ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの育て方
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最終更新
2022-05-30
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ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの基礎データ
科名
トウダイグサ科
属名
ユーフォルビア属
学名
Euphorbia hypericifolia ‘Inneuphe’
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
ユーフォルビア・ダイアモンドフロストとは?
ダイアモンドフロストは
トウダイグサ科
のアメリカ原産の非耐寒性の
低木
の
ユーフォルビア
・ヒペリキフォリアから作られたとされる
園芸品種
。夏の暑さに強く、直射日光にも比較的強く、開花時期は春から秋と長く楽しめます。
一年草扱い
と割り切るならば
初心者
向けのガーデニング材です。
茎が折れると白い汁が出て、コレに触れるとカブれ人が多いので、手入れをする場合は手袋をしてください。
冬は基本的には室内に取り込んでください。耐寒温度が5度なので、霜にあたらなければ戸外で越冬も可能です。
草丈
30cm〜40cm
ダイアモンドフロストの八重品種のダイアモンドフィズやダイアモンドスターもあります。派手で存在感があります。
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水やり
春と秋は土が乾いていたら水をしっかりとやります。春は二日に一回を目安にしてください。夏は毎日、昼を避けて朝と夕方の2回、水をやってください。
ユーフォルビアなので見た目よりも乾燥に強く、多湿に弱いので、水をやりすぎると根が腐ったり、葉っぱがグズグズになったりします。
冬の水やり
冬に室内に取り込んで越冬させる場合、土が乾いて数日してから水をやります。土の表面が乾いてても土中に水が残っていることがあるので、できれば
土壌水分計
で計測してから
水やり
の判断をすると失敗が減ります。
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肥料
ダイアモンドフロストは花の時期が長いために、
肥料
を必要とします。開花している期間…4月〜10月のうち、夏に暑さでへばった時以外は、液体肥料を週に1回と併用して緩効性の固形肥料も根元に置くといいです。肥料が切れると、葉っぱが黄色く変色しますますし、花も止まります。肥料が切れたからといってすぐに枯れる訳ではありませんが、長く楽しむためには追肥は必要です。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
越冬したら春から秋に、ひとまわり大きな鉢に植え替えをします。可能であれば土を落とさないでひとまわり大きな鉢に植え替えますが、もう大きくできない場合は土を落として、同じ大きさの鉢に植え替えます。
植え替えは毎年行うことになります。
用土
市販されている一般的な園芸用
培養土
で植え付けします。蒸れに弱いので、
水はけ
のよい土が好ましいですので、培養土に1割ほど
パーライト
を入れるといいですが、が、それほど気にする必要はありません。自作する場合は
赤玉土
7
腐葉土
3で植え付けるといいです。
鉢植えの植え替え手順
古い鉢から株を取り出し、同じ大きさの鉢に植え替えるのであれば、古い土を3分の1ほど取り除き、黒く変色した根を清潔なハサミで切り取っておきます。ひとまわり大きな鉢に植え替えるのであれば、古い土を落とさないで鉢増しします。
新しく植え替える鉢の底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石(
軽石
)を3cmほど入れ、
用土
をその上に入れ、株を入れて、隙間に用土を詰めていって、最後にしっかりと水をやります。これで完成です。
挿木
6月か10月に
挿木
で増やすことができます。3節ほどの
挿木
を取り、花と下葉を取ります。これを
水揚げ
します。ダイアモンドフロストは切り口から白い汁が出るので、これが出なくなるまで水洗いし、コップの水につけて、葉っぱの先まで水が行き渡るようにします。汁が皮膚につくとカブれることがあるので、手袋をして作業をするといいです。
これを清潔な赤玉土小粒単用や
バーミキュライト
を入れた苗床に乾燥しないように水をやりつつ、明るい日陰で管理していると2週間〜1ヶ月で発根します。
発根したら鉢植えにしましょう。10月に挿木で保険をかけて、越冬させるといいです。
管理場所・日当たり
ダイアモンドフロストは日光を好みますので、日当りのいい場所で管理します。
春と秋は日当たりで管理します。見た目は繊細ですが、実は乾燥に強く頑健。秋は霜が降りる前に…最低気温が10度を切ったら早めに室内に取り込むか軒下に移動させましょう。
夏越し
日当たりでも大丈夫ですが、あまりに暑いと傷んでしまいます。出来れば
半日陰
で管理します。もしくは寒冷紗やヨシズなどで遮光してあげます。
猛暑になると「直射日光に強く、暑さに強い」はずのこのダイアモンドフロストも
暖地
では暑さに耐えられなかったという報告もあります。あまりに暑い場合は半日陰に移動させてください。
越冬
霜の降りない暖地であれば戸外で越冬可能です。霜が降りる地域ならば、室内で管理するか軒下で管理すれば越冬して春からまた花を咲かせてくれますが「絶対」ではなく、寒さで枯れることも多いですので、暖地以外では室内管理が無難です。基本的には寒さで枯れる一年草扱いにすることが多いです。開花時期を考えると
ペチュニア
系と同じ扱いですね。
花ガラ摘み
花を絶え間なく咲かせたい場合は、しぼんだ花をコマメに摘んであげてください。花が終わると植物は種を作ろうとそちらに栄養を回し、次の花が咲きづらくなります。
ユーフォルビアは切り口から白い汁が出ます。これに触れるとかぶれる人もいますので、作業の際は手袋を着用しましょう。
剪定・切り戻し
白い汁が出て手袋が面倒だ…と思うなら定期的に…月に一回くらいの頻度で…
花ガラ
摘みを兼ねて、ざっくりと
剪定
してもいいです。もちろん、剪定の時は手袋をするのですが、毎日花ガラ摘みするより楽ですよね。
また、ダイアモンドフロストは
切り戻し
をしなくても枝分かれするのですが、ヒョロヒョロと伸びてしまうので、伸びすぎないように梅雨前か夏前に半分の高さに切り戻すと、蒸れ避けにもなりますし、小さくまとまって綺麗です。
病気・害虫
アブラムシ
・
ハダニ
が発生することがあります。薬剤を散布して駆除しましょう。
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