4月の胡蝶蘭の管理…開花が終わったら花茎を切る
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4月のコチョウランの管理のコツ
温室がない場合、室内で管理していると夜に10度以下になることが普通です。10度以下になると
胡蝶蘭は活動が鈍くなり、株にダメージがあります。ダメージがあっても、枯れていなければこれから復活します。完全にズルズルに溶けて下の葉が枯れても、上の葉が生きていれば大丈夫です。それだけダメージがあっても、4月になると花の茎が伸びているのではないでしょうか。これから花が咲くので諦めずに管理しましょう。
温室がある場合は変わらず、適度な気温の状態を維持します。
まとめ
●まだまだ寒さに注意。
●ぬるま湯で水をやる。
●葉っぱを時々拭く。
●花が終わったら、茎を切ってもう一回、咲かせる。
●花が終わったら、植え替えを。
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水やり
株元の
ミズゴケが乾いて、2〜3日経ってから水をやります。ミズゴケが常時濡れているようだと腐ってしまいますので注意してください。水をやるときに葉の付け根に水をやらないように気をつけてください。
まだぬるま湯で水やり
冷たい水道水ではなく、30度くらいに温めた「ぬるま湯」をやります。ポットのお湯を水で薄めてやってください。冷たい水をやると、寒さで傷みます。
●冷たい水をやったからって一発で枯れることはないんですが、ぬるま湯の方が株にダメージがなくいいです。
●30度が無理でも、せめて室温と同じ温度のものを。部屋に汲み置きして室温にしたもので
水やりをしましょう。
●受け皿に水が溜まっていたら捨ててください。
霧吹きで水やり
霧吹きで水をやってください。100円ショップで売ってますから、それでもいいです。霧吹きで株元のミズゴケを湿らせ、葉っぱも濡らしてください。胡蝶蘭は葉っぱからも水を給水することができますし、根だけでは十分な水分を吸収しきれません。
葉っぱは時々、拭く
葉っぱにはホコリや水アカがこびり付いて、それが光合成を阻害します。二週間に一回くらいはティッシュや布や新聞紙を濡らして、葉っぱを拭いてあげてください。
肥料
温室がない場合の肥料
肥料は今月の下旬に一回、薄い液体肥料を一回やります。
温室がある場合の肥料
温室で育てていて20度以上を保って来た株は、ガンガン生育しています。晴れた日は水の代わりに液体肥料を午前中にやります。
植え付け・植えかえ
花茎が伸びたら支柱を
花茎が伸びてきて15センチか20センチになったら支柱をしてあげます。支柱をしないと花が横に伸びてバランスが悪くなって株がひっくり返るなど支障が出ます。支柱をする方法などは以下のリンクを参考にどうぞ。
花が咲き終わった株は植え替え
花が咲き終わった株は二節か三節残して切ります。株が充実している場合はもう一回、花が咲きます。
もう、花が咲きそうにない場合は、根元から切って、植え替えをします。植え替えは以下のリンクを参考にしてください。
管理場所・日当たり
温室がない場合
まだ4月は胡蝶蘭にとっては寒いのでビニールをかぶせるか、衣装ケースに入れて保温します。
日光に当ててください。窓辺でカーテン越しの日光に当てます。胡蝶蘭は密林の木の枝に着生する植物ですから、直射日光がサンサンと降り注ぐと葉っぱが焼けてしまいます。
ケースに入れた状態で窓辺の日当たりに置くと、4月の下旬になると気温が上昇して、衣装ケース内の温度が30度以上になることがあるので、あまりに高温にならないように、蓋を開けます。
●透明なビニールをかぶせた場合は、そのまま窓辺で日光に当ててください。
●昼間は取り出して日光に当て、夜は衣装ケースにしまう人もいます。面倒ですので、「透明な」衣装ケースにして、そこに
コチョウランを入れるようにします。
●昼間は透明な衣装ケースに入れたままで窓辺に置いて日光に置いていると、温室効果で30度はすぐです。特に4月の下旬は。
●最低気温が15度以上にならば、保温のビニールや衣装ケースはなくてもいいです。
●カバーなしに窓辺に置く場合、暖房の風が直接当たらないようにしてください。暖房の風は非常に乾燥しているために、すぐにシナシナになります。直接じゃなければいいです。
温室がある場合
温室内の温度は理想は25度から30度。最低でも20度以上を保ちます。湿度は60%前後。4月はまだ、霜が降りる可能性のある時期です。そんなときに温室の暖房が壊れたら、コチョウランはどうなるか分かりません。毎朝、暖房の調子をみてください。
その他
カイガラムシが発生します。
温室の場合は、
ナメクジも発生します。
虫が発生した場合は、捕殺し、薬剤を散布します。
寒さに当たった株は葉っぱが腐る軟腐病や褐斑細菌病が発生します。腐ったところは切り取ってください。
来月の管理は?
先月の栽培については
を来月以降の栽培は
を参考にしてください。
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