デュランタ(タイワンレンギョウ・ハリマツリ)

科名 | クマツヅラ科 |
属名 | ハリマツリ属 |
学名 | Duranta repens |
別名 | タイワンレンギョウ・ハリマツリ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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デュランタとは?

暑さには耐性があるが、真夏の直射日光には葉焼けするので、真夏は半日陰に移動させてください。冬は暖地以外では室内で管理します。霜が降りる前に室内に取り込んでください。
樹高30cmから2m
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鉢植えの水やり

店頭に並んでいるデュランタはすでに根詰まり気味です。夏になる前に一回り大きな鉢に植え替えるといいです。
冬の水やり
冬は成長が鈍くなるので、水をあまり必要としなくなります。乾かし気味に管理すると耐寒性が上がり(寒さに強くなり)、冬越しが楽になります。15度以下になってくると生育が鈍くなってきますので、水やり頻度を減らしてください。
冬の寒さで落葉しても、根まで枯れていなければ春には芽吹くので、水やりはしてください。
庭植えの水やり

肥料

肥料が多すぎても開花は鈍くなる。肥料の説明書きや上記の頻度を守って肥料をやってください。
冬は生育が止まっているので肥料はやらない。ただし、気温が13度以上で開花する。最近は床暖房・高気密高断熱の家なら13度以上は可能。花が咲くなら冬でも肥料をやってください。
植え替え・植え付け
時期・頻度
デュランタは生育が旺盛で、根詰まりしやすいです。根詰まりすると、水切れしやすくなり、生育が悪くなり、開花しにくくなり、下葉から枯れてきます。植え替えは2年に一回(もしくは毎年)、生育期(5月から7月あたり)に行います。土を落とさず、根をいじらないなら、真夏と真冬以外の植え替えも可能です。
用土

鉢植え

新しい鉢の底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を3センチほど敷きます。その上に用土を入れ、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。鉢を揺らすと、隙間が新たにできるので、その隙間に用土を入れて、隙間ができなくなるまで続けて、最後に水をやります。水は鉢底の穴から水が出てくるまでしっかりとやってください。
大きくしたいなら一回り大きな鉢に植えます。大きくしたくないならば同じ大きさの鉢に植えてください。
庭植え

庭土を深さ30cmから40cmほど掘り返して、植え付ける2週間前に苦土石灰を撒いてよく混ぜて中和させる。2週間後に掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほど追加してよく混ぜ、半分を戻して、株を入れて他の用土を隙間に入れて、最後に水をやって完成。
挿し木
挿し穂を作る

苗床に挿して管理する

●切り口に発根材を塗るとより、発根しやすくなる。
●イラストには鉢底に軽石を入れているがなくてもいいです。
●イラストには鉢底に軽石を入れているがなくてもいいです。
管理場所・日当たり
春から秋の管理場所

葉っぱの色が薄いライムや、斑入りの品種は特に夏の直射日光に弱いです。
越冬
10度以下で落葉し、5度以下で枝まで枯れるが、春には芽吹きますが、マイナス5度(=土が凍結する)では確実に根まで枯れる。寒冷地では冬は室内の日当たりで管理してください。13度以上あれば冬でも開花します。13度以上を保つというのは温室でも持っていないとなかなか難しいです。冬越しについての詳細は以下のページにまとめています。参考にしてください。
デュランタの冬越しのコツ
雑記
病害虫
スス病・アブラムシ・ハダニ・カイガラムシ・コナジラミが発生します。剪定
春から秋にかけて剪定をします。邪魔な枝を落とし、樹形を整えます。店頭で販売しているデュランタは小さくまとまるように矮化剤を使っている。矮化剤を使うと葉が密になり、小さくまとまり豪華に見える。育てているとこの矮化剤が切れて、徐々に大きくなるため「邪魔」になる。なので剪定は必須。植物は剪定(摘芯・切り戻し)されると、成長するエネルギーの行き場を求めて脇芽を出します。デュランタは、剪定をすると株元からヒコバエという、新枝が伸びてきやすいです。このヒコバエは勢いよく伸びて、花付きが悪いと言われますが、それも最初だけで、最後には他の枝と同じようになります。ただ、旺盛に開花するようになるまでに時間がかかって不恰好なので、一般的にデュランタのヒコバエは伸びてきたらすぐに根元から切ってしまいます。
本株が弱っていたり、不恰好ならばヒコバエを育てても良いです。ヒコバエがある程度伸びたら、摘芯して脇芽を出してやり、よく見るデュランタのように仕立てていきます。
切り戻し
花が終わったら…花が一段落したら、花が咲いた枝を切り戻します。切り戻すと脇芽が出て次の花が咲きやすくなります。花芽は新枝の先につく。切り戻したほうが次の花が咲きやすい。花ガラ摘み
デュランタが花が終わると、丸い果実をつける。オレンジ色になる。品種によってはトゲがあるし、果実をつけると株が弱るので、花が終わったら花は取り除き、果実を付けないようにする。もしくは、上記の様に切り戻しをして脇芽を出させる。特徴・由来・伝承
熱帯アメリカ原産の常緑低木です。デュランタでポピュラーな品種にデュランタ・タカラヅカがあります。一定の気温があれば咲くので、冬でも温度さえあれば周年咲くことも出来ます。また葉っぱもキレイなのでデュランタ・ライムのように観葉植物として扱われる品種もあります。スポンサードリンク