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ヒメイワダレソウ(リピア)の育て方…植えてはいけない?

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ヒメイワダレソウ
目次
ヒメイワダレソウとは?
水やり
肥料
植え付け
管理場所・日当たり
病害虫
剪定
駆除
特徴・由来・伝承
最後に
関連記事
学名などの基礎データ
ヒメイワダレソウの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
ヒメイワダレソウ
科名
クマツヅラ科
属名
イワダレソウ属
学名
Phyla canescens
別名
リピアカネスケンス・姫岩垂草
水やり
水を好む
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
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ヒメイワダレソウとは?

姫岩垂草(ヒメイワダレソウ)はクマツヅラ科多年草学名はフィラ・カネスケンス(Phyla canescens)ですが、ネットショップでは旧学名(リピア・カネスケンス=Lippia canescens)の「リピア」「リッピア」で出ていることが多いです。

雑草を駆逐するほどの繁殖力なので、広い敷地の雑草に困っているのであれば、イワダレソウを植えると雑草が目立たなくなります。草丈は非常に低くグランドカバー向きです。芝生の代わりに植えられることもあります。雑草の草丈が高く茂ると蛇が住むこともあるので、ヒメイワダレソウなどで雑草予防をするのがいいです。
ヒメイワダレソウ:補足情報
根が張るまで水をやったら後は乾燥にも強いので放置してしまってもほぼ枯れることはありません。それどころか、地下茎・こぼれダネで想像していたよりも速いスピードで広がるために、今度は広がりすぎないようにする管理の方が大変。ヒメイワダレソウはミントと比べられるほどの繁殖力で植えてはいけない植物として挙げられます。生態系を壊す危険な外来種なので、管理しきれないなら植えない方がいいかもしれない。

植える前に以下のページを参考にしてよく考えてからにしましょう。
グランドカバーの植物で、オススメ・人気の一覧
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一覧まとめ

栽培するなら庭植え(地植え)ではなく鉢植えにしましょう。

改良品種のクラピアはかなり茂り、踏みつけにも強い上に、クラピアは地下茎では伸びるが種子ができないので、何かと便利。クラピアをどうぞ。
クラピアの育て方…植え付けの時期は?刈り込んで踏みつけて密に!
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クマツヅラ科イワダレソウ属Phyla canescens x Phyla nodiflora
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水やり

庭植えの水やり

庭植えにした場合は乾燥にも強いので、よほど乾燥しない限りは水をやらなくても降雨だけで大丈夫です。ただし庭植えにしていても夏や日照りが続くようであれば、水をやらないと枯れてしまいます。

植え付けして一年はまだ根が張っておらず、水切れを起こしやすいので、様子を見つつ、水切れしないように水やりをしてください。特に植えつけして2週間ほどは水切れしやすいので注意します。

鉢植えの水やり

鉢植えにした場合は、土が乾いていたら水をしっかりとやります。夏には1日2回(朝と夕方)やる必要があります。一般的には庭植えにするもので、あんまり鉢植えにはしない(できないわけじゃないですよ)。

受け皿の水は捨てること。
夏は昼に水をやると水が沸騰して根を傷める。そのくらいで枯れることはないが、株が弱るのでやめる。

肥料

肥料がなくても育ち、枯れるわけではないが、春から秋の生育時期に緩効性化成肥料を1ヶ月に一回やるか、液体肥料を二週に一回程度やるとよく広がり、開花する。普通は肥料をやらず放置。無肥料でもよく広がります。
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植え付け

時期

春から初夏に苗を植え付ける。基本的には頑健なのでその時期じゃないと枯れるということでもないです。多少ズレても問題ないです。

用土

これといって土質を選ばず、非常に頑健に育ちます。鉢植えするのであれば一般的な培養土。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものに緩効性化成肥料を適量足したもの。

