ミツバハマゴウ(三葉浜栲)の育て方
目次
ミツバハマゴウとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定についてプルプレア?関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ミツバハマゴウ
- 科名
- クマツヅラ科
- 属名
- ハマゴウ属
- 学名
- Vitex trifolia
- 別名
- ビテックス・三葉浜栲
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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ミツバハマゴウとは?
ミツバハマゴウは
クマツヅラ科の半耐寒性の落葉
低木。葉っぱの裏側が紫の「パープレア(プルプレア)」がよく流通しています。ちなみにパープレア(プルプレア)とは紫色という意味です。
セイヨウニンジンボクと同じハマゴウ属なので「
ニンジンボク」「銅葉ニンジンボク」と呼ばれることもあります。成長すると2メートルか3メートルになる落葉低木で、春に芽吹いて、夏〜秋に花が咲きます。昔からある植物なのですが、意外と市場に出回らず、店頭に並びにくいです。ネットでも意外と見かけません。冬の寒さに若干弱く、地域や寒波の具合によって枯れることがあるので、検討して植えてください。日向か
半日陰で管理します。
樹高3m…
剪定で1mに抑えられる。
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水やり
土が乾いていたら水をしっかりとやってください。日当たりの良い場所に植えた場合は、夏の乾燥に気をつけます。ミツバハマゴウは乾燥に強い方ですが、あまりに乾燥すると弱ってきますので、真夏は土の状態を見て、水をやって下さい。もしくは株下にワラを敷いて
マルチングをして乾燥を防ぎます。
肥料
肥料は植え付けのときに肥料を混ぜておくのと、毎年二月に寒肥と
腐葉土と
堆肥を株の周りに穴(深さ20cm)を数カ所ほど掘って施します。
植え付け・植えかえ
時期
植え付けは落葉期に行います。2月か3月頃、まだ新芽が出ていないころに植え替えや植え付けを行います。
ミツバハマゴウの苗木や鉢が出回るのは、花が咲いている時期です。植え替え・植え付けは落葉してから行ってください。花が咲いている時期に植え替えたら絶対枯れる・・・という訳ではないですが、枯れる可能性があります。
用土
水はけのよい土を好みます。市販の花と野菜の土で大丈夫です。庭植えの場合は、庭土に2割〜3割ほど堆肥か腐葉土を混ぜて
用土とします。
植え付け
庭植えの場合は、植え付けの1週間前に、深さ30cm掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割〜3割追加してよく混ぜて用土とします。植え付けの日に半分の用土を戻して、株を入れて、隙間に用土を入れていき、最後にしっかりと水をやります。水をやることで土に根を馴染ませます。
鉢植えでも庭植えでも、根を傷つけないように古い土を落としてから、植え付けをします。根を傷つけないようにしてください。
管理場所・日当たり
日当たりの良いところに植えてください。半日陰でも生育します。九州南部より以南に育つ植物で夏の暑さには強いですが、寒さに若干弱いです。弱いといっても朝鮮半島にも自生しているので、関東南部なら戸外の越冬は可能です。
耐寒温度はマイナス3度ですから、少々の寒気では枯れません。マイナス5度で越冬したという報告もある。一般的に「
中間地」とされる地域では戸外で十分越冬可能。強い寒気(マイナス5度くらい)に当たると枯れてしまいます。寒冷地であれば鉢植えにして、冬は室内に取り込んでください。
●幼木のうちは寒さに弱め。枯れなくてもダメージがあることがある。
元々は海岸植物なので潮風に強い性質があります。
剪定について
基本、あまり剪定をしません。選定するのであれば、落葉時期に、前年に花を付けた枝を切り落とします。もしくは、全体に樹形を整えるように邪魔な枝を落としてもOK。一応3m以上になる予定ですが、なかなか大きくならないので、毎年剪定必須の植物ではないです。
●セイヨウニンジンボクがニョキニョキと伸びるのに対してミツバハマゴウ(ニンジンボク)はそんなじゃないです。
プルプレア?
あまり流通しない庭木。ミツバハマゴウのプルプレアは新芽が紫です。流通しているミツバハマゴウはほとんどコレだと思います。葉っぱが表はグリーン、裏は紫のリバーシブルなのが特徴。寒くなってくると紫の色合いが濃くなり、コントラストがキレイです。夏に花を咲かせ、その後、実をつけます。この実が鎮痛・風邪・中耳炎の漢方薬になります。
ミツバハマゴウは三枚の葉っぱが生えます。一方海岸植物のハマゴウは単葉です。潮風に強い性質があります。
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クマツヅラ科