クサボケの育て方
目次
クサボケ(草木瓜)の特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- クサボケ
- 科名
- バラ科
- 属名
- ボケ属
- 学名
- Chaenomeles japonica
- 別名
- 草木瓜
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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クサボケ(草木瓜)の特徴は?
クサボケ(草木瓜)は本州中南部、四国及び九州の山野に自生している
バラ科の落葉
低木で、枝にトゲが多く、盆栽にも使われます。2m以上になる
ボケとは異なり、クサボケは1m以下におさまり、草状に立ち上がって横に広がります。花は直径3センチほどで、朱色で、3~5月に開花し、葉の展開と同時に花が咲きます。花は一重の五弁花で、雌しべが5本、雄しべが50本前後あります。花には雄花と両性花があり、両性花では花の基部にある子房が膨らんでいます。
秋に黄色い果実ができますが、生で食べることはできません。未熟な果実を漬けた果実酒は、リンゴ酸を多く含み、香りがよく美味しいです。また、漢方薬として、乾燥させた青い実を「和
木瓜(わもっか)」と呼び、強壮、鎮痙、鎮咳、利尿に効果があるとされます。
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水やり
庭植えの場合、雨水だけで育ちます。ですが夏の乾燥時期には、土が乾燥しすぎた場合にのみ
水やりが必要です。冬も、通常は自然の雨水で充分です。
一方、鉢植えの場合は定期的に水やりが必要です。鉢の土が乾いたら、水をたっぷりと与えます。水やりの際には、鉢底から水が流れ出るまで十分に行います。ただし、受け皿にたまった水は捨て、土が再び乾くまで水を与えません。
肥料
追肥は不要です。あまりに生育が悪い場合は生育時期にあたる春〜秋に固形
肥料を月に一回やります。
植え替え・植え付け
時期・頻度
9月〜11月あたりに植え付け・植え替えをします。鉢植えは2年に一回植え替えをしましょう。根が細いため一度庭植えにすると移植は難しいです。
用土
砂質の土壌を好むのですが、土質を選ばずに育つ。一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を混ぜたものを使います。
鉢植えの植え付け・植え替え
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合は、土を崩さずに1号か2号だけ大きめの鉢に植え替えをします。
庭植えの植え付け手順
深さ30cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か
堆肥を、庭土に対して2割か3割混ぜて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。
穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所
日当たりで育てる。日当たりでないと花が咲かない。
病害虫
病
害虫にも強い。
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