ポインセチアの育て方…植え替え・剪定・管理のコツ

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ポインセチア(猩々木・ショウジョウボク・クリスマスフラワー)

ポインセチア
科名トウダイグサ科
属名ユーフォルビア属
学名Euphorbia pulcherrima
別名猩々木・ショウジョウボク・クリスマスフラワー
みずやり水を好む
場所日の当たる室内
難易度中級者向け
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花
植え
肥料
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栽培の特徴


ポインセチアは季節物と割り切る
ポインセチアは真っ赤な花が綺麗な冬の定番植物。常緑低木でメキシコ原産の高温乾燥の地域に自生しているので、冬に出回る割には寒さに弱い植物です。育てること自体は簡単で、来年も花を楽しむことは出来なくもないですが、花を咲かせるのが非常に大変。季節限定のものと割り切って楽しみ、春には廃棄するのが気楽です。余力があれば、短日処理などに挑戦する程度にしましょう。
まとめ
●霜に当たると枯れます。
水やりは普通。土が乾いてから。
●真冬(1月2月)は水やりを控える。
●擦れると白い汁がで黒く変色します。何かにぶつからない場所で管理する。
●白い汁に触れるとかぶれるかも。
●春以降も育てるのは簡単。でも赤くする(短日処理)のは大変。短日処理しなくても赤くはなるが赤さが違う。
●短日処理は余力があれば挑戦する程度に。


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水やりと肥料


土が乾いたら水をやります
土が乾いていたら、しっかりと鉢底から水が染み出すくらいにタップリとやってください。水が切れると葉っぱがしわしわになって、黒く変色していきます。指で土を触って確認するようにしましょう。
●水をやるときは葉っぱや枝に水がかからないように、土に水を注ぐようにします。
●口の長いジョウロがあると便利です。
●冬は土の表面が乾いていても、土の中に水が残っていることがあります。土の中に水が残っているのに水をやると、寝腐れを起こします。鉢を持ち上げて重さで水の量を判断するか、割り箸を突っ込んで土の中が濡れているか判断します。
●受け皿の水は捨てます。

水のやりすぎ注意
逆に水をやりすぎると、根が腐って枯れてしまいます。土が濡れているときは水はやらないでください。特に1月・2月・3月は一見すると普通なんですが、寒さで休眠しています。それまで通りに水をやると吸い上げる力も、気温が低くて蒸発が鈍いので、土の中の水が無くなっていません。鉢を持ち上げて水分があるかどうか判断するか、割り箸を突っ込んで土の中が濡れているかどうか判断します。
●趣味の園芸で「冬は根が傷むので冷たい水はやらないで」と言っていました。ポットのお湯を足して温度を高くしてから水をやると良いですが、そんなことは出来ない場合(面倒だから)は、朝に水をやるようにしてください。夕方に水をやると夜の冷え込みで水が冷えて、根が寒さで傷んでしまいます。

肥料
4月から10月は薄い液体肥料を二週に一回か、緩効性固形肥料を月に一回あげます。真夏に生育が止まったら肥料はやりません。開花後は週に一回、液体肥料をあげてください。1月から3月は寒さでほぼ休眠状態ですので、肥料はやらないでください。
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植え付け・植えかえ・種蒔き



植え替え
用土赤玉土腐葉土3を混ぜたものか、観葉植物培養土を使います。鉢から株を取り出して三分の一ほど土を落としてから、新しい土で植え替えをします。最も適した植え替え時期は4月から5月ですが、ようは「寒くなければ」他の時期でも植え替えは可能です。4月・5月に植え替えと同時に剪定をするのが一般的です。
植え替えの詳細は以下のリンクを参考にしてください。

●植え替え自体が株にストレスになるので、生育する春から夏の前、生育の邪魔にならない4月・5月が植え替えの適期とされています。
●観葉の培養土が良いのは「ニオイが薄い」ことです。一般的な土には腐葉土が入っていて、これが室内で管理し無くてはいけないポインセチアの場合、「臭い」。観葉の培養土だと匂いが無くて便利です。
●過去に使ったことのある土は使用しないでください。肥料が偏り、雑菌が繁殖しています。病気や生育不良の原因となります。
●九州南部では自生している場所もあるので庭植えも可能ですが、それ以外では寒さで越冬はできません。鉢植えです。

