イタリアングラス(イタリアンライグラス、ネズミムギ)

科名 | イネ科 |
属名 | ドクムギ属 |
学名 | Lolium multiflorum |
別名 | イタリアンライグラス、ネズミムギ |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
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イタリアングラスの育て方

飼料として人気で栽培はしやすく、グラスサイレージ(牧草をサイロで発酵させた飼料)の材料としてよく栽培されています。また緑肥にも使われます。ウサギの餌にもどうぞ。
北海道から九州まで自生する雑草。群生してスッと伸びる立ち姿はキレイ。観賞用として育てるならば、斑入りを植えましょう。
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水やり
鉢植えならば土が乾いてきたら水をやります。水を少々やりすぎても、乾燥しても枯れません。といっても長期間水に濡れていると腐ってしまいます。よほどでないと枯れません。庭植えにした場合、乾燥して水切れを起こさない限りは水をやらなくても降雨だけで十分生育します。
肥料
緑肥ですきこむことがあるくらいですから、元肥として化成肥料を入れたら後は不要です。ただ、あまりに生育が悪いなら追肥をしてください。植え付け・植えかえ・種蒔き
種まきの時期
関東では9月〜10月に種まきして5月収穫、関西以西では10月〜11月に種まきして4月に収穫する。9月以前に種まきをすると、他の植物にまけたり、環境が合っていないので発芽しても病気になりやすいです。用土
用土は市販の培養土で構いません。鉢植えにしても庭植えにしても、種子が飛んでいって増えるので、繊細な植物を他に植えている場合は植えない方が吉。もしくは種子をつけるまえに刈って、飼料や緑肥にしてしまいます。庭植え・種まき
庭土を20cmほど掘り返し、腐葉土か堆肥を元の土に対して2割ほど入れて混ぜ、化成肥料を規定量入れます。そこに種子を適当にまいて、土をかぶせます。あとは水をやっていると発芽し、よく生えます。発芽温度は20度。
苗を植える場合は、ここに植え付けます。植え付ける時期はいつでも問題ないです。一般的には種まきから栽培して夏までに収穫するというサイクルです。
管理場所・日当たり
日当たりを好み、直射日光にも負けません。気温が5度以上で生育し始め、適した生育温度は14度〜18度。寒さには強く、雪が積もっても枯れることはないです。収穫・犬猫ウサギの餌として
サイレージにする場合は穂が出たら刈り込みます。乾草にするなら穂が出てから開花した時期に刈り込みます。ウサギの餌・犬猫の食べる草にするなら、適宜、生のままで利用しましょう。ウサギの餌や犬猫が食べる草としての利用を考えるなら、春〜秋は猫草(=ライ麦)。冬〜春はイタリアンライグラスと使い分けるといいですが、イタリアンライグラスは草丈がそこそこ大きいので、家庭栽培では邪魔かなと思います。ウサギがイタリアンライグラスを食べる動画がyoutubeにありますので参考に。
春〜秋はライ麦(=犬猫の食べる草)が適しています。詳細は以下のページを参考に。
犬猫の食べる草
イネ科カラスムギ属Avena sativa
特徴・由来・伝承

イネの花粉で花粉症になる人はクシャミが出ますので注意します。また繁殖力が強く、ヨーロッパからやってきて帰化して、現在では群生している地域もあるほど。原生林にも侵入して在来種を脅かす存在なので、植えるときは注意しましょう。牧草。イタリアンライグラスは牧草名という言い方をするらしいです。
似たようなものに、ホソムギ、ドクムギ、ボウムギなどがあります。どれも雑草ですし、穂が出るまで区別はほとんど不可能。
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