月兎耳(ツキトジ・うさぎの耳)の育て方

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カランコエ・月兎耳の基礎データ
カランコエ・月兎耳
科名ベンケイソウ科
属名カランコエ属
学名Kalanchoe tomentosa
別名ウサギの耳、カランコエ・トメントーサ
耐寒5度
水やり乾かし気味に
場所日の当たる室内
難易度中級者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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月兎耳(ツキトジ)とは?

月兎耳(ツキトジ)はアフリカ原産のベンケイソウ科カランコエ属多肉植物カランコエの仲間で肉厚な葉っぱに水を溜めこむので、乾燥に強く、逆に水のやりすぎに弱いです。枯らせる原因の第一位は水のやりすぎ。土が乾いてから水をやるようにしてください。

多肉の割には寒さに強いです。といっても、霜に当たれば枯れるので、年間を通して室内の日当たりで管理するか、冬以外は戸外で冬は室内で管理するようにします。
月兎耳
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うさぎの耳?

細かい毛と葉っぱの形から「ウサギの耳」という商品名でも流通しています。月兎耳(ツキトジ)が本来の名前。商品名は出荷者が勝手に付ける名前なので、「ウサギの耳」ではなかなか思うようにヒットしないと思われます。

水やり

土に触ってみて、濡れていたら水はやりません。月兎耳(ツキトジ)は一般的な植物よりも過湿に弱いですので水のやりすぎに注意します。土がカラカラに乾いてから水をやっても大丈夫です。水をやるときは鉢底から染みだす位にしっかりとやります。大事なのはメリハリで、水をやるときはしっかりと、やらないときは全くやらないようにします。

冬の水やり

冬は寒さで生育が鈍くなり、気温の低下で水の吸い上げる力も落ちてしまいます。そこで、水やりは土が乾ききってからやるようにします。断水はしないでください。断水するとさすがに枯れてしまいます。

目安としては一カ月に一回程度。それ以下になっても構いません。水やりは土の表面を濡らす程度にしておきます。
土の表面が乾いていても、土中には水が残っていることがあるので、できれば土壌水分計で計測して、乾燥を確認してから水をやるといいです。
土壌水分計
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肥料

月兎耳(ツキトジ)は肥料があるとよく生育しますが、肥料が多すぎると徒長したり、根を傷めて枯れてしまいます。生育期間の春から秋に液体肥料を一カ月に一回程度やります。冬にはやらないでください。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替え時期は春〜梅雨前。気温が20度以上になってからしてください。もしくは夏を越して涼しくなった秋(最高気温25度以下)にしてください。

二年に一回程度植え替えをします。鉢は一回り大きなものを用意します。何倍も大きな鉢に植え替えると土から水分が抜けにくくなり、根腐れの原因となりますので、急に大きな鉢に植え替えないようにしましょう。

用土

用土サボテン・多肉植物の専用土ホームセンターにあるのでこれで植えます。
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鉢植え

鉢から株を取り出し、古い劣化した土を半分落とし、痛んで変色した根をハサミで切って取り除きます。根をほぐしておくと植え付け後に根が広がりやすいので軽くほぐすといいです。ハサミはバーナーか消毒液で消毒しておきましょう。

ひとまわり大きな鉢か、同じ大きさの鉢を用意し、鉢底の穴を鉢底ネットで塞いで、その上に鉢底石(軽石)を敷いて、用土を入れ、株を入れて、水やりのときに水をためるウォータースペースがあるように高さを調節して、隙間に用土を入れていきます。水やりはせず、1週間〜2週間は日陰で管理して養生させます。それから水やりを再開し、日当たりで管理します。

葉挿し・茎挿し

植え替え作業で葉っぱが取れたら、赤玉土単用か上記の植え付け用の用土を用意し、葉の根本を土に当たる様に置いておくと、2週間〜1ヶ月で発根します。水やりはせず、明るい日陰で管理します。発根してから水やりを始め、徐々に明るい場所に移動させます。

茎をつけて茎挿し(挿木)するのであれば、茎の切り口を日陰で乾かせてから、葉挿し同様に土に触れさせていると発根します。

管理場所・日当たり

月兎耳(ツキトジ)は日当たりを好みますのでできるだけ、春・秋・冬はできるだけ日当たりのいいところで管理します。日当たりが悪いと徒長して不恰好になります。

季節ごとに置き場所を変えるのは面倒なので、室内で日当たりのよい場所があれば、ここで管理するのが楽です。

夏越し

真夏の強い直射日光と暑さが苦手なので、夏は半日陰や日陰に移動させます。もしくは室内で管理して、レースのカーテン越しに日を当てます。

越冬

寒さにも弱く、耐寒温度は5度くらいで、霜に当たると枯れてしまいます。秋に戸外で管理していても霜が降りる前に…最低気温が10度以下になったら、室内に取り込むようにしてください。

冬に出窓に置いていると、寒波が来たときなど、外気の影響で室内であっても氷点下になります。そういうときは窓から離して部屋の温かい場所に移動させましょう。

病気・害虫

アブラムシハダニカイガラムシも発生することがありますが、前もってオルトランをまいておくとほとんど見かけません。

月兎耳(ツキトジ)が枯れる原因の一番は水のやりすぎ、土の水はけが悪いことからくる根腐れや、その他のカビ系の病気です。

徒長したら…

日当たりが悪いところで管理していたり、水やりが多かったり、肥料が多かったりすると、徒長します。徒長とは葉っぱと葉っぱの間の間隔が長く、ひょろ長くなっている状態のことです。不恰好で嫌だなと思ったら、葉挿し・茎挿しで仕立て直すといいです。
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