利休梅(リキュウバイ)の育て方…挿し木の時期はいつ?確率が低いですよ

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利休梅の基礎データ

利休梅
科名
バラ科
属名
ヤナギザクラ属
学名
Exochorda racemosa
別名
利久梅
水やり
水を好む
場所
外の半日蔭
難易度
中級者向け
利休梅の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。

利休梅(リキュウバイ)の特徴は?

利休梅(リキュウバイ)は中国に自生するバラ科ヤナギザクラ属の落葉低木。4月〜5月に開花し、冬に落葉します。若干暑さに弱い、とはいえ北海道南部から九州まで生育可能な庭木です。

成長速度は1年で30cmと早い方。最初の3年は伸ばし、その後は大きくなりすぎないように管理できる高さに収まるよう剪定していきます。大きくなりすぎる場合は、矮性種があるのでこれを植えます。

茶花として利用されてきた庭木で、育てるのも難しくなく、日当たりも少々悪くてもOKです。芽吹く力も強くて少々剪定に失敗しても問題ありません。若干暑さに弱いですが、半日陰に植えれば問題ありません。寒冷地向きの庭木です。
樹高2m〜4m。

挿し木…時期と手順は?

利休梅(リキュウバイ)は挿し木でも増えますが、発根して根付きづらいです。挿し木するのであれば1度に10本ほど用意しましょう。

4月から6月に枝を10cmから15cmほど切り、切り口に発根剤を塗って、赤玉土小粒単用を入れた鉢に挿していると発根します。発根までは乾燥しきらないように水をやり、日陰で管理します。発根剤を使っても成功率は半分以下。2割か3割です。挿し木して翌年の春には開花します。

種子が取れるので種子からでも株は増えますが、開花するまでは4年か5年はかかるので、どうしても増やすならば挿し木にしましょう。

水やり

植え付け直後にしっかりと水をやったら、あとは降雨だけで十分育ちます。ただし夏場の乾燥時期は庭植えでも水やりをする。鉢植えにすることはほとんど無いでしょうが、鉢植えにした場合は土が乾いたらしっかりとやる、という一般的は花鉢の管理をします。

夏場の乾燥で水切れを起こしてしまうので、夏は乾燥しきらないように気をつける。庭植えでも水をやること。夏の水切れはすぐには症状して出ないことがあって、秋以降に異変が出るので、様子を見て水やりをしてください。

肥料

利休梅(リキュウバイ)は肥料をやる必要はないですが、開花が鈍いならば、有機物が足りていないので、落葉時期の2月前後に有機物(腐葉土堆肥)を根に当たらない程度に離して深さ20cmの穴を数カ所ほど掘って、埋めるといいです。

植え付け・植えかえ

時期

植え付けは落葉時期(10月〜3月)に行います。根を傷めるので、寒冷地では厳冬期の植え付けは避けてください。

用土

利休梅(リキュウバイ)は水はけのよい、みずもちの良い土を好みます。極端な乾燥も、過湿も嫌います。――といってもそれほど繊細ではありません。あまりに水はけがよいなら堆肥や腐葉土を混ぜ、あまりに粘土質で水はけが悪いならば川砂や軽石小粒・パーライトなどを混ぜて水はけをよくしてから植えます。

庭植え

植える場所から移動させないのであれば、根鉢に巻いてある布は外します。移動する予定があるのであれば、麻布はそのままにして植えてしまいます。

根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割ほど入れ、よく混ぜて用土とします。穴に半分ほど用土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

根が張って居ない時期に強風が吹いて株が揺れると根が切れてしまいます。そこで動かないように支柱を立ててくくりつけて固定しましょう。

管理場所・日当たり

日当たりを好むのですが、少々日当たりが悪くても生育しますし、寒さに強いものの暑さにちょっと弱いので、夏の暑さ対策として午前中しか日が当たらないような半日陰が適しています。

