投稿者さんによるジャガイモのコラム
目次
ジャガイモについてジャガイモの栽培方法(植えるまで)ジャガイモの栽培方法(植えてから)その他関連記事スポンサーリンク
ジャガイモについて
以下の記事はサイトに投稿されたものです。本来は日記ページに書いてまとめるんですが、内容が濃いのでこちらの記事ページで掲載します。是非、参考にしてください。投稿されたものを読みやすいように多少修正していますが、ほぼ原文のままです。
ジャガイモについて
家庭菜園をする人間にとっても、ジャガイモは外せない野菜ですが、同時に頭を傷める側面もあります。ジャガイモの最大の問題点は虫や病原菌や線虫を呼び寄せることです。
実際、ジャガイモの後に何を植えるのか、というと野菜ではほとんどが安心できません。最悪なのが
ナス科と
キャベツ。野菜では最も強健と言われる
カボチャでさえ。唯一安全に育てられるのがネギとインゲンくらいです。だからと言ってネギとインゲンを一緒に植えるとお互いに悪影響を受けます。なのでどちらか一方にしましょう。
もう一つの問題点は、ナス科の植物が近くで育てられないことです。ジャガイモは空気中に疫病をばらまくことがあります。それだけじゃなく、
ニジュウヤホシテントウも呼び寄せます。
害虫のほうは呼び寄せるというよりは単に
肥料のやりすぎですが。
スポンサーリンク
ジャガイモの栽培方法(植えるまで)
栽培環境
ジャガイモはそれほど肥料を必要としません。やせ地大好き、
酸性土壌最高(pH値5・5~6・5)ある程度乾燥してなきゃ嫌。なので
石灰をまく必要はありません。まくとそうか病が出てきますが、食べるのには支障はないです。原産地は
トマトと同じアルプス山脈です。
種芋について
ジャガイモは、自分の家で育てたもののあまりか、
ホームセンターなどで購入した種芋を。
スーパーで売っているものはやめましょう。
大きいものは50g程度に切り分けます。男爵やキタアカリなら30~40gでも大丈夫です。ジャガイモを切り分けた後の方法はいくつかあります。
切り口の保護
一般的には草木灰で(切り口を)覆いますが、腐りやすいの欠点です。最近はジャガイモの保護剤があるのでそれのがおすすめです。見つからなければケイ酸塩白土でも大丈夫です。それも手に入らない場合は乾燥させましょう。切ったジャガイモを野外の日陰で2~3日干す方法と、よく晴れて乾燥した日の朝に切り分けて日光に当て、その日の夕方に植える方法があります。両方とも環境に左右されるので状況さえ合えばおすすめです。草木灰よりも確実です。
植え方
乾燥なり保護なりを終えたジャガイモを植え付けるために溝を掘ります。植え付ける間隔は30センチ、畝間は70センチです。溝にジャガイモを置いたら、ジャガイモの間に肥料と
堆肥を置いていきます。これを溝施肥と言い、通常よりも長い期間肥料を利かせることができます。ジャガイモは、有機肥料を使うのであれば追肥は必要ありませんが、化学肥料の場合は追肥してください。また、化学肥料の場合は種芋に当たらないように気を付けてください。それがもとで腐ります。肥料のやりすぎにも注意が必要です。そうしないと大量の害虫を呼び込む羽目になります。
ジャガイモの栽培方法(植えてから)
芽かき・土寄せ
ジャガイモは芽の数によってとれる個数とサイズが変わります。芽が多いほど数が多くなり、サイズが小さくなります。芽がすくなければサイズは大きくなりますが数が減ります。基本的に、春植えは2~4本残します。芽かきはジャガイモの芽が土から十センチ以上出てきたら行います。芽かきをしたら土寄せをしましょう。
溝施肥であればこの段階での追肥は不要です。
次の土寄せは大体3週間後です。この時に追肥と土寄せをします。一回目のときよりも多く土を寄せてください。
次の土寄せも大体3週間後です。追肥と土寄せをします。これで最後です。
あとは芋が出てくるようなら土で埋めるくらいで充分です。
ジャガイモは30度を超える暑さが続くと枯れてしまいます。
収穫
春ジャガイモを収穫するタイミングは、すぐに食べるのなら葉っぱが黄色くなってきたころから。このころのジャガイモはみずみずくフレッシュなおいしさで、市販のものでは味わえません。しかし保存には向きません。
保存するのなら、茎が完全に枯れて、山になっている部分がへこんだら。
このころに収穫すると長期保存できます。
その他
育てやすい品種
男爵…日本で最も栽培されていて、栽培も容易な品種です。初めて育てるのならこれ。休眠期間が長い。
キタアカリ…男爵同様育てやすい品種。カロテンが男爵よりも多い。休眠期間は短い。
メークイン…ネットリ系で煮ものに最適な品種。切らないほうが収量がいい。休眠期間が短い。
●本当は鍬があれば一番ですが、ジャガイモのためだけに鍬を買うというのもさすがにどうかと。それなりに値が張りますからね。
●ジャガイモの危険性は昔からよく知られていて、マヤ文明時代のころからジャガイモはほかの野菜とは隔離されて育てられていたそうです。
●ジャガイモを育てた後にジャガイモの芽が出てきたりしていませんか? それは危険なので見つけたらすぐに抜きましょう。
病気の元です。放っておくと後々大変なことになります。
スポンサーリンク
関連記事