ヒマラヤソケイの育て方
目次
ヒマラヤソケイとは?水やり肥料植え付け・植えかえ管理場所・日当たり剪定特徴・由来・伝承関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ヒマラヤソケイ
- 科名
- モクセイ科
- 属名
- ソケイ属
- 学名
- Jasminum humile
- 別名
- ヒマラヤジャスミン・キソケイ
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の半日蔭
- 難易度
- 中級者向け
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ヒマラヤソケイとは?
ヒマラヤソケイ(キソケイ)は
モクセイ科ソケイ属の常緑の半蔓性
低木。キソケイという名前で昔は流通していたので、その方がピンと来る人が多いかもしれません。ヒマラヤジャスミン・ヒマラヤソケイという名前の方がイメージがいいから最近はこの名前で流通しています。
育て方のまとめ
●霜に当たらないようにする。
●夏の暑さには強い。
●
肥料は2月と花の後。
●
剪定は花が終わった7月。8月以降に剪定すると翌年の花が減る。
●育てるのは「寒さと霜よけ」次第。これをクリアすれば簡単。
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水やり
ヒマラヤソケイは一般的には鉢植えにはしません。庭植えが普通です。庭植えの場合は、自然雨だけで十分生育します。日照りなどであんまりに水が不足する場合は水をやってください。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水をやります。水をやるときは鉢底から水が出てくるまでしっかりと水をやります。受け皿に水が溜まっていたら水は捨ててください。特に冬は水が溜まって、そのまま
根腐れすることがあるので注意してください。
肥料
庭植えの場合は2月に寒肥と、花の後に礼肥をやります。
鉢植えの場合は、春から秋にかけて一ヶ月に一回程度、緩効性肥料をパラパラとやります。
植え付け・植えかえ
時期
ヒマラヤソケイはニョキニョキ伸びて、根を張るので2年に一回は植え替えをします。植え替えをするときは、古い土をあまり落とさないで、一回り大きな鉢に新しい土を追加して植えてください。植え替え時期は4月。花が咲いている時に植え替えをするとダメージがあるので花が咲いていたら植え替えはやめます。
用土
鉢植えにする場合は、一般的な
培養土。自作する場合は
赤玉土7
腐葉土3を混ぜて使います。庭植えにする場合は、庭土に腐葉土か
堆肥を2割か3割ほど追加して
用土として植えます。
庭植え
植え付けの2週間前に深さ40cm直径40cmの穴を掘って、その土に
苦土石灰を撒いて中和させます。植え付けの1週間前に土に腐葉土か堆肥を2割か3割追加して、緩効性化成肥料を1平方mあたり100g〜150gほど入れてよく混ぜて、用土とします。
植え付けの時に穴を掘って、その穴に株が地面と同じ高さになるように入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所・日当たり
日当たりが好ましいですが、
半日陰でも十分育ち、花も咲きますので、半日陰でもいいです。そこまで日当たりにこだわるほどのことでは無いです。
夏越し
ヒマラヤソケイは夏の暑さには非常に強いですから、そこは問題ありません。
越冬
ヒマラヤソケイは霜に当たると画像のように傷みます。一発で枯れるってわけじゃないんですが、何度か霜に当たるとダメ。枯れることもあります。そこで
ヒマラヤソケイを植えるのは霜が当たらないような場所にしましょう…たとえば、軒下や何かの樹木の下など。半日陰になってもいいので、冬に霜が当たらない方がずっと大事です。
関東では霜は降りるんですが、気温が氷点下になるのは一年で何日かしかありません。軒下に植えましょう。
霜よけに何かをかぶせるという手もありますが、ちょっと面倒ですから一般的じゃないです。
剪定
花が咲き終わった7月に剪定します。8月が終わるまでに翌年の
花芽が付きますので、8月以降に枝を落とすと確実に翌年の花が減ります。とはいえ、ヒマラヤソケイは枝をニョキニョキ伸ばすので、邪魔になりますから、不要な枝は8月以降も落としてしまって構いません。
特徴・由来・伝承
中国の南西部、貴州省、四川省、雲南省、チベット自治区それにアフガニスタンやインド、タジキスタンに自生しています。標高1100~3500メートルの比較的高地に生え、高さは0.5~3メートルになります。
株は地表からニョキニョキと伸びて、枝先は垂れる。全体がコンモリとした樹形になる。5月・6月あたりに黄色い花を咲かせます。花に香りはない。ソケイは
ジャスミンのこと。ジャスミンは
茉莉花のこと。
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モクセイ科