利休梅(リキュウバイ)が枯れる原因は?予防と対処法
目次
利休梅(リキュウバイ)が枯れる原因は?第一候補は雑菌による腐敗その他の枯れる原因 幹は枯れていないが生育が悪い? ウドンコ病 水切れ普段の栽培については?関連記事スポンサーリンク
利休梅(リキュウバイ)が枯れる原因は?
利休梅(
リキュウバイ)は
バラ科ヤナギザクラ属の落葉
低木。中国原産ですが、日本では明治から栽培され、庭木としてはよく見かける植物です。
栽培していて、枯れる大きな要因が一つあります。
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第一候補は雑菌による腐敗
それは腐朽菌というか、ようは雑菌による腐敗です。太い幹を
剪定したり、折れ、そこから菌が入り込んで枯れ込んでいくもので、葉っぱが枯れ、幹が腐っていく
病気です。リキュウバイは生花の材料としても利用するので、枝を切っているうちに雑菌が入ることがありますし、原因がはっきりしないこともあります。
一旦入り込むと、葉っぱが縮れたり、生育が鈍くなっていきます。回復は難しいです。
予防法としては、剪定したり、折れた場合は、傷口に
癒合剤を塗ること。癒合剤は雑菌が入り込むのを防ぎ、回復を早めます。癒合剤ってよく木工用ボンドで代用するんですが、木工用ボンドは水が入り込むのを防いでも、殺菌はしないので、必ず癒合剤を塗っておきましょう。
もしも、入り込んで腐敗が始まっている場合は、腐っていない幹を残し、腐った幹は取り除きます。その場合は、切り口に癒合剤を塗りましょう。もしくは、その幹は諦め、新しい苗を植えるか、根本から生えてきているヒコバエを育てます。
その他の枯れる原因
幹は枯れていないが生育が悪い?
幹は枯れていないなら、別の要因です。
利休梅(リキュウバイ)は山の中で生育する植物で、有機物の多い土を好みます。地植えにしていて、長く栽培していると…大体3年か4年たつと、植え付けの時に入れた
腐葉土や
堆肥はすでに分解・吸収されていて、リキュウバイが生育・開花するにはちょっと不足するということは十分あります。
となると腐葉土を株元にしくか、株の周囲…根に当たらない範囲を深さ30cmほど掘り返して腐葉土を、土の量に対して3割ほどの量を足して埋めます。もしくは両方やるといいです。
どうも調子が悪いなら、試してみる価値はあります。
ウドンコ病
ウドンコ病が発生すると、葉っぱがカビで白くなり、弱ります。株が健康なら、回復します。回復しないなら、対応した薬剤を散布すれば、予防+治療ができます。薬剤はいろいろあるんで、どれでもいいです。
ウドンコ病で枯れる、ってことはなかなかないです。でも、ウドンコ病は株が弱ると進行しやすいので、悪化する場合は、そもそもリキュウバイを栽培している環境に何か問題があります。
多くは日光不足。日光を遮っているものを取り除くといいですが、これには限界がありますよね。
次点で風通しが悪い。これは剪定で対処します。ウドンコ病も剪定して風を通すと予防できます。
その次には有機物の不足。土の有機物が少なくなると株が弱り、病
害虫がどうしても発生しやすくなります。
水切れ
利休梅(リキュウバイ)はちょっと乾燥が苦手で、庭木にしている場合でも、夏の乾燥時期に水切れを起こすことがあります。葉っぱがしおれてきます。
水をやれば回復するのですが、長期間、水が切れると、根が傷み、そのダメージが後々現れるということもあります。
予防するには地植えであっても、夏は様子を
水やりをし、できれば株元にワラや腐葉土で
マルチングをして蒸発を防ぎます。
普段の栽培については?
枯れる要因を確認した上で、通常の栽培についてもチェックしておきましょう。普段の育て方は
を参考にしてください。
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