パキラとカイエンナッツの違いは?花が咲いて実ができたら種まきもできる

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パキラとカイエンナッツの違いは?

パキラとカイエンナッツの違いは?:パキラとカイエンナッツの違いは?
パキラは中南米に自生するアオイ科の高木で、カイエンナッツはパキラがつける「実」のこと。なのでパキラ=カイエンナッツです。
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開花し、結実もする

日本で観葉植物として栽培していても開花することはあります。ただし、順調でも数年(4年〜6年)に一回くらいでで、かなり稀です。

花は一日花で、朝に咲いたものは夕方までにしぼんでしまいます。咲いているうちに受粉させれば、結実させることもできます。自家受粉もしますが、確率が低いので、できれば別株の花粉をつけたほうがよいです。が、そんなことができるのは業者くらいですから、自家受粉で我慢しておきましょう。
自家受粉というのは自分の花粉で受粉することで、開花した花の雄蕊の花粉を雌蕊につけることです。他家受粉は、別の株の花粉で受粉することです。


受粉後1週間で花の根元が膨らみ始め、実ができます。種を収穫すれば、実生栽培もできますね。

実はナッツのような味がして、自生地では食用とかつてはされていたのですが、少し毒性があるので、現在は食べるのは禁止されています。

とはいえ、食べられないわけではないです。

ネット上では勇敢にも食べた人がいるので検索するといいですが、まぁ、別に飛び上がるほど美味しいものでもなく、体調不良になるほどの毒性でもないんですよね。

もしも実を収穫できたら

受粉すると実が大きくなり、茶色く熟したら収穫します。放置していると落下するので、それでもいいです。

内部には種が10個〜20個ほど入っているので、これから発芽させて実生株を作りましょう。食べるのはまぁ、自己責任で。

一般的に流通しているパキラって挿し木で、根が弱いのですね。だから根腐れしやすいのです。実生だと根の張りが早く、根腐れもしにくいです。

種まきの手順

パキラとカイエンナッツの違いは?:種まきの手順
収穫したら紙袋にでも入れて、常温で保存しておきます。気温が20度くらいになったら、水につけます。水につけると一日で発芽しはじめます。これを通常の土に植え付けます。

3号〜4号鉢の鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎ、その上に鉢底石を2cm入れ、その上に培養土赤玉土小粒単用を入れて、そこに種を置いておくと、自ら根を土の中に入れてニョキニョキと伸びていきます。パキラは湿度の高い環境を好みますので、葉っぱが数枚になるまでは、霧吹きで水をやり湿度を維持します。

その後は通常の栽培をしていきます。

ちなみに種から栽培して開花までは最短でも4年ですが、これはそうとう環境がよい場合で、なかなかです。

通常の栽培については
より詳細なものは
を参考にしてください。

ちなみにタネは収穫しなくてもネットショップで販売していますので、種まきだけでもやってみたい場合はこれを買うといいです。あと、ダイソーなど100円均一ではパキラの実生株が出ていることがあるので、店舗を巡るのもいいですよ。
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栽培のコツ

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