ファレノミディ(ミニ胡蝶蘭)の育て方
目次
ファレノミディとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり傷んだ花は取ってください特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ファレノミディ
- 科名
- ラン科
- 属名
- ファレノプシス属
- 学名
- Phalaenopsis
- 別名
- ミディファレノプシス
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ファレノミディとは?
ファレノミディは
胡蝶蘭(
ファレノプシス)のミニ。ミニ
コチョウランと呼ぶこともあります。育て方は同じです。花が小さいので、マンションやアパートには丁度いいギフトです。また若干、価格も安いです。
栽培のまとめ
●大きな胡蝶蘭より若干育てやすい。育て方は
胡蝶蘭と同じ。
●水ゴケが乾いたら水をやる。葉っぱにも霧吹きで水をやる(
葉水)。
●春から秋は水を欲しがるが10度以下になる冬は活動が止まるので、
水やりを控える。水やりを控えるが葉水は継続する。
●冷暖房の風に当てない。
●直射日光ではなく、カーテンなどで遮光した柔らかい日差しに当てる。
●寒さに弱い。
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水やり
水やりは霧吹きで水ゴケに吹きかけます。ジョウロで水をやってもいいですが、霧吹きで葉っぱにも水をやるので、霧吹きは必須です。
水苔が乾いてら水をやってください。
水苔があんまりにカラカラに乾いていると、水をやっても弾いて流れ落ちていきますので、そういう場合は、しっかりと水をやるか、バケツに水を張って根部分を10分ほど浸けます。
春から秋は水を欲しがるので水ごけに触れてみて乾いていたら水やり+葉水をします。気温が10度以下になる冬は活動が止まるので、水やりは控えます。環境にもよりますが10日から2週間に一回程度です。
葉水
ファレノミディ(ミニ胡蝶蘭)は本来、熱帯雨林の植物で、湿度の高い場所で育つものです。根からも水分を吸収しますが、
葉っぱからも空気中から水を吸収します。そこで葉っぱに霧吹きをかけてしっかりと水分補給をしましょう。
葉水は年間を通して行いましょう。
肥料
20度以上になる気温の高い時期には液体
肥料を二週に一回程度やります。肥料は水苔にかけてもいいですし、葉っぱにかけても吸収されます。両方にやるといいです。花にはやらないでください。
植え付け・植えかえ
2年か3年に一回程度、水苔を変えます。水苔が腐って黒くなっているので、これを丁寧にピンセットなどで取り除いて、新しい水苔と交換します。水苔は
ホームセンターで売ってます。
詳細は以下のページを参考にしてください。
管理場所・日当たり
柔らかな日差しを好む
ファレノミディは本来は、大木の枝に根を張って木の上で生きる植物です。よって直射日光が降り注ぐような場所では生育していません。柔らかな日差しの中で生きるもので、直射日光には葉っぱが焼けて黒くなります(
葉焼け)。
ファレノミディが生きていくには日差しは必要ですが、カーテン越しの日差しや室内の明るいところなど、強い直射日光は避けます。
寒さに弱い
ファレノミディの生育温度は10度以上。10度を下回ると生育が止まります。5度以下で枯れます。霜に当たれば枯れます。冬は室内に取り込んで、リビングなど人が生活する場所で管理してください。
●人が生活する場所では昼間に暖房が効いていて、夜になっても5度以下にはならない(普通は)。
冷暖房の風に注意
クーラーも暖房も非常に風が乾燥しています。直接、この風が当たらないようにしてください。風が当たらなくても空気が非常に乾燥しますので、葉水をして湿度を保つようにしてください。シワシワになります。
傷んだ花は取ってください
しぼんだ花を放置していると、その花が他の元気な花に当たって、元気な花までしおらせますし、腐って
病気のものとになります。花がしおれたら取ってください。
特徴・由来・伝承
熱帯雨林に自生する植物。花の「口」のようなところの上に花粉の入った袋があって、これを昆虫の背中につけて受粉させる。一つの花粉袋の中には大量の花粉があり、コチョウランはそこから大量の小さな
種子を作ります。種子はとても軽く、風に乗って飛んでいき、木にくっついてそこで根を張って着生します。コチョウランは土に根をはる植物ではなく、大きな木の絵だなどに張り付いて生きる植物です。
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