イワダレソウの育て方
目次
イワダレソウとは?水やり肥料植え付け・植えかえ株の増やし方栽培可能地域管理場所・日当たり病害虫最後に…関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イワダレソウ
- 科名
- クマツヅラ科
- 属名
- イワダレソウ属
- 学名
- Phyla nodiflora
- 別名
- 岩垂草・リッピア
- 水やり
- 乾かし気味に
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 初心者向け
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イワダレソウとは?
イワダレソウ(Phyla nodiflora)は
クマツヅラ科の宿根
多年草。日本では本州の関東以西の太平洋側や南西諸島に自生している。匍匐して広がり、頑健で繁殖力が強い。地下茎で広がり、また
種子からも増える。
ガーデニングでイワダレソウといったときは「ヒメイワダレソウ(Phyla canescens)」とヒメイワダレソウとイワダレソウの交配改良品種のクラピア(Phyla canescens x Phyla nodiflora)などを指し、本来の「イワダレソウ(Phyla nodiflora)のことではないことが多い。
というのも繁殖力・葉の密度・開花でヒメイワダレソウやクリピアの方が本種(=イワダレソウ)より優れているので普通はそちらを植えるし、厳密な意味での本種はそもそも流通していない(私は見かけたことない)。ただし、ヒメイワダレソウがイワダレソウとして売られることは十分ある(生産者は細かいことを考えていない)。
最近は
グランドカバーとしてクラピアを植える。
草丈10cm
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水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。
鉢植えの水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。
肥料
生育時期は2週間に一回液体
肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性化成肥料をやる。肥料が切れると花が少なくなるので、肥料をやった方がいいが、そもそも花を楽しむものでもないので、様子を見て調節しましょう。
植え付け・植えかえ
時期
春から秋の生育時期に植え付け・植え替えをする。鉢植えの場合は根の張りが早いので一年に一回か、2年に一回は植え替えをする。
用土
水はけさえよかれば土質は選ばない。一般的な花と野菜の
培養土で植えるか自作する場合は
赤玉土小粒6
腐葉土4を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か
堆肥を追加して混ぜて
用土として使う。
鉢植え
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(
軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていく。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。この時に株分けも可能です。
庭植え
植え付ける二週間前に深さ20cmと大きさの穴を掘って、
苦土石灰をまいて中和させておく。中和は1週間くらいで終わるので、一週間〜十日後に、掘り出した庭土に腐葉土か堆肥を2割〜3割入れ、化成肥料を少量入れて混ぜてようどとします。穴に半分ほど用土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
株の増やし方
挿し木でも増やせるし、株分けでも増やせる。
こぼれダネでも増えるので、「増やそう」とするよりは、「勝手に増えて困る」くらい。
栽培可能地域
九州南部・九州北部・中国・四国・関西・中部・関東南部
参考:
自分の地域で育てられるのか分からないときに読むページ管理場所・日当たり
日当たりを好み、日当たり〜
半日陰で栽培します。日当たりが悪いと生育が悪くなりますので、可能であれば日当たりで育てます。夏の高温・直射ににも負けません。ただし、夏の高温で乾燥して水切れはするので、庭植えでも水をやり、鉢植えは水切れするようなら半日陰に移動させてください。
冬の管理
霜に当たると地上部が枯れるが、根が生きていると冬を越して春に新芽を出す。
病害虫
カイガラムシ・
ハダニ・
アブラムシ・
ウドンコ病など。
発生してもよほどじゃない限りは枯れない。
最後に…
グランドカバーとしては
ヒメイワダレソウ、
クラピアの方が有名で利用しやすいです。ヒメイワダレソウは種子で増えるため、予想外のところから生えてきて制御ができないので、繁殖力がありつつ、種子ができにくいクラピアの方が便利。ただし、ちょっと苗が高いかもしれない。
ヒメイワダレソウは繁殖力が強すぎて庭植えすべきではない植物としてよく挙げられるので、
繁殖力が強い植物のリンクを参考にして、よく考えてから植えてください。
その他のグランドカバーについては
オススメで人気のグランドカバープランツの一覧を参考にしてください。
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