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ハナキリンの育て方

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ハナキリン
目次
ハナキリンとは?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
挿し木で増やす
管理場所・日当たり

病害虫
花ガラを摘む
剪定・摘芯
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学名などの基礎データ
ハナキリンの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ハナキリン
科名
トウダイグサ科
属名
ユーホルビア属
学名
Euphorbia milii var. splendens
別名
花麒麟・キスミークイック・イバラの冠
耐寒
5度
水やり
乾かし気味に
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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ハナキリンとは?

ハナキリン:ハナキリンとは?
ハナキリンはマダガスカル島に自生するトウダイグサ科ユーフォルビア属の多年草のユーフォルビア・ミリー(Euphorbia milii)の変種のスプレンデンス(splendens)のことですが、milliとその変種全体を暗に指していることが多いです。サボテンの「モクキリン」に似ていることから、「花麒麟」になりました。

非常に頑健な植物で、少々水をやらなくても大丈夫ですし、「真夏の直射日光」にも強く、真夏に外に出していても問題がありません。といっても、真夏は半日陰に移動させたほうが元気です。反面寒さには弱いので、冬は室内で管理します。5度まで耐えられます。また10度以上だと冬でも成長し、気温さえ保てれば年中花を咲かせることも出来ます。

とにかく頑健。ただし、大きなトゲがありますので、子供がいる家では気をつけないといけません。トゲのない「トゲナシハナキリン」があるが、見た目・葉っぱ・育て方が全然違う。
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水やり

ハナキリンは乾燥に強いので、頻繁に水をやる必要はありません。土が乾いて白くなってから水をやる程度で大丈夫。土が常時濡れているようだと根腐れして枯れてしまいます。春~夏の暖かい時期でも三日か四日に一度で充分ですし、冬は一週間に1回程度で大丈夫です。
トゲナシハナキリン水やりは普通の花木と同じで「土が乾いてから水をやる」。頻度が全然違うので注意する。

肥料

春から秋にかけて開花するなら肥料をやります。肥料は緩効性化成肥料か液体肥料…大事なのは「リン」が入っているものを使うこと。肥料が切れると開花が止まります。ただし、肥料が多すぎても開花が止まる。様子を見て判断しましょう。

また、真夏はあまりの暑さでさすがのハナキリンも開花が止まることがあるので、その時は肥料を止める。
冬も室温が高いと開花します。開花するなら肥料を追加してください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

春に植え替えをします。土を崩さないのであれば、真冬を避ければ問題なく植え替え可能。二年に一回植え替えをします。

用土

水はけのよい土を好みます。サボテン用培養土多肉植物用培養土で植え付けます。もしくは、市販されている花と野菜の土に川砂や赤玉土1割か2割混ぜるか、赤玉土6腐葉土3川砂1を混ぜたもので植え付けをします。

鉢植え

古い鉢から株を取り出し、土を三分の一ほど落として痛んだ根をハサミで切って、のび太邪魔な枝を剪定して落として、根の負担を減らします。鉢は今と同じ大きさか、ひと回り大きなものに植え替えます。

新しい鉢の底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞ぎ、その網の上に鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど敷いて、その上に用土を入れ、株を入れて隙間に用土を入れていきます。鉢を揺らすと隙間ができますので、さらに用土を詰めて、最後に水をやってください。植え替えして1週間は日陰で管理して養生してから、日当たりに戻します。

ハナキリンは剪定したり、根が切れると白い樹液が出て、その白い樹液でかぶれる人もいるので、ゴム手袋や軍手をはめて作業しましょう。
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●根を切った場合、樹液が乾くまで陰干しするといいが、そこまでしないでも問題は発生しない。
●一回り大きな鉢に植え替えるならば、土を落とさず、根をいじらないで植え替えをすることで、植え替えのダメージを最小にすることができます。できれば一回り大きな鉢に植え替えた方がいいです。

挿し木で増やす

挿し木で増やします。枝を切ると白い樹液が出ますのでそれをきれいに洗い、切り口が乾くまで日陰で乾燥させます。それから鹿沼土か赤玉土の単用土に挿して一ヶ月ほどで発根します。発根剤を使うと発根しやすくなります。発根していたら鉢に植え替えします。
挿木の用土は培養土でもいいです。

管理場所・日当たり

基本的に年中日当たりで管理します。日照不足になると開花が止まったり、株が弱ってしまいます。

夏越し

真夏の直射日光でも枯れませんが、あまりに暑いと葉っぱの色が落ち、元気がなくなります。夏だけは半日陰に移動させると元気になります。枯れるほどではないので、あまり気にしないでも大丈夫です。

越冬

冬は室内に取り込みます。耐寒温度は5度で、霜に当たったら枯れます。最低気温が10度以下になったら即、室内に取り込みます。冬も気温が13度以上になると花が咲きますが、そこまでしなくても春~秋まで長期間咲きます。

耐寒温度は5度としているんですが、実際はもう少し寒さに耐えます。0度〜マイナス3度くらいまで大丈夫。霜が降りる地域でも、軒下など霜が当たらなければ戸外で越冬することもあるけど、普通は室内に取り込む。その方が無難なのは間違いないです。

病害虫

カイガラムシスス病などが発生することがあります。

スス病はカイガラムシなどの排泄物に生えるカビで、カイガラムシを予防すれば発生しません。カイガラムシが少量ならば歯ブラシなどで削ぎ落とし、追いつかない場合はカイガラムシエアゾールを利用します。
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花ガラを摘む

花がしぼんだものを「花ガラ」と呼びます。花ガラはまめに摘むことで次の花が咲きやすくなります。

剪定・摘芯

ハナキリンは枝の先に花が咲くので、枝先を剪定して摘芯して脇枝を出させることで開花が増えます。花が咲いた後に花が咲いた枝のすぐ下あたりをハサミで切ると摘芯になって、次の花が咲きやすくなります。花ガラ摘みと兼ねて摘芯してください。

春(4月)から夏(7月)に摘芯しつつ、邪魔な枝を剪定してください。余力があれば挿し木して株を増やすこともできます。
剪定すると切り口から白い樹液が出る。白い樹液は人によってはカブれるので軍手やゴム手袋をして作業をしましょう。
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