黄梅(オウバイ)の育て方
目次
黄梅とは?水やりと肥料植え付け・植えかえ・種蒔き管理場所・日当たり剪定特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- 黄梅
- 科名
- モクセイ科
- 属名
- ソケイ属
- 学名
- Jasminum nudiflorum
- 別名
- 迎春花・ウィンタージャスミン
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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黄梅とは?
黄梅は
モクセイ科ソケイ属のツル性花木。ソケイ属が
ジャスミンの属のため「ウィンタージャスミン」と呼ばれることもありますが、香りはほぼないです。病
害虫に強いです。神経質に扱わなくても育ちます。黄梅は開花時期は落葉していて、開花時期も葉っぱが付いているのはオウバイモドキ。
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水やりと肥料
庭植えの水やり
庭植えにするのが一般的です。庭植えならば、自然雨だけで十分生育します。ただし真夏や日照りが続くなどして乾燥するならば水をやってください。
●葉や枝に水が掛からないようにする。
鉢植えの水やり
一般的な「土が乾いたら水をやる」という水やりです。受け皿の水は捨てるようにしてください。開花する冬に小さな鉢が出回ります。鑑賞するために室内で管理すると、暖房で花がすぐしおれてしまいます。暖房の風に当てないようにして、霧吹きで直接水分を補給してやるといいです。
肥料
肥料をやるとよく生育します。たくさん肥料をやるとよく生育しますが、花が少なくなりますので、肥料の量はあくまで常識的な範囲にとどめます。
寒肥として2月に一回。秋にもう一回、化成肥料か
油粕と
堆肥をやります。株元に置かずに、油粕と堆肥なら株の周囲に穴を掘って混ぜます。化成肥料も株元には置きません。根に肥料が当たって根が弱るからです。
植え付け・植えかえ・種蒔き
植え付け時期について
秋~春に植え付けをしますが、東北より北の寒冷地では春に植え付けをします。秋と冬は寒さで苗が傷んでしまいます。春・秋どちらにしても「落葉時期」です。春は葉の新芽(花ではない)が出る前、秋は落葉直後です。
用土
水はけの良い土を好みます。鉢植えにする場合は
赤玉土8桐生砂2を混ぜたものを使います。鉢の場合植え替えは二年に一回。
庭植えの場合、苗は浅く植えてください。水はけを良くするためにも、一段高い畝を作って植えることもあります。
庭土には前もって堆肥を混ぜ込んでおきます。
管理場所・日当たり
日当たりの良い場所を好みます。
北海道以外で年中戸外で生育可能。北海道でも南部は大丈夫。
湿度が高いと節から根が出てきます。これを気根といいます。気根が出ている節には花が咲きづらいです。風通しが良いと防げます。
●気根は見かけたら取ります。
剪定
剪定は花後に
黄梅の
花芽は7月までに作られます。開花が1月から3月で、翌年に咲く花芽が7月に作られるということは、3月から6月の間に剪定をしなくてはいけません。込み合った枝をさばいてください。なんならしなくても。
秋にも樹形を整える程度の剪定をしてかまいません。秋には花芽が出来ているので、剪定をした分だけ花も減ります。
特徴・由来・伝承
モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)の木。「梅」という字が当てられては居ますが、実際は梅には花が似ているだけで全くの別種。ジャスミンの仲間。ただし、香りはほとんど無い。
江戸時代初期に日本に渡来。盆栽などに利用されます。
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