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グラマトフィラムの育て方

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グラマトフィラム
目次
グラマトフィラムとは?
水やり
肥料
植えかえ
管理場所・日当たり
長く楽しむコツ
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
グラマトフィラムの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
グラマトフィラム
科名
ラン科
属名
グラマトフォラム属
学名
Grammatophyllum scriptum
別名
タイガーオーキッド
水やり
水を好む
場所
日の当たる室内
難易度
上級者向け
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グラマトフィラムとは?

グラマトフィラムはラン科グラマトフィラム属の植物。夏に鮮やかで涼しげな黄緑の花を咲かせ、しかも大きくて迫力があることからギフトとしてよく流通しています。

開花時期は夏から秋としていますが、流通は別の季節でも流通します。夏の暑さに比較的強いですが、花自体は暑さや乾燥にあたるとスグに茶色く変色してしまいます。
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水やり

グラマトフィラムは生育時期は水を好む植物ですので、春から秋に掛けては、ミズゴケが乾いていたら水をしっかりとやります。冬は成長が鈍くなっていますので、乾かし気味に管理します。ミズゴケが乾いてから数日経って水をやるようにします。

グラマトフィラムの鉢の場合、株がそれぞれ別のポットに入っています。水をやるときはそれぞれのポットに水を入れるようにしてください。

肥料

5月〜7月に緩効性固形肥料を株元に一ヶ月に一回やります。それとは別に平行して、液体肥料を5月〜9月に1週間に一回あげます。肥料が少ないと生育が止まるので、生育時期は肥料が切れないようにします。
冬は生育が止まっているので一切あげません。
●緩効性固形肥料=化成肥料でもいいし、油粕でもいいが、油粕は臭い。室内で管理する場合は化成肥料を。

植えかえ

時期・頻度

春になり暖かくなり5月以降、鉢が窮屈であれば、一回り大きな鉢に変えてやるとよいです。2年か3年に一回植え替えをします。ミズゴケかラン用バークで植え付けますが、水やりが多いので腐って、植え付け材が変色しているようなら、植え替えた方がいいです。

用土

ミズゴケかラン用バークで植え付けます。

植え替え手順

まず、グラマトフィラの根についたミズゴケ(かバーク)をすべて取り除きます。腐っているミズゴケは根にこびりついていたらピンセットなどで全て取り除きます。根を新しいミズゴケ(かバーク)で包んで、鉢の中に突っ込みます。

鉢の中には「発泡スチロール」などが詰め込まれているかもしれません。
「詐欺だ!」
と思うかもしれませんが、発泡スチロールは通気性と全体を軽くまとめるには非常に良い素材です。腐っていなければ、同じように鉢に詰めてあげてください。

管理場所・日当たり

直射日光が強いと葉っぱが焼けて変色します。コチョウランや他のラン類よりも葉っぱが薄いので、葉焼けしやすい。また、葉焼けすると元には戻りません。

春から秋は室内の直射日光の当たらない明るい場所か、戸外の軒下の明るい日陰。冬は室内の直射日光の当たらない明るい場所で管理します。

越冬

冬越しの管理は難しい
夏の暑さに比較的強いですが、冬の寒さに弱く、越冬には13度以上、出来るならば冬も15度以上が欲しい。健康的に生育するためには18度が理想。越冬させる場合は、夜の間はダンボールや発泡スチロールなどで囲んでやって、温度を保ってあげなくてはいけません。高気密高断熱の家なら18度以上も可能ですが、そうでなければ越冬させるのであれば、温室が欲しいです。

15度以上なら水やりは秋や春と同じくらい。それ以下なら水やりは控えめにします。

長く楽しむコツ

●グラマトフィラムに扇風機やクーラーや暖房の風が当たらないようにしましょう。
●水をやり過ぎない。ミズゴケが乾くまでやらない。濡れているうちは水をやらない。
●冬に温度が足りないと葉っぱが黄色くなります。黄色くなるようであれば、温度が高い場所へ移動するか、ダンボールや発泡スチロールで防寒します。
●虫がいたらすぐに捕殺するか、薬殺します。
●花がしぼんだら、すぐに取ります。萎んだ花が別の花にくっついて一緒にしぼむことがあります。

特徴・由来・伝承

透明感の緑の花を鈴なりに咲かせるランの一種で、シンビジュウムの近縁種。シンビジュウムとは交配も出来るという話も。よくコチョウランのように前へと流れるように仕立てられていますが、これは支柱によって仕立てられているだけで、通常は上へと伸びていきます。

白い花のラン類だと供花をイメージすることがありますが、グラマトフィラムは緑ということもあり、さまざまなギフト場面で喜ばれます。また夏場に見ると見た目に涼しいのも人気で、お中元・暑中見舞いに贈る人も多いです。
ラン類の中では大きさの割りに安い。
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