さすがに日陰だと花が咲きませんので半日陰にしてください。

剪定

時期と花芽分化

植えて3年か4年は剪定しません。その後は毎年、剪定して小さくしておかないと3mくらいになってしまいます。大体1.5m〜2m以下に抑えておきましょう。邪魔なヒコバエ(根から生える枝)は早めに切ります。

夏に花芽分化するので、花が終わった直後に剪定しておきます。
補助的に落葉時期にしますが、主は花後です。

主幹にあたるものや、側枝と呼ばれる太い枝は切らないようにします。利休梅は芽吹く力は強いのですが、太い枝を切られるとそこから病気になって腐ってきます。枝の皮がはがれたり、明らかに元気がなくなります。そうなったらその幹は諦めて、ヒコバエを育てていきます。

太い枝でも枯れているものや、傷んでいるもの、邪魔なものは切ってしまいます。太い枝を切るときは切り口に癒合剤を塗ってください。癒合剤は切り口から雑菌が入らないようにするためのもの。ホームセンターで売ってます。
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剪定における枝の種類については以下のページを参考にしてください。

花後の剪定

利休梅:花後の剪定
今年花が咲いたところはもう咲きません。次に咲くのは、その下から、新しい枝が出てきて、その枝先です。なので、今年咲いたところから、戻って切ります。でないと、小さくまとまりません。
イラストでは、簡略化していますが、もっと大きくなります。


花後の時期であれば、枝は結構、バッサリいっても大丈夫です。というのも4月〜5月に剪定しても、夏までに新枝が伸びて、剪定前より大きくなって、小さく抑えるという目的を果たせないこともあるからです。強い剪定をして開花しないんじゃないかと、不安な場合は、バッサリいく枝と、枝先を残す枝を決めて、様子を見ると来年の剪定の参考になります。

葉っぱの根本から新枝が出て、その先に花が咲くので、それを意識して枝を切り戻すようにするといいです。

利休梅は非常によく生育、芽吹きます。枝を中途半端に切る(例えば枝先を適当に整えるとか)と、脇芽が出てきて、逆に非常に大きくなり、樹形を乱してしまいます。落とすときは、落としましょう。

落葉時期の剪定

リキュウバイは枝先に花が咲くため、落葉時期に剪定すると花芽を落とすことになるので、不要な枝を落とす程度にします。

落葉時期になると花芽が目視できますし、落葉していて作業はしやすいです。

病気

腐って枯れる
利休梅(リキュウバイ)は切り口から病気になり枯れやすいです。特に太い枝を切ると雑菌が入って枯れる。幹が腐っていたら、そのまま枯れてしまいます。原因は剪定ミス。太い枝を切るときは癒合剤を塗ることで予防できます。

葉っぱが出ても縮れているなど、異変がずっと続くのであれば幹が腐っている可能性が高いです。
●枝を切ると、そこから雑菌が入る。よく生け花の材料として庭木を切って使っていたら、雑菌が入って枯れ始める…ってことが多い。
●原因は分からないけど結構枯れる。

うどん粉病
葉っぱが白く粉をふく病気。カビが原因。株が元気なら回復する。薬剤を撒くことで治癒はできる。あまりに病変が多いなら取り除きます。剪定をして風通しを良くすると予防できます。

アブラムシ
汁を吸って弱らせます。これで枯れるまでは至らないですが、気持ち悪いし、排泄物にスス病も発生するので、オルトラン・スミチオンなどで駆除する。

特徴・由来・伝承

中国原産のバラ科の落葉低木。日本に来たのは明治。リキュウバイの利休は茶人の「千利休」ですが、リキュウバイと利休は直接関連はありません(利休が好んだとかそういう話はありません)。利休が亡くなった時期(旧暦2月28日・現在の暦で三月から四月)に花が咲くことも由来とされます。単に茶室に飾ったことが多いことからのようです。花の咲き具合が、派手すぎず、かといって地味すぎない日本人好みの姿です。
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