オトギリソウの基礎データ
科名 | オトギリソウ科 |
属名 | オトギリソウ属 |
学名 | Hypericum erectum |
別名 | 弟切草・チドメグサ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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オトギリソウ(弟切草)とは?
オトギリソウ(弟切草)はオトギリソウ科オトギリソウ属(ヒペリカム属)の多年草(宿根草)。北海道〜九州の日本各地に古来から生えている植物で、環境が合えば幾らでも繁殖するとても育てやすい植物です。花は黄色く、葉には斑点があります。多年草(宿根草)なので、冬は地上部が無くなりますが、春には芽を出し花を咲かせます。
草丈30cm〜60cm
花いろ黄色
草丈30cm〜60cm
花いろ黄色
水やり
庭植えの水やり
庭植えの場合は自然に降る雨でほぼ大丈夫。あまりに乾燥するようなら水やりをしてください。
鉢植えの水やり
鉢植えなら土が乾いていたら水をやるようにしてください。ずっと濡れていたら根が腐ってしまいます。ただし、真夏は乾燥して、水切れを起こして枯れやすいので注意してください。あまりに水やりが追いつかない場合は、日陰や半日陰に移動させてください。
オトギリソウは宿根草で冬は地上部が枯死して消えて無くなりますが、地下では根が生きていて、それが春になると芽吹きます。よって、冬も根が枯れない程度には水をやらないといけません。週に一回くらいは水をやってください。
肥料
植え付け・植えかえ・種蒔き
時期・頻度
鉢植えの場合は根が張ったら植え替えをします。大体、2年に一回の頻度です。植え替え時期は芽吹く前の3月か4月。芽吹いてからは植え替えない方がいいです。
用土
赤玉土7川砂3を混ぜたものか、赤玉土7鹿沼土3を混ぜたものを使います。鹿沼土は酸性の土で、オトギリソウは酸性の土を好みます。もしくはホームセンターで売ってる「山野草の土」を使います。山野草の土を使った方が安上がりです。
種まき?
最初の植え付けは、一般的には種子ではなくて苗を購入することになります。苗を植えて花が咲き、種子ができ、そのまま放置しているとこぼれダネで弟切草がどんどん増えます。ようはほったらかしで増えるってことです。
鉢植え
植え替えるときは、現在の鉢よりひとまわり大きな鉢を用意します。最初は6号鉢から始めて、根詰まりする前に1号か2号づつ大きくしていきます。土を崩すと生育不良を起こしますので、根についた古い土を落とさないで、新しい土を足して植え替えていきます。
鉢植えの底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
鉢植えの底の穴を鉢底網で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。
庭植え
植え付けの1週間前に深さ20cm〜30cmほど掘り返して、元の土に対して2割ほどの腐葉土か堆肥を混ぜて用土とします。水はけが悪いなら、川砂・鹿沼土などを入れて水はけをよくしてから植えましょう。株は20cm〜25cm間隔で植え付けていきます。最後にしっかりと水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりを好み、真夏以外は日当たりで管理します。日光が不足すると生育不良を起こしますが、半日陰くらいなら問題ありません。庭植えの場合は夏の直射日光で傷むので、半日陰に植え付けましょう。
夏越し
オトギリソウは乾燥に強い植物とされますが、それでも真夏の直射日光をガンガンと浴びていると乾燥にやられ、葉焼けも起こします。真夏は半日陰に移動させた方が良いです。庭植えした場合は、夏は何かの植物の陰になるようにするか、寒冷紗やヨシズやスダレで影を作ってやります。もしくは最初から半日陰の場所で管理します。
越冬
冬は地上部が枯死しますが、根は生きています。この根も「土が凍るほど寒い」と枯れてしまい、春になっても芽吹きません。冬になっても土が凍らない程度の寒さの土地なら問題ありません。土が凍る気温ってのは「マイナス5度」とか「マイナス7度」です。0度では土までは凍りません。
庭植えした場合で、土が凍結する地域の場合は、オトギリソウの上に腐葉土をかけてやってマルチングをして凍結防止をしてください。
庭植えした場合で、土が凍結する地域の場合は、オトギリソウの上に腐葉土をかけてやってマルチングをして凍結防止をしてください。
病気・害虫
ほとんど見かけない。枯れるとするなら、水のやり過ぎが第一候補。害虫が発生することもありますが、早めに駆除すれば問題ないです。また、枝をさばいて風通しをよくすると予防できます。
特徴・由来・伝承
平安時代の花山天皇の頃、に晴頼(せいらい)という鷹匠がいました。その鷹匠は鷹の傷をたちどころに治す秘薬を作っていました。晴頼(せいらい)には弟がいて、これがお人好しで、他人に秘薬の秘密を漏らしてしまいました。それで晴頼(せいらい)が弟を憎んで殺してしまいました。その秘薬の材料が「弟切草」です。
弟切草は実際にタンニンを含む薬草です。タカノキズグスリ(鷹の傷薬)、チドメグサ(血止草)という別名もあります。チドメグサという名前は別種の植物にも付いているので、混同しやすいです。
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)とはオトギリソウ科オトギリソウ属の同属の植物ですが、見た目も違います。弟切草は日本に自生している植物で、「酸性の土」を好みますが、西洋オトギリソウは酸性の土は苦手です。
弟切草は実際にタンニンを含む薬草です。タカノキズグスリ(鷹の傷薬)、チドメグサ(血止草)という別名もあります。チドメグサという名前は別種の植物にも付いているので、混同しやすいです。
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)とはオトギリソウ科オトギリソウ属の同属の植物ですが、見た目も違います。弟切草は日本に自生している植物で、「酸性の土」を好みますが、西洋オトギリソウは酸性の土は苦手です。
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