ハナキリン・シャインキッスの育て方
目次
シャインキッスの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ栽培可能地域管理場所・日当たり病害虫剪定・切り戻し最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ハナキリン・シャインキッス
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- トウダイグサ属
- 学名
- Euphorbia × lomi
- 別名
- キッスの木・大輪トゲナシハナキリン
- 耐寒
- 5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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シャインキッスの特徴は?
シャインキッスは
トウダイグサ科の常緑
多年草のマダガスカルに自生する
ハナキリン(Euphorbia milii)の交配・改良品種。
トゲナシハナキリン(Euphorbia geroldii)とは別種。育て方はハナキリンと同じ。トゲは「ない!」のではなく「少ない」。全くゼロというわけでもないので注意する。まぁ、元のハナキリンのトゲを思えば「ない」と言い切っても嘘ではないレベルの改良。
乾燥に非常に強く、育てやすい。寒さに弱い。
大きさ・草丈30cmから90cm
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水やり
鉢の土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。非常に乾燥に強く、土が乾いて白くなってから水をやる程度で十分。春なら1週間か2週間に一回、夏でも3日に一回程度。受け皿に溜まった水は捨ててください。
水をやりすぎると徒長気味になる。もっと水をやりすぎると
根腐れして枯れるので
初心者は控えめを心がけましょう。
冬の水やり
寒くなってくると葉っぱが落ちる。落ちたら
水やりを減らしますが、断水はしないで、水やりは控えつつ継続します。冬は土が乾いて白くなってから、さらに数日経って、土の表面を濡らす程度に水をやります。
できれば
土壌水分計(水やりチェッカー)で計測して、土中に水が残っていないけチェックしてから水やりすると失敗が減ります。
肥料
開花する時期に二ヶ月に一回緩効性化成
肥料か2週間に一回液体肥料をやる。肥料が足りないと開花しなくなるが、肥料が多すぎても開花しなくなるので、様子を見て肥料を調節する。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
一年に一回、植え替えをする。植え替えは春(4月〜5月)が適した時期。
用土
多肉植物用か
サボテン用の
培養土を使う。もしくは一般的な培養土に
軽石や川砂を1割かに割りほど追加して
水はけを良くして使う。
鉢植え
植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。古い根をハサミで切ります。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。
鉢底の穴を鉢底網(鉢底ネット)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替え後は1週間ほど日陰で管理します(植え替えのダメージ回復のため)。
●切り口から白い汁が出ます。この汁に触れるとカブれる人もいますので軍手かゴム手袋をして作業します。
●一回り大きな鉢に、土を落とさず、根をいじらないで植え替えをするなら、植え替えのダメージを最小限に抑えることが出来ます。
栽培可能地域
九州・中国・四国・関西・中部・関東・関東北部・東北・北海道
冬は室内で管理するのであれば、日本全土で栽培可能。
管理場所・日当たり
15度〜25度でよく生育しますので、春から秋は戸外の日当たりか、室内の日当たりで管理する。日当たりを好み、日当たりが悪いと生育が悪くなり、開花も鈍くなるので、とにかく日当たりで管理する。できれば戸外の日光にしっかりと当てましょう。
夏の高温・直射日光にも大丈夫です。
越冬
耐寒温度は5度。霜に当たると枯れますので、霜に当てないようにします。寒くなると葉っぱが落ち始め、5度になると弱って枯れます。
最低気温が10度以下になる前に室内に取り込みます。冬は室内の日当たりで管理し、暖房の風に当たらないようにします。暖房の風は乾燥していて、直撃するとすぐにカリカリになります。直撃さえしなければいいです。室内の窓の近くは夜中に氷点下になるので寒い時は夜だけは室内の中央へ移動させます。
病害虫
カイガラムシ・
スス病など。
剪定・切り戻し
花がしぼんだら摘みましょう。摘むと次の花が咲きやすくなります。
ハナキリンは枝先に花が咲くので、枝先を
切り戻して(
摘芯)して、脇芽を出してやると花が増える。春から夏にかけて適宜、ちょっとづつ切り戻しして脇枝を出させるといい。
切り口から白い樹液がでてカブれるので、
剪定するときは軍手かゴム手袋をしてする。
最後に…
近縁種のハナキリン・トゲナシハナキリンも参考にしてください。
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