ブルーベリーの庭植えの手順・コツ
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ブルーベリーの庭植えのやり方
ここでは
ブルーベリーの庭植えをまとめています。ちなみにブルーベリーは根が浅いため、鉢植え・庭植えでも収穫量や栽培の手間があまり変わらないので、鉢植えを薦める人も多いです。
鉢植えに関しては
にまとめていますのでそちらを参考にしてください。
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植え付けの時期
植え付けの適した時期は理想的には寒さに当たって落葉する10月〜12月か、葉が出始める前の3月〜4月。植え替えの際に
剪定するので
花芽が目視できる3月以降が適している。
準備するもの
ブルーベリーの苗
根のしっかり張った苗を買います。幹を持ってみてグラつかないものを選びます。ブルーベリーは同じ品種を複数植えても結実しないか、結実が非常に鈍くなります。そこで同じ系統で違う品種を二つ、植えるようにします。同じ系統にするのは開花時期が近いから結実しやすいからです。
ブルーベリーの品種選びは収穫・栽培の難易度が変わる大事なポイントですので、以下のリンクを参考にして品種選定をしてください。ブルーベリーの品種どーこーだけで一冊の本が書けるくらいにディープな世界で、細かいことを言い出すときりがないので、どこかで割り切りましょう。
ピートモス
ブルーベリーは
酸性土じゃない土中の微量要素を吸収できず、育ちません。日本の庭は
弱酸性(pH6.0〜6.5とか)で、
酸性(pH4.5〜5)が足りませんから、酸性(pH4.0)
の
ピートモスを混ぜ込みます。ピートモスは「中和したもの(酸度調整済み)」ってのもありまして、それでは意味がありませんから、調整していない、ちゃんと酸性のピートモスを買ってください。
手順
ピートモスを水につける
植え付けの前の日にバケツを用意して、ピートモスを水につけておく。ピートモスは1株あたり30リットルくらいです。
庭に穴を掘る
1株に対して、直径50センチ、深さ30センチの穴を掘ります。
ブルーベリーは深くに根を張らないで、表面に広がりますので、深さはこのくらいでいいです。これ以上深く掘っても大した意味はないです。ただし、土壌改良をする場合は直径70〜80センチ、深さ40センチの穴を掘ります。
掘り返した土にピートモスを混ぜる
上記の穴から掘り出した土に、前の日に水につけていたピートモスを混ぜます。ピートモスは全部ではなく四分の一ほど残しておきます。
用土を三分の一を戻す
混ぜた土を三分の一ほど戻してしまいます。ブルーベリーは根が浅く、深植えすると生育不良を悪くなりますから、深く植えないように、苗木の株元が地表面と一緒になるようによく考えて、まずは土を戻しましょう。
手順2
苗木の土を落としてピートモスで包む
苗木の根土を少し落としてしまいます。根土の表面を落とした方が植え付け後の根の張りがよくなります。落とす土は三分の一か四分の一程度です。その根鉢をピートモスで包みます。包んで、穴に置いて、隙間に
用土を敷き詰めていきます。
とにかく深植えしない。植え付けた後に、土を踏んで締めないこと。さすがに根を傷めてしまうので。
ブルーベリーは別品種を複数植えると結実しやすいので、大抵は2株以上植えることになります。並べて植える場合は、間を1.5mから2.0m空けましょう。
仕上げ
株元に残った土を寄せます。あくまで深植えにはしないようにします。
緩効性化成
肥料をやります。
株元にワラや
腐葉土などを敷いて、冬の場合は「土の凍結避け」、春の場合は「夏の乾燥避け」をします。ブルーベリーは根が浅いので、凍結と乾燥に弱いので必須です。
最後に水をやります。水をやることで根が土に活着しやすくなります。
以上で庭植えの植え付けは終了です。冬は
水やり不要とされがちですが、植え付けてから根が活着するまでは…2週間くらいは庭植えですが水やりをしてください。
庭植え→鉢植えの移植
ブルベリーは根が浅く、根を多少いじっても枯れることはないので、庭植え後に移植も可能です。庭植えにしたブルーベリーを揺らすと、地面が揺れます。その揺れる範囲に根が広がっています。根が至っていないところにスコップを入れて、掘り返し、株を抜きます。多少根を傷めても枯れないんですが、切ってしまえばダメージがあるので出来るだけ根は切らないようにします。
ブルーベリーは根が浅いので意外と簡単に抜けます。抜いたら、土を洗い流してしまいます。すべての土を洗い流してもいいです。むしろ洗い流した方が
コガネムシの幼虫を駆除できていい!かも。後はそれを普通に鉢植えに植え替えます。植え替えはすぐにしたほうが良いです。なので前もって鉢植えの用土や鉢を用意しておきましょう。
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