ウォーターマッシュルームの育て方
目次
ウォーターマッシュルームの特徴は?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり病気・害虫特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ウォーターマッシュルーム
- 科名
- ウコギ科
- 属名
- チドメグサ属
- 学名
- Hydrocotyle vulgaris
- 別名
- ウチワゼニクサ、ウォーターコイン
- 耐寒
- 3度
- 水やり
- 水を好む
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 初心者向け
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ウォーターマッシュルームの特徴は?
ウォーターマッシュルーム(ウォーターコイン)は北アメリカに自生する
ウコギ科チドメグサ属の植物。観賞用に輸入されて、現在は日本に帰化して地域によっては侵略的外来種とされていることもあります。購入する場合はしっかりと管理し、変なところに廃棄しないようにしてください。
プクプクしたかわいい葉っぱが人気の水生植物で、空気中に葉っぱが出ていても、葉が水中に沈んでいても育ちます。春から秋までは旺盛に生育し、花も咲きます。花は地味で、葉っぱを鑑賞するものです。冬には寒さで枯れてしまいますが、室内で管理していれば越冬は可能です。
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水やり
水生植物で、葉っぱが水中から出る状態でも完全に葉っぱが水中に沈んでいても育ちます。ウォーターマッシュルームは水が切れるとすぐにシンナリと水切れを起こし、枯れてしまいます。
ミズゴケに植わっている場合は、いつもミズゴケが濡れているようにします。水浸しでも構いません。普通は
睡蓮鉢など鉢部分を沈めます。
●冬でも水につける。でないと水切れを起こす。
●冬に地上部がなくなっても水につける。でないと春に復活する可能性はゼロになります。
肥料
生育期間(4月〜9月)に1ヶ月に1回の頻度で、薄い液体
肥料を水に加えてやります。肥料はやらなくても枯れるわけではありませんが、やると葉っぱがよく増え、花も咲きやすくなります。茂らせたいなら施肥し、そうでもないなら無肥料にしましょう。
植え付け・植えかえ
植え替えは2年に一回、4月から10月に。植え替えをするのはミズゴケが腐るからです。
用土
根をミズゴケで包むか、
赤玉土で鉢に植え付けます。もしくは荒木田土でもいいです。荒木田土は栄養素を多く含み、生育が良くなりますが、水が汚れやすく、見た目に良くないです。
植え替えの手順
根をミズゴケで包んで鉢やポットなどに入れ込みます。もしくは赤玉土だけで植え込みます。
ミズゴケで植える場合は前の日からミズゴケを水につけて吸水させておきます。
古い鉢から株を取り出し、古いミズゴケを取り除きます。洗い流しても取れない腐って黒く変色したミズゴケはピンセットなどで丁寧に取り除きましょう。
水をたっぷり含んだ新しいミズゴケを絞って、それでウォーターマッシュルームの根を巻きます。鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎます。その上にミズゴケに包んだウォーターマッシュルームを入れて完成です。ミズゴケが簡単です。この植えた鉢を、睡蓮鉢などに沈めます。
赤玉土で植える場合は、まず、赤玉土をザルに入れて流水で水洗いして、カスを取り除きます。その上で鉢底を鉢底ネットで塞ぎ、赤玉土を鉢の高さの半分ほど入れて、株を入れて、隙間に赤玉土を入れていき、完成です。
植え替えの際に、根っこを分ければいくらでも株分けが可能です。株分けは簡単で、分ければいくらでも増やせます。
鉢などに植えずに、
水耕栽培にすることも可能。単にコップに根をつけていれば育てられます。鉢や土などに植えるのは株を固定するため。水耕栽培なら
水苔が腐ることもなく便利、かも。
管理場所・日当たり
春から秋は戸外か室内の日当たりで管理します。
夏の管理場所について
ウォータマッシュルームは若干暑さに弱く、夏に日当たりで管理していて、水温があまりに上がると枯れてしまいます。
ハイドロカルチャーなど水の少ないものや、小さな睡蓮鉢で育てていると鉢内の水の温度があがって根をいためますので、そういった状態で育てている場合は
半日陰の涼しい場所に移動させてください。
越冬・冬の管理は?
霜に当たれば枯れる。
冬は
暖地で軒下であれば、完全に枯れずに春になると芽が出てきますが、霜が降りる地域(
中間地・寒冷地)は室内に取り込んで室内の日当たりで管理するのが無難です。耐寒温度は3度と比較的強いです。
●暖地でも戸外に出しておけば、地上部が枯れることがあります。地上部が枯れ込んでも春に芽吹くかもしれないので、管理はしておきましょう。
病気・害虫
病
害虫の心配はほとんどなし。
特徴・由来・伝承
水中でも育つ水生植物です。葉っぱがキノコに似ていることからウォーターマッシュルームと呼ばれます。春から夏によく花屋さんで流通していますが、流通量は決して多くありません。睡蓮鉢などに沈めて楽しむのも涼しげです。
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