カランコエの育て方

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カランコエ(ベニベンケイ)

カランコエ
科名ベンケイソウ科
属名カランコエ属
学名Kalanchoe blossfeldiana
別名ベニベンケイ
水やり水控え目
場所冬は室内 夏は外
難易度上級者向け
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開花
植え
肥料

目次

  1. カランコエとは?
  2. カランコエの水やり
  3. 肥料
  4. カランコエの植えかえ
  5. カランコエの栽培スケジュール
  6. 病害虫
  7. 特徴・由来・伝承
  8. SNSボタン・関連記事
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カランコエとは?

カランコエとは?
文章の修正カランコエはベンケイソウ科多年草。多肉で水のやりすぎに注意し、冬に取り込み忘れて凍結さえしなければ枯れることはほぼないです。冬は日当たりのいい室内で、春・秋は雨の当たらない日当たりのいい戸外か、室内の日当たりで管理します。カランコエの葉っぱは水に当たると、腐ってしまいます。

カランコエはサボテンのような肉厚な葉っぱだから日光に強い、ような気がするのは気のせいです。夏の直射日光に当たるとカランコエの葉っぱが葉焼けを起こしてしまいますので、夏は明るい日陰に移動してください。また夏の湿度に弱いので風通しのいいところが好ましいです。

カランコエは短日植物で、日が短くなると開花します。蛍光灯などに当たっていると昼だと勘違いして花芽をつけないので、ベランダ・室内栽培で花芽が付かない場合は短日処理をして開花させましょう。
カランコエの仲間・品種
カランコエ栽培
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カランコエの水やり

カランコエの水やり
文章の修正カランコエは乾燥に強く、過湿に弱いために、乾かし気味に管理すると良いです。春から秋は土が乾いてから水をやります。水やってから土が乾くまで待って、水をやります。乾燥気味に管理するというのは、この水をやらない期間を長めにするってことです。冬は土が乾いてから、数日経って水をやってください。カランコエは水が不足してくると葉っぱが薄くなりまるので、そうなってから水をやるくらいでもいいです。とにかく水のやりすぎに注意します。

水はけの良い土なら鉢底から水が出るほどやっていいですが、店で買ったばかりのカランコエの土(黒い土)は水もちが良すぎです。ここの鉢底から水が染み出すくらいにやると根腐れします。湿らせる程度の水やりにします。
●水をやりすぎるとすぐに根が腐る。多肉植物・サボテンに近い感覚で水やりすると良いです。しかし、カランコエはサボテンほど乾燥に強いわけじゃない。あくまで普通の植物より乾燥に強いくらい。この辺りの感覚は栽培していく中で掴んでいくしかないです。根がグラグラしていたら、根腐れを疑う。
●根腐れしていると思ったら、挿し芽をして育てなおす。
●根腐れしていると、茎の節から気根が出やすい。挿木して更新し、水やりを控えた管理に切り替えましょう。もしくは用土の配合を水捌けの良いものにします。
●土から水が吸い上げられず、それに対して湿度が高めだと発生しやすい状態だと気根が出てきやすい。根腐れをしていることが原因であることもあるが、水やりが少ないこともある。
●毎日ちょっとづつ水をやるのだけはやめときましょう。カランコエはこれが苦手。

葉に水をかけない

文章の修正カランコエやベゴニアのような葉っぱの肉厚な植物は葉に水を溜め込む機能に優れていて乾燥に強いのですが、反面、水が葉っぱに掛かるとトタンに葉っぱがグシャっと傷んでしまいます。葉っぱに水が掛からないように葉っぱを持ち上げて、土に水が掛かるように水やりをしてください。そのために口の細いジョウロがあると便利です。
●葉っぱに水をやっていると、葉っぱはグチャグチャになり、ぐちゃぐちゃになったところを切っていくと、なんか茎がヒョロっと伸びただけの状態になります。こうなると、摘芯して徐々に短く詰めていくか、挿し木して新しく短い株を仕立て直すかします。

肥料

文章の修正春と秋の生育期に薄い液体肥料をやるとよく成長します。二週間に一回程度。夏は気温が高すぎるので肥料はやらない。冬は成長しないので肥料はやらない。
●根腐れしたり、葉っぱが茶色いときに肥料をやるとトドメをさします。肥料は成長を補助するもので、弱っているものを元気にする力は無いです。もしも、弱っているときは肥料はやらず、水を控えて日陰で管理します。

