パキラ・ミルキーウェイ(天の川)

科名 | アオイ科 |
属名 | パキラ属 |
学名 | Pachira glabra milkyway |
別名 | 天の川 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 室内 |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
目次
スポンサーリンク
パキラ・ミルキーウェイの育て方
斑入りパキラの1品種。天の川という名前で流通していることもある。ミルキーウェイが品種の名前なのか、単に流通名なのかは分からない。パキラ・ミルキーウェイなどの斑入り品種は緑葉の通常のパキラに比べると性質が弱い。寒さに弱く、夏の直射日光にも葉焼けしやすい。人気があるが流通量が少ないため、価格が高くなる。斑入り部分には葉緑素が抜けていて、白い部分が多いほどパキラの性質が弱くなる。白い部分が多いほど魅力的に見えるんですが、実際は白い部分は傷つきやすく、白いために傷が目立ちやすい。また斑入り部分が多いほど光合成が少なく、生育が遅いため、傷ついた葉っぱの更新…新葉が生えること…も遅い。
栽培方法は斑入りパキラと同じで、寒さと直射日光に注意し、剪定にも注意する。その他の栽培は通常のパキラと同じだが、基本的にパキラ・ミルキーウェイの方が栽培が難しいので、通常のパキラ栽培につまづいている人は育てない方がいい。冬の水やりに特に注意する。
まとめ
●斑入りパキラの一つ。
●斑入り部分は葉緑素が抜けているため、性質が弱い。
●通常のパキラより寒さに弱い。
●斑入り部分が葉焼けしやすい。
●通常のパキラより栽培が難しいので通常のパキラでつまづいている人は育てるべきではない。
●接木していることが多いので、剪定するときに接木部分を落とさないようにする。
●緑葉が出てきたら落とす。
●斑入りパキラの一つ。
●斑入り部分は葉緑素が抜けているため、性質が弱い。
●通常のパキラより寒さに弱い。
●斑入り部分が葉焼けしやすい。
●通常のパキラより栽培が難しいので通常のパキラでつまづいている人は育てるべきではない。
●接木していることが多いので、剪定するときに接木部分を落とさないようにする。
●緑葉が出てきたら落とす。
学名と流通名など植物の名前について
雑学
斑入り葉の植物の一覧
雑学
スポンサーリンク
管理場所
春と秋の管理場所日光を好むので、春と秋は気温が10度以上であれば戸外の半日影で管理するか、室内の日当たりで管理する。日本で流通しているパキラは幼木で長く室内で管理したあとに日光に当てると葉焼けすることがあるので、できれば室内→戸外の日陰→戸外の反日陰と徐々に慣らしていくといいです。
夏の管理場所
夏の直射日光には葉焼けしやすいので、夏は戸外の日陰で管理するか、室内のカーテンなどで遮光した光を当ててあげましょう。パキラ・ミルキーウェイの白い部分は葉焼けしやすいので、直射日光には注意します。
夏に室内で管理する際は、冷房の風が当たらないようにします。冷房の風は非常に乾燥していて、これが直撃するとすぐにカリカリになって枯れます。直撃していなくても室内は乾燥しがちなので、霧吹きで葉っぱに水をかけてあげてください。
冬の管理場所
室内で管理します。10度以下で生育が止まり、5度以下で枯れ始めます。室内のできるだけ暖かく、日当たりのいいところで管理します。夏の冷房と同様に暖房も乾燥しているので暖房が直撃しないようにし、霧吹きで水をかけて乾燥を防ぎます。
水やり
春・夏・秋の水やり土が乾いたら水をやります。土の表面が乾いていても鉢の中に水が残っていることがあるので、水分計で測ったり、竹串で土中の水を調べてから水やりをするといいです。水をやるときは鉢底から水が染み出すくらいにしっかりとやります。パキラは空気中の湿度が高い環境を好みますので、土への水やりとは別に葉っぱに霧吹きで水をかけてやるといいです。
冬の水やり
冬は寒さで生育が止まっているため、水やりは控えます。土が乾いてから数日経って水をやるくらいにしっかりと間を取ります。土への水やりを減らしますが、葉っぱに霧吹きで水をかけてやるといいです(葉水)。霧吹きは百均にも売ってます。
●パキラは葉っぱに水をかけただけで、その水を吸収できます。
肥料
春から秋の生育時期は薄い液体肥料を2週間に一回やるといいです。植え替え・植え付け
2年〜3年に一回植え替えをします。根詰まり防止のための植え替えというよりは、用土の劣化で根腐れしやすくなる前に用土を新しくするための植え替えです。適した時期は5月〜7月です。詳細はパキラの植え替え手順
を参考にしてください。パキラ栽培
病害虫
ハダニ・アブラムシ・カイガラムシなど。剪定の注意事項
パキラには実生と挿木があります。実生とは種子から育てた株のことで、挿木は育った株の枝を土に挿して発根させた株です。実生は生育がよいですが、流通量が少なく、挿木は生育は鈍くて変化に乏しいですが、大量生産が可能で価格は安いです。実生パキラと挿木パキラの違い
ほとんどのパキラ・ミルキーウェイは通常の挿木パキラに「斑入り」を接木しています。ミルキーウェイの実生株も流通していますが、かなりの高価格(6号で20000円前後)です。
パキラ栽培
よく流通しているのは接木株で、太い幹部分は普通のパキラです。なので、この接木部分を切り落としてしまうと、次に生える葉っぱは普通の緑葉です。パキラの剪定はよほど徒長したり繁茂しないと行わないので、滅多にやりませんし、やるとしても邪魔な枝を落とす程度なので、剪定して接木部分を落とすことはほとんどないですが、これは一応知っておきましょう。
ただ、栽培していると、斑入りではない普通の緑葉が出てくることがあり、放置していると、繁殖力の強い緑葉に侵食されることがあります。斑入りではない緑葉が出てきたら、取り除いておきましょう。
最後に
パキラ・ミルキーウェイはネットショップなどでよく見かけ、魅力的ですが栽培は初心者には厳しいです。インテリアとして見栄えがするんですが、現実はなかなか…まずは緑葉のパキラを百均で買ってみて、栽培のコツを掴んだ上で挑むのがいいでしょう(特に水やりの頻度)。通常のパキラの育て方は
パキラ
を参考に。
アオイ科パキラ属pachira glabra
その他の百均で人気の植物は
100均で人気の観葉植物・サボテン・多肉系を8選
を参考に。雑学
スポンサードリンク