりやすくなります。具体的には、サビ病ウドンコ病などが発生しやすくなります。

また、日当たりや風通しが不十分な場所では、害虫カイガラムシが発生しやすくなります。もしカイガラムシがついてしまった場合は、まず歯ブラシなどを使って取り除き、その後、見えなくても幼虫もいるためカイガラムシの殺虫剤を散布する必要があります。
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