パキラの植え替え手順…時期・適した鉢は?用土は?
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パキラの植え替え
ここでは
パキラの植え替えについてまとめています。
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パキラの植え替え時期
鉢底から根が出てきたら、植え替えを考えます。一般的に
観葉植物として流通している
挿木パキラは根の張りが遅く、
根詰まりするのはなかなかないことです。ただ、
用土に入っている
赤玉土が2年か3年で劣化して微塵になり、泥状になって
水はけが悪くなって
根腐れの原因となるため、2年か3年に一回、植え替えをするのが好ましい。
植え替えに適した時期は5月から7月。パキラは7月〜8月の高温時期に生育が高まるので、その前の5月〜6月に植え替えるとそのダメージを取り返せるのでこの時期が好ましい。冬に根腐れしたからと、植え替えをする人がいるが、冬に植え替えても春に植え替えても、結末はあまり変わらない(早くに植え替えたからって回復が早まるということはほとんどない)。
パキラに適した鉢は?
鉢植えはパキラの健康を考えるなら通気性のある素焼き鉢がこのましいが、重いですし、表面にカビが生えるため室内管理に適さない。なので陶器鉢などの水が染み出さない鉢にしましょう。でも、陶器鉢は重いので移動させたり、植え替え作業にはキツイので、デザインを犠牲にしてもいいならやっぱりプラスチック鉢にしておきましょう。
プラスチックの鉢は通気性が悪く、根腐れを起こしやすい。しかし、鉢の表面にカビも生えず、なにより軽い。最適なのはやっぱりプラスチック鉢です。
根腐れ問題はあなたが
水やりを調節すれば回避できる問題なんですが、どうにもパキラを枯らしてしまうのであれば、プラスチックは避けるのも手。プラスチックから素焼きにしただけでパキラを枯らさなくなった人って多いですよ。
小さな鉢に植える
パキラは根が多くないので、大きな鉢に植えると冬に水が残って根腐れしやすいので、無理に大きな鉢には植え替えないようにする。現在が
5号鉢なら次に植えるのは6号か7号。一気に8号にすると危険です。7号でも「ついつい水をあげちゃう人」は結構危険です。
人によってはサイズダウンをすることもあります。古い土を落として一回り小さな鉢に植え替えることで根腐れを予防できます。
重い鉢のメリット
小さな鉢の割に地上部が大きいと倒れます。ましてプラスチック鉢のように軽いと簡単にひっくり返って、枝が折れてしまいます。成長してしまって、ひっくり返る場合は、重い鉢(=素焼き鉢・陶器鉢)を検討し、
剪定して小さくまとめるようにします。もしくは鉢をもっと大きな重い鉢に入れて(
二重鉢)、倒れないようにします。
用土
パキラを植え替えるときは、ハイドロなどではなくて、観葉植物用の土で植えつけてください。大きく育ちます。用土は必ず新しいものを使うこと。古い土には雑菌が残り、栄養分が偏っていて
病気になる可能性が高いためです。
用土の配合は色々とあります。無難なのは観葉植物の土です。観葉植物の土は必要な栄養素が入り、Phは中性、殺菌してあり、水はけと水もちが調整されています。
初心者はこれで十分。ただ、あなたがこれまでパキラを育てていて、根腐れさせてきたならば、ここに水はけをよくする赤玉土・
日向土を1割ほど追加して、根腐れ防止のための
ゼオライトを一掴みほど入れてやるとよいです。
土の配合例
●用土配合例…観葉植物の土8日向土1
●用土配合例…観葉植物の土8赤玉土1
●用土配合例…観葉植物の土9ゼオライト1
●用土配合例…赤玉土4日向土3
腐葉土3+くん炭
●用土配合例…赤玉土3日向土1調整済み
ピートモス3
バーミキュライト1
パーライト1ゼオライト1
●用土配合例…赤玉土8腐葉土2(もしくはピートモス)
植え替え手順
一回り大きな鉢…現在が5号なら6号か7号…号上を用意するか、同じ大きさの鉢を用意する。鉢の底の穴を網で塞いで、その上に
軽石を2センチほど入れる。網は
ホームセンターで売ってます。古い鉢から株を取り出し、古い土を三分の一ほど落とし、痛んだ黒い根を切る。軽石の上に用土を少し入れ、その上に株を入れて、隙間に用土を入れていって、最後に水をやって完成です。
植え替え後は日光には当てないようにします。まずは日陰か木陰などで一週間ほど養生する。それから日当たりで管理します。
発泡スチロールはそのまま再利用
鉢から引っ張り出した時に発泡スチロールが入っていることがあります。発泡スチロールは水はけをよくして、鉢全体を軽くまとめることが出来る優秀な素材です。植え替えるときもそのまま発泡スチロールは入れてください。
一気に大きくしない
パキラは現在よりも極端に大きな鉢に植え替えると、土の量が多くなり、冬に土から水が蒸発しづらくなって、
冬に根腐れしやすくなるので、大きな鉢に植え替えないでください。最後に
植え替えは植物にとって土の更新や根を広げるスペースを確保して生育を促す目的などあり、必要な作業です。パキラに限らずですが、適切な植え替えをすると葉っぱがパリっとなって、明確に健康になります。元気な植物を見るとこちらも嬉しくなりますよね。
植え替えが終わったら、養生してあとは
を参考にして栽培します。
パキラ以外の観葉植物は
を参考に。
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