紫苑(シオン)の育て方…2m以上になるので支柱を!矮性の小紫苑もあります
目次
紫苑(シオン)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- シオン
- 科名
- キク科
- 属名
- アスター属
- 学名
- Aster tataricus
- 別名
- オニノシコグサ
- 耐寒
- マイナス30度〜マイナス35度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 上級者向け
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紫苑(シオン)の特徴は?
紫苑(シオン)は
宿根アスターの一種で
キク科の
宿根草・
多年草。秋になるとピンクのキク科っぽい花をたくさん咲かせます。日本〜朝鮮〜中国〜シベリアに自生する植物で、日本の山の中に自生しているので栽培は難しくないです。
日本には平安時代には渡来していて、源氏物語にシオンが登場しています。
原種は草丈が2mになり、育てるんであれば支柱を立てて倒れないようにしないといけません。それ以外は手間がかからないです。支柱が面倒なら草丈が低くまとまる「コジオン(小紫苑)」や、他の宿根アスターの
矮性種を植えるといいです。
草丈2m
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水やり
庭植えの水やり
紫苑(シオン)を庭植えにした場合、通常の
水はけの土であれば、年間を通して自然に降る雨だけでいいです。あまりに乾燥する夏場は様子を見て
水やりをします。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は通常の鉢栽培と同じで、土が乾いたら水やりをします。夏は朝夕の2回、水やりをしますが、それでも追いつかないこともあります。そういう場合は
半日陰に移動させて蒸発を防ぎましょう。
冬は地上部が枯れますが、断水せず、土が乾き切ってから水やりをします。面倒ですし、忘れがちですから、庭植えがいいです。
肥料
紫苑(シオン)の新芽が出る前の春と開花が終わる頃に化成
肥料を説明書きの規定量を周囲にまきます。
春の肥料は新芽のため、開花後の肥料は開花によって消耗した株の回復のための肥料です。
植え替え・植え付け
時期・頻度
紫苑(シオン)の植え付け・植え替えは春か秋に行います。鉢植えは毎年植え替えをしましょう。植え替えの際に株分も可能で、株分しないとすぐに
根詰まりします。
用土
紫苑(シオン)は水もちがある程度ありつつ、水はけの良い土を好みます。
弱酸性を好むので中和しないでいいです。庭植えの場合は庭土に
腐葉土か
堆肥を混ぜて
用土とします。鉢植えの場合は一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。
鉢の植え付け・植え替えの手順は?
最初は8号〜10号に1苗を植えます。それ以上大きな鉢でもいいですが、管理が大変なのでこのくらいにしておきましょう。軽いプラ鉢がいいですよ。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
鉢植えの大きさに応じて草丈が高くなるので支柱を立ててくくりつけます。じゃないと風でポキっと折れます。
植え替えの場合は、鉢から株を取り出し、古い土を3分の1だけ落として、植え付けと同じ手順で植え替えます。このとき二つか三つにナイフで切って株分して、別々に植えましょう。必ず1株に芽が三つ以上つくように切ってください。土を落とすだけだとすぐに根詰まりを起こします。
庭植えの手順は?
庭土を深さ30cm〜40cmほど掘り返し、その土に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割〜3割ほど入れ、化成肥料を説明書きの容量だけ入れます。よく混ぜて、これを用土とします。
穴に半分だけ用土を戻し、紫苑(シオン)の苗を入れます。苗を複数植える場合は30cm空けて植えます。庭植えにすると2mくらいにはなりますので、高さ1mくらいの支柱を立てて、成長したらくくりつけましょう。
管理場所
日当たりの良い場所で育てます。紫苑(シオン)は山の中で育つので、多少日当たりが悪くても生育はするのですが、花が減るので栽培するのであればとにかく日当たりで管理します。
冬は地上部がなくなるので、日当たりでも日陰でもいいです。シベリアに自生しているくらいですから、寒さには強く、凍結しても枯れることはないです。
病害虫
ほとんど見かけない。
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