カランコエの植えかえ

カランコエの植えかえ
文章の修正開花していない時期で、真夏と冬を避けて植え替えをします。用土は多肉植物の土が適しています。
詳細は
カランコエの植え替え・挿木のまとめ
カランコエ栽培
を参考にしてください。

カランコエの栽培スケジュール

春の管理場所(3月〜6月)

文章の修正春になり最低気温が5度以上…余裕を持って8度以上になったら戸外の日当たりでカランコエを管理するといいです。しっかりと日光に当てて生育させます。もしくは室内の日当たりで管理します。3月〜4月はまだ霜が降りることがあるので、天気予報で最低気温が5度以下になりそうなら室内に取り込んであげてください。
●日光の方向に茎が曲がるので、鉢を定期的に回転させてバランスを取る。バランスを崩して鉢がひっくり返ることがあります。

摘芯・切り戻し・花ガラ摘み(4月〜8月)

文章の修正摘芯とは成長点を切ること。成長点とは植物のツル(芽)の先のこと。これを切ると、その下の葉っぱの根元から新芽が出て、株が大きくなり、葉っぱと花芽が増えます。生育する4月〜8月に適宜、摘芯をします。8月にこのシーズンの最後の切り戻しをして脇芽を出させ、その上で短日処理を行う。すると脇芽に花がつくので花が増える。

また、花が終わったら、早めに摘んであげることで、株が弱るのを防ぎます。これを花ガラ摘みといいます。花ガラを放置していると花に栄養をとられて葉っぱが茶色になることがあります。
●時間経過で花の色が変わることがあります(例えば黄色系だとオレンジのような濃厚な黄色から明るく薄い黄色に変化したりする)。

夏の管理場所(7月〜8月)

文章の修正真夏は直射日光が強すぎて葉焼けしますし、少々暑さにへこたれる性質なので、真夏だけは直射日光を避けて風通しの良い半日陰か日陰へと移動します。もしくは室内でカーテン越しの日光に当ててあげます。
葉焼けとは強い直射日光で葉っぱの葉緑素が抜ける状態で、葉焼け部分は回復しません。

短日処理(9月〜11月)

文章の修正カランコエは短日植物です。短日植物とは日が短くなるとと花芽が付くという性質の植物です。なので室内でずっと管理していると、室内の蛍光灯の明かりにカランコエが反応し、「あ、まだ日が長いなー」と勘違いして、花芽が付かず、開花時期になっても花が咲かないということがあります。

逆に意図的に光を遮断してやれば、年中咲かせる事も出来るということです。夕方5時から朝の7時までダンボールなどで覆って光を遮断します。7月8月の気温の高い時期に短日処理すれば一ヶ月(30日から40日)ほどで花芽ができます。生産者はこうやってカランコエを周年出荷しているわけです。

一般家庭では街灯・室内灯の当たらない戸外で管理していれば9月〜11月には花芽ができます。小さな米粒代の葉っぱが見られたら、それが花芽です。花芽が見えたら室内に取り込みましょう。

短日処理の詳細は
カランコエの短日処理のまとめ…カランコエが咲かない?
カランコエ栽培
を参考に。

矮化剤の散布(9月〜11月)

文章の修正2年目以降、株の姿が購入時と全然違う感じがします。購入時のように花がミッシリと密生していないし、花茎が伸びてヒョロヒョロと伸びるためです。これは市販のカランコエは矮化剤で小さく仕立てているためです。

挿木にしたり、長く栽培していると矮化剤は切れて、徒長します。正確には徒長じゃなくて、こちらが「本来のカランコエ」なんですけどね。矮化剤はビーナインなどがあります。矮化剤はツボミや花にかからないように葉っぱにスプレーします。2回散布する場合、短日処理をする直前にまず一回、ツボミが見えた頃にさらに一回散布すると締まった株になります。撒布するときは葉っぱから滴るくらいにしっかりと散布します。散布後は乾燥気味に管理し、しっかりと日光に当てて、健康的に育てます。
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冬の管理場所(11月〜3月)

文章の修正カランコエは寒さ(10度以下)に当たって紅葉し、成長が止まる。氷点下に当たると葉っぱが凍って枯れてしまいます。気温が5度以下になると霜が降りて、カランコエは霜に当たると枯れてしまいます。なので最低気温が5度になる前に室内に取り込みます。
●戸外で花芽がつくまで粘っている場合はチキンレースになるかもしれない。花芽が見えれば十分なので、霜に当たる前に取り込みましょう。

