ジャスミン・ホワイトプリンセスの育て方…略してホワプリ!

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ジャスミン・ホワイトプリンセスの基礎データ
ジャスミン・ホワイトプリンセス
科名モクセイ科
属名ソケイ属
学名Jasminum officinale var.grandiflorum White princess
別名ホワプリ
耐寒マイナス5度
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度初心者向け
画像投稿
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開花
植え
肥料
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ホワイトプリンセスとは?

ホワイトプリンセスはモクセイ科のコモンジャスミン(Jasminum officinale)・大輪ジャスミン(Jasminum Grandiflorum)の品種。略してホワプリ。半つる性。ジャスミンティーのコモンジャスミンの仲間なのでお茶にも出来る。

温度があれば春〜秋の長期間開花します。日当りを好みますが、明るい日陰程度ならば枯れずに育ってくれます。当然、日当りがいい方が花つきがよく、成長も早いので一般的には日当りで管理します。ホワイトプリンセスは開花期間が長いので花が咲くように日当たりで管理した方がいい。

つる性で切り戻しをしないでいると何メートルにも育ち、絡ませることも出来るんですが、意外と茎が硬く、暴れるし、剪定しないと花が少ないので、実質低木として仕立てるのが通常です。誘引してきれいにするには根気がいる。そこさえ問題なければ初心者向けの植物。

原産地は熱帯なのですが、耐寒温度マイナス5度と寒さにもある程度の耐性があって、軒下で霜が当たらなければ戸外でも越冬可能(ただし関東以西)です。ですが冬は室内で越した方が無難です。
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最初に簡単なまとめ

●ホワイトプリンセスはジャスミンの仲間の半常緑のツル性の木。暖かい地域では冬も常緑。寒い地域では落葉する。小さくまとまるので鉢植えでも適している。
●土が乾いたら水をやる。
●冬以外の長期間、ポツポツ開花する。
肥料は少なくてもいいが、肥料が切れると花が止まる。追肥は必ずする。
●植え付け・植替えのときに土を崩さない。根を傷つけると生育不良を起こす。
●香りが良い。
●日当たりで育てるが、半日陰でも育つ。
●半つる性で、枝が硬い。思い通りに仕立てられない。アーチにするのがせいぜい。普通の低木のように仕立てるのが普通。半つる性だけど。

水やり

土が乾いたら水をしっかりとやってください。鉢底に水が溜まっていたら水を捨ててください。春は二日か三日に1回程度、夏は毎日、真夏のカンカン照りのときは朝と夕方の二回の水やりが必要になります。

冬は水を吸い上げる力が落ちますので乾燥気味に管理してください。置き場所や環境によりますが、冬は一週間に一回程度を目安にして下さい。
●冬に寒さで地上部が消えても、根が生きていれば春にはまた芽吹きますので、冬も乾燥しきらないように水をやってください。

肥料

肥料が不足すると花が減ります。肥料は生育時期に液肥を二週間に1回ほどあげてください。もしくは1ヶ月に一回緩効性化成肥料をやります。ただ、肥料をさほど必要とする植物ではないので、あげなかったから枯れるということはありません。ですが、肥料が切れると花が終わってしまいます。
植物の状態を見て、適宜やってください。真夏の暑い時期に肥料は休んでください。

植え付け・植えかえ

時期

春(四月)の根が活動する前に植え替えをするのが理想。それ以降の初夏前まで植え付け・植え替えは可能です。

用土

市販されている花と野菜の土で植え付けするか、赤玉土腐葉土4を混ぜたもので植え付けをします。

鉢植え

根はほぐさないで植えつけます(根を傷つけると生育不良を起こすため)。鉢植えでも庭植えでもいいです。株分けは出来ません。植え替えのときも、古い土を落とさないで一回り大きな鉢に植え替えるようにする。

冬越しさえできれば、徐々に生育が旺盛になって3年目以降はシュートが出てきて、爆発的に増える。関東では戸外で越冬も可能。ちなみに「普通のジャスミン」は関東では戸外での越冬はほぼできない。よって関西以西であればジャスミンでもいい、かも。

