オオツルボ(シラー・ペルビアナ)の育て方…植える手順は?土はどうする?

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オオツルボ
目次
オオツルボ(シラー・ペルビアナ)の特徴は?
植え付け
管理場所
水やり
肥料
剪定・切り戻し
病害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
オオツルボ
科名
キジカクシ科
属名
ツルボ属
学名
Scilla peruviana
別名
シラー・ペルビアナ、大蔓穂
耐寒
マイナス5度〜マイナス10度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
初心者向け
オオツルボの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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オオツルボ(シラー・ペルビアナ)の特徴は?

オオツルボ:オオツルボ(シラー・ペルビアナ)の特徴は?
オオツルボ(シラー・ペルビアナ)は地中海沿岸原産のキジカクシ科ツルボ属の球根植物。「春(5月前後)に50cmくらいの高さの花茎を伸ばして、艶やかな花びらの青〜青紫か白い花を咲かせます。外側から順番に開花し、長く開花してくれます。オオツルボよりシラーベルビアナの方が一般的な呼ばれ方になってきてます。

とにかく頑健で育てやすい。庭植えでも鉢植えでもいいですが、どうせなら庭植えにして手間のかからないのに、毎年、鮮やかな青い花を咲かせた方がお得かなと思う。ただ、増えすぎて、近くに植えた植物を駆逐することもあるので、困るかもしれない。

秋(10月)に球根を植え付け、葉っぱが出て、春に開花。開花後からしばらくは葉っぱが残りますが、気温が上昇して、地上部が枯れ込み、休眠に入ります。基本的には植えっぱなしで数年開花しますが、密生すると徐々に開花しにくくなるので、数年に一回休眠期間中に掘り上げて、秋に植え直すとよいですが、10年以上同じところに植えっぱなしで大株になっていることもあるので、そんなに気にしないでいいくらいに頑健な植物です。
オオツルボ:補足情報
花がしぼんだら摘むことが多いが、放置していると画像のように結実して、種子ができる。この種子はエライオソームに包まれていて、アリが運んでいくため、予想外のところから生えてくることがあります。
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植え付け

植える時期・頻度は?

10月ごろに球根を植え付けます。鉢植えの場合、土の劣化を防ぐために2年か3年に一回植え替えをします。土が劣化すると、泥になって根腐れしたり、逆に泥が流れ出して水切れを起こしやすくなります。

用土は少し水はけよくして

一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。できれば培養土に川砂や軽石小粒やパーライトなどを1割足して、水はけをよくするといいです。自作する場合は赤玉土7腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

鉢の植え付けの手順は?

シラー・ベルピアナ(オオツルボ)は大株なので6号〜8号に球根を一つ植えます。根を深くまで張るので鉢は深いものにしましょう。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、球根を入れます。球根の頭が2cmの深さになるようにします。隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

夏に地上部がなくなり、何を植えたかわからなくなるので、タグを立てて名前を書いておきましょう。
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庭植え(地植え)の手順は?

庭を深さ20cm〜30cm掘って、腐葉土か堆肥を元の土に対して2割〜3割ほど追加して用土とします。1週間寝かせて有機物を馴染ませるとよりよいです。

穴に用土を半分戻し、球根同士を20cm〜25cm空け、球根の頭が地面下4cm程度のところに配置します。隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやって完成です。

管理場所

日当たりで育てます。多少、日当たりが悪くても開花するので半日陰でもいいです。夏は地上部がなくなるので、鉢植えならば日陰に置いて、水やりもストップしておきましょう。

寒さには強く、耐寒温度はマイナス10度〜マイナス5度。関東北部までは問題なく戸外で越冬できます。

水やり

庭植えの場合は自然に降る雨だけでいいです。秋以降に葉っぱが出たあとに、日照りが続くようなら葉っぱの様子を見て水をやる程度です。

鉢植えの場合、秋(10月)に植え付け後、秋〜春までは土が乾いたら鉢底から水が出るくらいに水をやります。開花後に、気温が上がり葉っぱが黄色くなってきたら休眠しているので、そうなったら葉っぱを刈り取って水やりをストップします。また気温が下がって25度くらいになったら水やりを再開します。

肥料

肥料はなくても問題ないです。特に庭植えの場合は無肥料でいいです。鉢植えの場合もなくてもいいですが、調子が悪いようなら、開花時期〜5月あたりまで、液体肥料を1週間に一回やります。夏は休眠していて、この時期に肥料があると傷むので、この時期は肥料はやらないでください。
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剪定・切り戻し

花が終わってしぼんだら、花茎の根本から切って取り除きます。放置しているとタネを作り、タネを作ると株が弱ってしまいますので、一般的には摘みますが、放置しているとタネができて、こぼれダネで増えることがあります。

病害虫

害虫はほとんど見られない。
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キジカクシ科