トゲナシハナキリンの育て方
目次
トゲナシハナキリンとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定・切り戻し・挿し木病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- トゲナシハナキリン
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- ユーホルビア属
- 学名
- Euphorbia geroldii
- 別名
- 刺無花麒麟、ゲロルディ
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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トゲナシハナキリンとは?
トゲナシハナキリンは
トウダイグサ科トウダイグサ属(
ユーフォルビア属)の常緑
低木。
ハナキリンとは同属別種で全く違う植物。ハナキリンと名前にありますが、トゲがなく茎がツルツル。ただしハナキリンより花が少ない。花が少ないのは開花量もあるが、ハナキリンが枝先に4輪の花をつけるのに対して、トゲナシハナキリンは2輪なのもある。
気温が20度以上の季節は開花し続けるので、開花時期は
肥料をあげてください。肥料が切れると開花が止まる。日光を好み、真夏の直射日光にも全く負けない。茎を切ると白い樹液が出て、これでカブれるので作業のときは手袋をしましょう。
草丈30cmから90cm
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水やり
鉢植えの土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。乾燥に強く、過湿に弱いので土が濡れている間は
水やりをしないでください。
根腐れを起こします。受け皿の水は捨ててください。
トゲナシハナキリンの水やりは普通の水やり。トゲありの方は非常に乾燥に強く、サボテンのように水をやらなくても問題ないが、トゲナシの方は同じ間隔だと水切れを起こす。
夏の水やり
夏は早朝か夕方に水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
冬の水やり
気温が20度を切ったら徐々に水やりを減らしていって、気温が10度以下になる頃には断水します。断水することで0度くらいまで耐えられるようになります。
肥料
気温が20度以上になる5月〜9月の開花している時期は、二週間に一回液体肥料をやる。もしくは一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやる。肥料が切れると花が咲かなくなるので、肥料を切らさないようにします。
植え付け・植えかえ
時期
4月5月あたりが植え替えの適した時期です。
根詰まりを防ぐために、鉢植えは2年に一回を目安に植え替えをしましょう。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植えるか自作する場合は
赤玉土小粒7
腐葉土3を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か
堆肥を追加して混ぜて
用土として使う。
鉢植え
植え替える場合、古い土の約三分の一を取り除いてください。地上部の枝も半分ほど切り詰めることで、根の負担を減らして植え替え後の回復を早めます。
植物を植える鉢には、鉢底ネット(鉢底網)を使って穴を塞ぎ、土が流れ出ないようにします。その後、鉢底に鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れます。この軽石の上に土を入れ、株を植え、根元の周囲に隙間がないように土を詰めます。最後に、水をたっぷりと与えます。水が鉢底から流れ出るまで十分に水やりを行ってください。
管理場所・日当たり
日当たりを好み、日当たりが悪いと開花しなくなる。高温にも強く、真夏の直射日光にも
葉焼けもせず、株が弱ったりもしない。
越冬
耐寒温度は10度ですが、水やりを減らして断水することで0度まで耐えるようになります。冬は室内の日当たりで管理し、暖房の風に当たらないようにします。暖房の風は乾燥してい直撃するとすぐにカリカリになります。直撃さえしなければいいです。室内の窓の近くは夜中に氷点下になるので寒い時は夜だけは室内の中央へ移動させます。
最低気温が10度以下になる前に室内に取り込みます。霜に当たると枯れます。断水すれば、関東以西の平野部で軒下などで管理し霜に当てなければ戸外で越冬も可能です。
●関東以西の平野部でもたまに寒波が来て軒下で管理しても枯れることもある。霜が降りる地域では冬は室内に取り込んだ方が無難です。
剪定・切り戻し・挿し木
時期
生育している時期の4月から6月あたりに
剪定する。この時期なら切っても、夏までに盛り返せるので。
剪定手順
トゲナシハナキリンは枝の先に花が咲く。花をたくさん咲かせるためには枝を切って脇枝を出させた方がいい。枝先を切って
摘芯しましょう。回復するまで一ヶ月か二ヶ月かかるので春(4月)から夏(6月)のシーズンの間に一回バッサリといくか、春から夏の間に軽い剪定(枝先を軽く切る程度)を適宜行うかどちらかを行います。
切り口から白い樹液が出る。樹液に触れると人によってはかぶれるので、軍手をして剪定作業をする。
●大きすぎるならバッサリと切って葉っぱが一枚もなくなっても回復する。
●剪定した枝先を土に挿していると発根して株が増える。いくらでも増える。
挿木
剪定して出た枝で
挿木にします。切り口から白い乳液が出ているので、これを洗いながして、切り口を日陰で2日〜3日ほど干して乾燥させてから、赤玉土単用か、植え替えの時に使う栽培用土に刺しておきます。水やりはしないで、明るい日陰で管理していると発根します。
病害虫
ほぼ見られません。
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