冬は室内の日当たりで管理します。出窓などがいいですが、窓の近くは寒波がくると夜中に氷点下になることがあるので、注意します。寒波が来るなら、夜だけ部屋の中央へと移動させましょう。

カランコエは冬は室内の5度以下にならない場所で管理します。昼間に暖房をかけている部屋は寝る前に暖房を切っても明け方には5度以下にはなりません。リビングなどの昼に暖房をかけている場所で管理しましょう。

冬は暖房をかけるため室内が乾燥しています。暖房の風は非常に乾燥していてカランコエであっても直撃すると葉っぱがシワシワになって枯れることもあります。直撃しない場所に置いてください。

冬の水やり(11月〜3月)

文章の修正冬は土が乾いて数日経ってから、水を少しやる…土を湿らせる程度にします。水が切れてくると葉っぱが薄くなるので、葉っぱが薄くなってから水をやる程度でいいです。冬は鉢底から水が染み出すくらいにやるのではなく、土を湿らせる程度にします。水を控えることで水分量が減り、寒さに強くなる。これで耐寒温度が5度になる。水が多いと根腐れもするし、寒さに弱くなるのでとにかく控えましょう。

冬は葉水も検討
暖房が効いている室内はカランコエにとっても「乾燥」がすぎます。空気全体があまりに乾燥するので暖房の風が直に当たってなくてもシワシワになることも。かといって土にしっかりと水をやると根腐れを起こすし……そんなときはカランコエであっても葉水を検討します。葉水は霧吹きで葉っぱに直接、水を供給すること。必須ではないですが、水やりのバランスが難しいときは検討してください。

病害虫

文章の修正アブラムシ
アブラムシは脱皮して、その脱皮があたりに落ちる。周囲に白い粉が落ちていて、花粉か何かと勘違いしがちです。
生態・薬剤の詳細は以下のリンクを参考に
アブラムシ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

カイガラムシ
カイガラムシが葉っぱの付け根に付いている場合は、毛抜きやピンセットでつまむと細かいところまで差し込めるので便利です。つまむと潰れるので作業後に道具はしっかり洗います。指でも届く場所なら、ティッシュでつまんでとります。
生態・薬剤の詳細は以下のリンクを参考に
カイガラムシ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

ヨトウムシ
黒い粒が周囲に散乱している場合は、ヨトウムシの糞です。葉に穴があいたり食べられて欠けた状態になるのもヨトウムシです。葉の状態にもよりますが、ヨトウムシは葉っぱと同じ色で見分けづらく、被害が大きい割に一匹しかいなかったりして見つけづらいです。昼間も活動することがありますが、やはり夕方~夜にかけて活動的になるので、夕方以降に株をよく見て「動いているもの」を探すと比較的探しやすいです。色や形で探そうとするとなかなか見つかりません。
生態・薬剤の詳細は以下のリンクを参考に
ヨトウムシ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

オンシツコナジラミ
コナジラミ
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

ウドンコ病
うどんこ病は白い粉を吹く病気です。病変部分を取り除いて廃棄します。乾燥すると発生しやすく、株が弱ると発生しやすいです。株を健康に…日光に当てて、風を通して管理していると予防できます。
薬剤などの詳細は以下のリンクを参考に。
ウドンコ病
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ

灰色カビ病
灰色かび病は湿度の高い環境で発生しやすく、梅雨・秋の長雨で発病します。湿度が低ければ発生しません。灰色かび病が発生したら病気部分を取り除いて捨ててください。
灰色カビ病
病害虫生態・防除・対応の薬剤のまとめ
●古い葉っぱが下葉から枯れていくのは生理現象。

特徴・由来・伝承

文章の修正カランコエはマダガスカル島原産の多肉植物。カランコエは「ベンケイソウ科」の植物のうち花を楽しむものをさす場合が多く、境目は曖昧になっています。

流通しているもので一般的なものは「ベニベンケイ(ブロスフェルディアナ)」の改良種。ニューカランコエという名前で流通していることがありますが、少々色鮮やかなだけで、育て方は同じです。またバラ咲のクィーンローズ、花の多いミリオンスター、八重咲き品種のカランディーバ、などあります。これらも育て方はカランコエと同じです。
●カランコエは英語圏では「カランチョー(Kalanchoe)」と発音する。
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