イモカタバミの育て方と駆除
目次
イモカタバミの特徴は?水やり肥料植え替え・植え付け駆除するには?管理場所病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- イモカタバミ
- 科名
- カタバミ科
- 属名
- カタバミ属
- 学名
- Oxalis articulata
- 別名
- フシネハナカタバミ
- 耐寒
- マイナス20度〜マイナス15度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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イモカタバミの特徴は?
イモカタバミはミナミアメリカが原産の
カタバミ科の
多年草。地下に節のある塊茎を作って群生することからフシネハナカタバミという別名もある…というか、正式な名前はフシネハナカタバミの方。葉っぱは
クローバーに似ています。
日本に園芸植物として流入後、
雑草として帰化して、あちこちに見られるようになっています。最初は不稔性で
種子ができない個体ばかりで増えるのは塊茎で行っていたが、最近は種子ができる個体もいる。
塊茎は小さな破片からでも増える。イモカタバミが生えている庭などを耕すと、塊茎がちぎれてあちこちから生えてくる。そのくらいに繁殖力があるので植える前によく考えましょう。
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水やり
庭植えの場合は自然に降る雨だけでいいです。
鉢植えの場合は、土が乾いてから鉢底から水が出るくらいにしっかりとやります。ずっと土が濡れていると
根腐れすることがありますので、土が乾いてからやってください。
肥料
土にそれなりに有機物が入っていたら、
肥料はなくてもいいですが、生育が悪いようなら肥料をやるといいです。生育時期に液体肥料を2週に一回やるか、化成肥料を一ヶ月に一回やるといいです。
植え替え・植え付け
時期・頻度
春か秋に植え付け・植え替えをします。多少乱暴に扱ってもそれで枯れるってことはないです。鉢植えは2年に一回が目安ですが、鉢にギチギチになっているようなら植え替えをしましょう。
用土
一般的な花と野菜の
培養土で植え付けます。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3に化成肥料を少量だけ混ぜたものを使います。
鉢の植え付け・植え替えの手順は?
植え付ける場合は6号〜7号にイモカタバミを1苗を植えます。
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(
軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に
用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
植え替えの場合は鉢から株を取り出し、古い土を3分の1〜半分を落として、新しい土を足して、少し大きな鉢に植え替えましょう。
古い土に根茎が入っていると、その土から生えてきます。土を廃棄する場合はそこらへんに捨てず、ゴミとして出すか、黒いゴミ袋に入れて夏の日向に放置していると内部が60度以上になって死滅するので、それから廃棄するようにします。
庭の植え付けの手順は?
以下に庭植えの手順を書いていますが、庭植えにすると駆除が大変なので、鉢植え推奨です。
庭土を深さ20cmほど掘り返し、腐葉土か
堆肥を2割ほど足して用土とします。用土を半分だけ穴に戻し、苗を入れ、隙間に用土を入れて、最後にしっかりと水をやります。
塊茎で増えるので根止めを境界に植えることで広がりすぎるのを防げるのですが、植えると駆除が大変なのでやっぱり庭植えはおすすめしません。
イモカタバミは種子はできないとされますが、種子ができるものもあるため、根止めだけで抑えられるとも限らないです。
駆除するには?
イモカタバミを駆除したい場合は、葉っぱが出ている時期にグリホサート系の
除草剤を葉っぱにかけることで枯らせます。葉っぱが出ているものは枯れるのですが、地下に根が残っているとまた生えてきます。一発で全部枯らせるとは限らないので、何回か散布して駆除しましょう。
グリホサートは葉っぱに付着して枯らすものです。土に落ちると分解されて消えて効果がありません。なのでイモカタバミを狙い撃って枯らせます。
管理場所
日当たりでもいいですし、
半日陰でもいいですが、日当たりが悪いと徒長したり、花も減るのでできるだけ日当たりで管理します。
夏は暑さで開花が止まりますが、それで枯れるほどでもないです。涼しい場所で管理すると開花します。
耐寒温度はマイナス20度〜15度とかなり強く、北海道でも戸外で越冬するので寒さは気にしないでいいです。防寒も不要です。
病害虫
特に病
害虫はないです。
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