庭植え

匍匐(ホフク)で横へと伸びていきますし、種でも芽吹きますので凄い勢いで繁茂します。他の植物を駆逐しますので、庭植えする場合はよく検討してください。

庭に植え付けする場合は、ヒメイワダレソウは深く掘り返す必要はないですので、ポットより若干深い程度…深さ15cmくらい庭土を掘り返して水はけが悪いならば軽石や川砂やパーライトを入れ、腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど入れ、化成肥料を規定量入れてから植え付けをします。最後にしっかりと水をやって完成です。

株同士は40cmから50cmほど空けて植えます。
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植えつけて1週間は大人しい。2週間で根が広がり、生育速度が一気にあがります。

管理場所・日当たり

ヒメイワダレソウは日光を好みますが、少々日が当たらなくても増えますので、場所は気にしないでください。1日の日照時間が三時間でも枯れない。ただし、生育は鈍いし徒長します。夏の暑さにも強く、暑さ・強い直射日光は気にしないでいいです。

踏まれるとその部分は徐々にハゲますが、それで枯死するということはありません。
種子で広がり、ランナーでも広がるので注意。ヒメイワダレソウは繁殖力が強すぎるので隣家に侵入しないように気を付ける。ブロック塀でも配置しないと侵入する。管理しきれないなら植えない。あなたにとって綺麗でも隣家にとっては雑草(かも)。

越冬

春に芽吹いて、高温多湿の状況を好み、爆発的に茂って、冬になると寒さで地上部が枯れます。マイナス2℃からマイナス3℃程度なら冬も常緑。マイナス5℃以下で地上部が消える。マイナス10℃以下になると根まで枯れます。ちなみに雪が積もると地面は雪が保温になって地熱で凍らず、問題なく越冬します。

グランドカバーとして植えても冬は枯れますので注意して下さい。根まで枯れていなければ春にはまた芽吹きます。

岩手県・山形県では育つ。クラピアの方が寒さには強い。

病害虫

ほとんど発生しない。発生しても繁殖する勢いの方が強い。その中で暖地でよく見られるタテハモドキの幼虫が食害する。タテハモドキの幼虫は毒性はないがトゲトゲのケムシ・イモムシが大量に発生するのは見たくない。

その他の発生する病害虫についてはクラピアを参考に。

剪定

6月から8月に地際から3cmから5cmほどで刈り取ると、摘芯になり、その後、よく繁茂する。また、梅雨と夏の過湿に弱く、腐ってしまうことがあるので、これを予防するためにも6月から8月のどこかで一回、刈り取るとよいです。

ちなみに刈ったヒメイワダレソウのクズを放置していると、そこからヒメイワダレソウが生えてきます。ビニール袋に入れてゴミに出すか、ビニール袋に入れて日光で高熱消毒して完全に枯らせば緑肥にもできます。

駆除

匍匐して広がり、種も残すため、意図しない場所に、想像以上の速度で広がっていき、他の植物を駆逐します。駆除するなら、グリホサート系除草剤で駆除するか、除草剤が嫌なら、シャベルで深く掘って、根を全て取り除きます。
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特徴・由来・伝承

グランドカバーに向く、背の低い、地面を這うタイプの植物。小さな花が集まった花を、たくさん咲かせます。グランドカバーに向いていますが、踏まれると枯れます。人が歩くところに芽吹いても諦めて踏んづけましょう。でないと、ヒメイワダレソウに庭を占領されます。

土よりも、コンクリートやアスファルトにへばりつく…というか垂れ下がる……のが好きなので、そちらへも伸びます。

最後に

ヒメイワダレソウは種子ができるので予想外の場所から芽を出すことがあります。その点改良品種のクラピアは種子ができないので、その点は便利。ただし、デメリットもありますので、以下のページを参考にしてください。
クラピア栽培の注意事項…芝生との比較・雑草対策・蜂対策など
クラピア栽培の注意事項…芝生との比較・雑草対策・蜂対策など
栽培のコツ
(芝生との比較や雑草対策や蜂対策などのまとめ)
クラピアの品種(K9・K7・K5・S2・S1)のまとめ
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クラピアの育て方…植え付けの時期は?刈り込んで踏みつけて密に!
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