剪定すると小さくまとまるので鉢植えに適しています。

庭植え

植え付けの2週間前に深さ30cm直径30cmの穴を掘って、土に苦土石灰を混ぜて中和しておきます。植え付けの1週間前に腐葉土か堆肥を元の土に対して2割か3割ほど追加して、化成肥料を1平方mあたり100gほど入れて、よく混ぜて用土とします。

植え付けの日に株を入れて隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

春と秋は日当たりか半日陰で管理します。夏に日当たりで管理していると葉焼けするなら、半日陰か日陰に移動させます。特に西日にあてると、どうも葉焼けしてしうみたいです。
耐陰性があって、半日陰でも少々日陰でも枯れません。といっても、日が少ないと花が少なくなりますし、株も弱くなりますので、出来るだけ日当たりで管理します。
●花が少ない、花が咲かない原因に日照不足を疑う。
●ホワイトプリンセスの利点は開花期間が長いところがあるので、開花しづらい半日陰で管理するのはもったいない。

冬の管理

冬は室内で管理します。寒さにもそこそこ耐性あり(耐寒温度はマイナス5度)、関東以西の軒下なら越冬可能。関西以西の平野部では戸外で越冬します。関東も戸外の野晒しで越冬が可能…といってもたまに来る強い寒波に枯れることが多いので軒下か室内の日当たりで管理したほうが無難です。寒冷地では問答無用で室内へ取り込む。冬の寒さで地上部がなくなることがあっても春には株元から芽を出しますので諦めずに管理してください。
●冬の管理に失敗して枯れることが多い。
●土が凍結したら枯れます。
●開花するには気温が必要で、11月に室内に取り込んだら開花し始めたってこともある。
●室内に取り込むならば、ほぼ丸坊主に刈り込んでしまう。春には新芽が出て復活する。
●ホワイトプリンセスは寒さに強いとされるが、これは株が大きくなったらであって株が小さいうちは寒さで枯れることがあります。庭植えにする場合は大きく育ったものを植えるか、鉢植えで大きく育って…10号鉢になってから植える。

剪定

春から秋の剪定

新しい枝先に花が付きますので、伸びた枝の何本かは切り戻してください。すると脇芽が出てきたその枝先に花が付きます。切り戻しをすると当然開花時期は遅れますが、花つきは非常によくなります。また切り戻しをすることでコンパクトにまとまります。剪定は生育時期の間、ずっとやると脇芽が増えて開花!を繰り返します。脇芽を出して開花させるのであれば、肥料も忘れずに。
●開花後に開花した枝を切り戻すと脇芽が出て、枝の先にまた開花するので、開花が終わったら切り戻し、開花していない枝も切り戻す。

冬の剪定

冬に取り込むときには、ほぼ丸坊主に刈り込む(地際近くで刈り込む)。刈り込んでも春には新芽が出て同じくらいの大きさに育つ。低く刈り込めば、コンパクトに仕立てられる。なので鉢植えが適しています。

誘引

ホワイトプリンセスは半つる性でツルが伸びた最初は柔らかいが、時間が経つと硬くなってしまって、思い通りに誘引できない。柔らかいうちに誘引するようにしたい。そこで最初から仕立てるイメージを固めておかないといけない。「どうしよかなー」って考えているうちに枝が硬くなって誘引ができなくなることが多いです。
放置していると、ツル(枝)はバシバシになって飛び出すのでそこいらへんは諦めましょう。誘引せずに、適当に剪定して小さくまとめることが多いです。
●アーチに絡ませるか、普通の低木のように仕立てるかです。
●行灯仕立てにすると剪定しづらい。剪定しづらいと脇枝が出ず、開花がないので、行灯仕立ては避けたほうがいいです。
●ツル性だが、自分から巻きつかない(巻きつきづらい)ので、巻きつかせるなら、誘引させる。

病害虫

病気にはかかりにくいです。害虫もほぼ見られない。前もってオルトランを使っておけばいいですし、アブラムシカイガラムシといったものが発生した場合は、薬剤を散布して駆除しましょう。基本的に手間がかからず、よく生育します。
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