挿し木
ポインセチアは挿し木で増やします。挿し木をする時期は生育が活発になる5月から7月。剪定と同時に行うことが多いです。7〜10センチほど枝を切り、枝の上の葉っぱを2枚から4枚を残してあとは落とします。切り口から白い汁が出てくるのでこれを拭き取り、水につけて洗い流してから、発根剤(ネメデール)に付けてから、ピートモスに挿して発根させます。発根まで一ヶ月ほど掛かります。
発根したら通常のポインセチア用の用土に植え替えます。
●株の天頂部…枝先の「天芽」の方が発根しやすいです。
●白い汁が出なくなるまで水につけて洗ってください。
●白い汁は傷口を塞ごうとして出すので、これをそのままにしていると、ポインセチアの管を塞いでしまって発根できません。また白い汁は手に触れるとかぶれるので、気をつけてください。手袋をして作業をしましょう。
●ピートモスは例で、肥料分のない鹿沼土・赤玉土・パーライト・バーミキュライトでも発根します。粒は小粒を利用してください。
●植えた後に8月に切り戻して脇芽を出させると良いです。
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管理場所・日当たり


日当たりで管理。夏は半日陰
春と秋は日当たりが好ましく、冬も出来れば日当たりがよいが冬は日当たりより温度が大事。夏の直射日光には弱く、葉っぱが痛むので夏は半日陰か日陰に移動させる。生育温度は20度から30度。枯れてしまう温度は5度。できれば10度以上を保ちたいです。ポインセチアが出回るのは冬で、寒さに強いイメージがありますが、全くの逆。
●九州南部では庭植えしたポインセチアが冬を越します。戸外での最低気温5度以上で越冬します。落葉はしますが。

熱帯出身で寒さに意外と弱い
熱帯が自生地で、実は寒さに弱いです。霜に当たれば枯れますし、寒風にあたると葉っぱが変色します。10度以下で葉っぱが痛み、0度で枯れます。室内で管理していても、場所によっては意外と0度近くになることがあります。毎年買ってもすぐに枯れてしまう人は置き場所を再考してみてください。
●出窓は外気に近く、寒波が来ると氷点下になることもあるので、注意。寒波が来るときは室内の奥へと移動させる。
●10度以下になって葉っぱが痛みますが、傷んでも枯れるまではいかないです。

夏の暑さに注意
日本の暑さでポインセチアは「芽とび」を起こします。芽とびは脇芽が出なくなる症状です。夏はできるだけ涼しいところで管理してください。半日陰で風通しの良いところに移動させます。また芽とびを予防するために、4月・5月に一旦全体を切り戻し(剪定)します。
●芽とびは品種によって起きやすいものと、そうでないものとあり、起きない品種はよほど暑くないと出ません。

冷暖房の風に当てないで!
室内で管理する場合、暖房やクーラーの風が当たらない場所で管理してください。暖房やクーラーの風は非常に乾燥しています。これにあたるとすぐに葉っぱがカリカリになり、1日で葉っぱが落ちます。そのくらい苦手です。
●自動車の冷暖房にも注意。前の座席には置かないほうがいいでしょう。
●直接、風が当たっていなければ大丈夫。もちろん冷暖房を掛けた室内は乾燥しているので、水やりの頻度を増やしたり、葉水をすることで乾燥を防ぎます。

注意!擦れるとキズになって枯れる……
ポインセチアは葉っぱにモノが当たると、葉っぱに傷が出来て、傷が大きいと黒く変色してしまいます。ポインセチア同士の葉っぱが擦れても変色するくらいに繊細です。家の中で、人が通って服のすそや足が当たるような場所には置かないようにしましょう。
●カーテンの近くは駄目。子供が通るところ、犬猫が通るところ、廊下でスカートの裾が当たるようなところも駄目。
●ポインセチアの白い汁は微量ではありますが「毒」があります。小さいお子さんが居たり、ペットを飼っている家は注意。

