スコパリアの育て方
目次
スコパリアの特徴は?水やり肥料が必須です植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定・切り戻し品種特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- スコパリア
- 科名
- ゴマノハグサ科
- 属名
- スコパリア属
- 学名
- Scoparia
- 耐寒
- 0度〜5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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スコパリアの特徴は?
スコパリアはメキシコ・アルゼンチンで自生する
ゴマノハグサ科(
オオバコ科)の常緑
多年草。流通しているスコパリアは暑さと多湿に強くなっていて、使いやすい冬越しもできなくもないが花が少し地味で、あまりガーデニングで利用されていない。画像はスコパリアのリトルチュチュ(レモンミスト)です。
寄せ植えされることが多いですが、他の植物に比べると生育が早く、大きくなるので、適宜、刈り込むか、最初からスコパリアだけで育てたほうがいいです。でも、単独ではちょっと派手さにかけるんですよね。
スコパリアは枝分かれもしやすいので、
摘芯をしないといけないというほどではないですが、やっぱり摘芯・
切り戻しをしたほうが花が多くなります。
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水やり
鉢植えの水やり
鉢植えの場合、土が乾いていたら水をやります。過湿に強いように品種改良がされていますが、それでも常時ジメジメしている
根腐れしてしまいます。
真夏は蒸発が激しく、乾燥してしまいます。鉢植えにしているならば、朝と夕方の二回、鉢底から染み出すくらいにしっかりとやります。
庭植えの水やり
庭植えにした場合は春と秋は自然に降る雨だけで十分です。夏は様子を見て
水やりをしてください。
肥料が必須です
初夏から秋まで花が咲くので、植え付け時に混ぜた元肥や、市販の
培養土には最初から配合されている
肥料では植え付けてしばらくして不足してしまいます。
開花する期間は一週間に一回は液体肥料をやるか、一ヶ月に一回緩効性固形肥料をやってください。
植え付け・植えかえ
時期
植え付け・植え替えは春に行います。春に苗が出るのでこれを植えます。冬越しした場合は、毎年春に植え替えましょう。
用土
市販している花と野菜の土で植え付けをします。自作する場合は
赤玉土6
腐葉土4を混ぜたものに化成肥料を入れたものを使います。
庭植えする場合は、
水はけがよい肥沃な土を好みますので、
堆肥を混ぜ、水はけが悪いなら
パーライトや川砂を混ぜて調節します。よく分からない場合は、庭土を「花と野菜の培養土」と入れ替えて植えてもいいです。
鉢植えの植え付け
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株(苗)を入れて、隙間に用土を入れて、最後に鉢底から水が出るまで水をやってください。
越冬したら春に、鉢から株を取り出し、少し古い土を落として、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
庭植え(地植え)の手順は?
深さ20cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。複数株を植える場合は株同士は20cm空けて植えてください。
管理場所・日当たり
日当たりでないと開花が減ります。暑さに強いので、春〜秋は戸外の日当たりで管理します。真夏はさすがに高温で元気がなくなりますが、枯れることはありません。
越冬・冬の管理
霜に当たれば枯れてしまいますし、土が凍れば枯れてしまいます。軒下で霜に当たらない場所であれば、越冬も可能です。越冬すれば来年も花を楽しめます。冬を越したら、植え替えをしてあげてください。
剪定・切り戻し
春〜秋に高さを3分の2か半分くらいまで切り戻すと、摘芯になって枝葉が増えて、花も増えます。
品種改良されたものは蒸れには強い方ではあるんですが、それでも梅雨前・夏前に高さ半分に切り戻して、葉っぱを少し間引いて風通しをよくしておくといいです。
品種
リトルチュチュ(黄色い花)
ブルー
メロン(
青い花でメロンの香りが)
レモンミスト(リトルチュチュと同じ?)
特徴・由来・伝承
花が小さく、目立ちはしませんが花期が長く、他の植物と合わせやすい。育て方に特殊なものは無いです。春から秋に掛けて育てる園芸植物としては極々普通。そして頑健で育てやすい。ただし、他にもっと目立つ園芸植物があるので、スコパリアは優先順位がどうしても低いです。
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