ネコヤナギの育て方
目次
ネコヤナギとは?ネコヤナギの水やり肥料ネコヤナギの植え付け・植えかえ挿木管理場所・日当たり特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ネコヤナギ
- 科名
- ヤナギ科
- 学名
- Salix-gracilistyla
- 別名
- カワヤナギ・エノコロヤナギ
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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ネコヤナギとは?
ネコヤナギは
ヤナギ科の樹木。春にモコモコの毛の生えた花穂が見られます。アレンジメントや花束に入っていたネコヤナギを水につけておくと、根が出てくることがあるくらい、ヤナギ類は強い植物です。根が出たものを土に植えておくと根付くことも充分あります。
乾燥に弱く、湿気た土を好む植物なので、よく川沿いの土手の粘着質の土に自生しています。和モノ…日本の里山などにも生える植物…なので、寒さや暑さに負けることはありません。
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ネコヤナギの水やり
湿気た場所…自生する場所が、水辺の近くであることが多いように、乾燥に弱いです。切った枝を水につけていると、根っこが出るくらいなので、水のヤリスギで枯れることはありませんので、安心して水をやってください。
土が乾き切る前に水をやります。水をやるときは鉢の底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。
庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、真夏に高温で乾燥してしまい、枯れ込むことがあるので、真夏は庭植えでも
水やりをしてください。
肥料
肥料はなくても育ちますが、生育が悪いときあ2月に寒肥として肥料をやります。ネコヤナギの株の周囲に根が当たらないように穴を掘って、中に
油粕・
鶏糞・化成肥料か何かを入れて埋めます。
ネコヤナギの植え付け・植えかえ
植え付け時期
落葉時期(11月〜3月)に植え付けます。葉っぱが出ているときに植えるとダメージがあります。鉢植えは
根詰まりしているようなら植え替えをします。植え替えも落葉時期に行います。鉢底から根が出ているなら根詰まり寸前です。
用土
土質は選びませんが、あまり
水はけがよいと乾燥しすぎて枝枯れすることがあります。
赤玉土だけで植えてもOK。一般的な
培養土でいいです。赤玉土6
腐葉土3
ピートモス1を混ぜた土が適しています。庭植えにするなら、元の土に腐葉土を2割足して
用土とし、赤玉土を足してもいいです。赤玉土は経年劣化すると泥になり、水はけ悪くなり、ネコヤナギにとっては適した土になります。
庭への植え付け
根鉢に倍の直径・深さの穴を掘ります。大体直径30cm深さ30cmの穴です。掘り出した土に対して腐葉土2割と赤玉土2割を追加してよく混ぜて用土とし、半分用土を戻して、株を入れて、用土を隙間に入れて埋めて、水をしっかりとやります。水をやると土と根が馴染んでよく根が張ります。
鉢植えの植え付け
鉢底の穴を網を敷いて、その上に
軽石(鉢底石)を2cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。鉢植えより庭植え推奨ですが、鉢でも栽培は可能です。
挿木
挿し木して増やすことが出来ます。水につけて発根させるより土に挿しておいたほうが発根しやすいです。簡単に増やせますので、アレンジメントに挿してあったものを挿し木して庭に移植する人もいます。
管理場所・日当たり
日当たりで管理しますが、耐陰性もあります。
半日陰程度なら生育します。あまり日陰だと株が弱ってきます。川辺によく生えているように乾燥が苦手です。真夏の高温時期に水が切れると枯れ込むことがあります。水やりが追いつかない場合は、ヨシズ・スダレなどで遮光してやります。もしくは、最初から半日陰で栽培します。
寒さには強く耐寒温度はマイナス25度くらい。乾燥は苦手ですが暑さには強いです。北海道でも沖縄でも栽培は可能です。
特徴・由来・伝承
細かい毛に覆われた花を咲かせることから猫に見立てて「ネコヤナギ」と呼ばれます。
他のヤナギ類よりも早く咲くので「春の訪れを告げる植物」として、生け花の材料として愛用されます。ヤナギ類は全般に土の湿った場所が好ましいですが、ネコヤナギは特に水の近くを好み、株元は水に浸かることもあります。
ヤナギ類はすべて
雌雄異株といって、雄花と雌花が別々の株に咲きます。当然雄花には「おしべ」しかなく、雌花には「めしべ」があります。受粉すると房状に連なった実ができます。実はその後はじけて綿に包まれた種を出します。
ちなみにネコヤナギにはクロネコヤナギやピンクヤナギ、
アカメヤナギといった異種があります。その中でクロネコヤナギは雄株しか見つかっていません。
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ヤナギ科