寒風に当てない
冬は寒風に当てると葉っぱの先から黒く変色して枯れこんでしまいます。冬は室内で管理してください。
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その他


剪定
4月5月に植え替えとともに剪定をします。剪定は簡単で、株全体を半分まで切り詰めます(もしくは地上から2節か3節まで切り詰める)。ほとんど葉っぱがなくなっても構いません。高温の季節にしっかりと生育しますから、すぐに回復します。
●剪定は2月3月あたりに葉っぱがほぼ落ちた時にやっても構いません。
●早めに剪定しないと夏の暑さで「芽とび」を起こします。
●芽とびは、脇芽が出ない症状のことです。

剪定の時は手袋を
ポインセチアの茎や葉っぱを切ると白い汁が出ます。この汁にはフォルボールという成分が含まれていて、人によっては触れるとかぶれて、水ぶくれや皮膚炎を起こします。口にしてもよくありません。食べたから死ぬというのは滅多にありませんし、普通食べることはありませんが、過去には死んだ例もあります。
剪定の際は手袋をしてください。
ポインセチアが赤くならない!
ポインセチアは短日植物で、日が差す時間が短くなると花を赤くし始めます。そこで8月か9月あたりから2ヶ月以上、夕方の5時から朝の8時か9時までダンボールか何かの箱を被せて光を遮断します。光は蛍光灯などの光でも差し込むと赤くなりません。しかも一日でも忘れるとダメ。とにかく厳しいんです。
●ダンボールで覆う場合、ダンボールの継ぎ目をガムテープでしっかりと塞ぎ、まったく光が入らないようにします。
●まーーー普通に生活していたら、こんな手間のかかることできないです。

短日処理は一般家庭では難しい!
といっても、9月以降は自然と日が短くなりますから、普通に管理していればポインセチアは赤くなるはずです。
●蛍光灯や街灯の明かりでも「昼」と勘違いして、花芽をつけず、ずっと緑のままということもあります。
●短日処理しないと、お店で売られているように真っ赤はなりません。


病害虫
オンシツコナジラミ
白いムシ(オンシツコナジラミ)が付く場合がありますので、ホームセンターや花屋さんで購入した殺虫剤を掛けるか、オルトランなどを撒いてください。

カイガラムシ
カイガラムシが発生します。幼虫では薬剤がききますが、成虫になると薬剤が効かなくなります。割り箸などでこそぎ落とすしかありません。

ハダニ
ハダニは乾燥すると発生しますので、葉っぱや茎に霧吹きで水をかけて、湿度を高く保つことで予防できます。発生したら薬剤を撒きます。葉っぱに白い糸が絡んでいたら、葉っぱの裏をよく見ます。小さな赤い点が動いていたらハダニです。
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特徴・由来・伝承

真っ赤な色合いのクリスマスカラーは冬の時期のギフトの定番です。ヨーロッパではポインセチアをクリスマスアドベントに飾る人もいます。メキシコでは「ノーチェ・ブエナ(聖夜という意味)」とも呼ばれます。和名の猩々木(ショウジョウボク)は酒飲みの伝説の動物で、能の題材として登場し、「猩々」で赤いものを意味します。それで猩々木なわけです。

歴史
メキシコの原住民のアグテス族はポインセチアの木を傷つけると出てくる白い樹液は解毒剤に利用し、赤い苞(ホウ)は赤の染料として利用していました。メキシコ駐在のアメリカ大使でもあったジョエル・ロバート・ポインセット氏(1779-1851)は同時に植物学者でした。ポインセットが紹介したことでポインセチアが名前になりました。
●当時はまだ植物をどこの植民地で育てるのか?というのが大事な時代でした。未知の植物は資産でもあったので、教会の牧師や、現地赴任の医師や大使には、植物学の知識を持っている人が多かったのです。
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