アカシア・テレサの育て方…剪定の時期は?
目次
アカシア・テレサとは?剪定・切り戻し管理場所水やり肥料植え替え・植え付け病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- アカシア・テレサ
- 科名
- マメ科
- 属名
- アカシア属
- 学名
- Acacia fimbriata 'crimson bush'
- 別名
- クリムゾンブッシュ
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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アカシア・テレサとは?
アカシア・テレサは
マメ科アカシア属の「アカシア・フィムブリアータ」の
園芸品種。アカシア・フィムブリアータはオーストラリア東海岸に自生する
低木で6m前後にまで成長するが、テレサは1m〜2m前後と小さくまとまります。
ミモザアカシアとは近縁種で見た目が似ているが、別種であり、テレサの方がクリーム色で淡い色合いとなっています。
クリムゾンブッシュという品種名もあり、この名前は秋に寒さにあたって
紅葉し、コンモリとした樹形で育つことから来ています。
2月〜3月になると開花株が
ホームセンターなどに流通するんですが、人気かつ流通量が少なく、完売したら次に入荷するのは一年後!ってことが多いですので、気になる人は速攻で買っておきましょう。ネットショップでもすぐに売り切れます。
樹高1m〜2m
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剪定・切り戻し
8月に
花芽ができるので、8月以降に
剪定すると花芽を切り落とすことになります。剪定するのであれば7月中に行います。
細い枝が出てきて、太くならず、放置していると折れやすいので不要な枝は落としてしまいましょう。これを毎年行います。
管理場所
日光を好み、日当たりが悪いと花が少なくなるので日当たりで育てます。
夏の暑さには強く、乾燥にも強いが、多湿が苦手で梅雨・秋の長雨に蒸れて傷むことがあるので、できれば雨に当てないようにしたい。もしくは枝をさばいて風通しをよくして予防しましょう。
冬も常緑で越冬します。
耐寒温度はマイナス5度で寒さには強いですが、
霜・雪に当たると葉っぱが汚くなるので、できれば霜には当てないようにします。関東以西では戸外で越冬するが、関東北部・東北・北海道では寒さが厳しく、鉢植えにして冬は室内に取り込みましょう。
幼木のうちは、寒さに弱く、霜に当たると一発で枯れることがあります。鉢植えで育てて、鉢増ししていって、植え替える鉢がなくなったら庭植えにしましょう。
水やり
鉢植えの場合は土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりと水をやります。鉢植えだと意外と水切れに弱いですので気をつけましょう。
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫です。夏にあまりに乾燥するなら庭植えでも
水やりをします。
肥料
アカシア・テレサは痩せ地でも育つ植物ですから、
肥料は控えめにしましょう。生育が悪いなら肥料をやる程度にします。活動を始める2月〜3月と、秋(9月〜10月)に、株のそばに深さ20cmの穴をいくつか掘って緩効性化成肥料を少量だけ埋めます。
植え替え・植え付け
時期
3月〜5月に苗が流通するので植え付けます。同時期に植え替えをします。
用土
自生地では砂が多い場所で育つので、
水はけの良い土を好みます。一般的な花と野菜の
培養土で植え付けるか、培養土に
赤玉土や川砂を1割か2割ほど追加して水はけをよくしたものがいいです。自作する場合は赤玉土7
腐葉土3を混ぜたものを使います。
鉢の植え替え手順
植え替えは、古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、解さないで、1号か2号だけ大きな鉢に植え替えます。根をいじると生育不良を起こして枯れることもあります。
鉢植えの底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭への植え付け
植え付けの1週間前に直径40cm深さ40cmの穴を掘って、掘り出した土に対して2割〜3割ほどの腐葉土か
堆肥を混ぜます。肥料は入れません。1週間寝かせて土を馴染ませておいて、土を半分も戻して、株を入れて、隙間に用土を入れ、最後に水をしっかりとやります。
アカシア・テレサの根鉢はいじらず、土はほぐさないで植え付けてください。根をいじると生育不良を起こします。できれば水極めし、支柱を建てて動かないようにします。
病害虫
カイガラムシ
カイガラムシは蝋(ロウ)に覆われた虫で、見えませんが、内部で汁を吸っています。放置していると、枯れることもあります。薬剤は幼虫にしか効きませんので成虫は歯ブラシなどで削ぎ落とし、幼虫は薬剤で駆除します。成虫は動けないので、落とせば登ってくることはないです。
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