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エリカ・ファイアーヒースの育て方

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エリカ・ファイアーヒース
目次
エリカファイアーヒースの特徴は?
水やり
肥料
植え付け・植えかえ
管理場所・日当たり
剪定
特徴・由来・伝承
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学名などの基礎データ
エリカ・ファイアーヒースの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…剪定時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
エリカ・ファイアーヒース
科名
ツツジ科
属名
エリカ属
学名
Erica cerinthoides
別名
エリカ・セリントイデス、レッドヘアリーヒース、ファイアーヒース
耐寒
0度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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エリカファイアーヒースの特徴は?

エリカ・ファイアーヒースは南アフリカ原産のツツジ科エリカ属の常緑低木。にょきっと伸びた茎の先に朱色の細長い花房がいくつも垂れ下がるように咲く、個性的なエリカ。株の根元から、分化して生え、その後は分化しないので、骨だけの傘をひっくり返したような生え方をします。

冬は室内の窓辺が無難ですが、エリカ・ファイアーヒースは他のエリカよりも若干耐寒性に優れているので、暖地では露地植えで越冬も可能です。ただし霜に当たると枯れてしまうくらいの耐寒性です。

夏の高温多湿に弱いために、真夏は風通しのいい半日陰の場所で管理します。もしくは何かの木陰で管理します。
草丈50cmから80cm
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水やり

エリカファイヤーヒースは水切れに弱く、水が切れると葉っぱが変色しポロポロと落ちていきます。葉っぱが落ちても枯死しているとは限らないので、しばらくは諦めずに水やりをしてください。

水切れに弱いのですが、水をやりすぎても根腐れしてしまいます。ここらへんをクリアするとエリカファイヤーヒースを毎年育てることが出来ますが、初心者にはなかなか難しいです。

土壌水分計で計測して水やりの判断をすると失敗が減ります。土壌水分計は他の植物の管理でも使いますので、買っておいて損はないですよ。
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季節別の水やり
<春>土が乾いたら水をやります。
<夏>基本的に毎日二回、朝と夕方水をやります。蒸れるようであれば水を控えます。
<秋>春と同じように土が乾いたら水をやります。
<冬>土が乾いていたら水をやりますが、蒸発量も減り、成長も鈍くなっていますので乾きずらくなります。水やりを忘れがちになり、水切れで枯れやすいです。

肥料

開花が終わった春と、夏を越して生育を始める秋に緩効性化成肥料を一回づつやります。エリカ・ファイヤーヒースはあまり肥料を必要としておらず、肥料がないからといって枯れることはありませんし、夏に肥料が残っていると根腐れの原因となりますので、様子を見て判断しましょう。
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植え付け・植えかえ

時期・頻度

植え替えは開花が終わってからの春(4月〜5月)に行います。花が咲いているときは調子を崩しやすいので避けましょう。

鉢の底から根が出ているなら根詰まりしていますので、植え替えをします。大体2年に一回程度の頻度で植え替えをします。

用土

エリカ・ファイヤーヒースはツツジ科の植物で、水はけの良い酸性の土を好みますが、中性でも問題ありません。アルカリ性に傾くと葉っぱが黄色くなって枯れてきますので、石灰などは入れないでください。

市販されている花と野菜の土に鹿沼土小粒を2割ほど混ぜたものを使うか、鹿沼土7未調整ピートモス3を混ぜたものを使います。

鉢植え

土を落とさないで、新しい一回り大きな鉢に植え替えます。ひと回りとは現在の鉢より1号か2号大きな鉢のことです。土を落とすと根を傷めて回復まで時間がかかります。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。

植え替え後はできれば1週間〜2週間は日陰で管理して養生させ、それから日当たりで管理すると調子を崩さないです。

管理場所・日当たり

春と秋は日当たりで管理します。室内ではなく、できれば戸外で日光に当ててください。

夏越し

夏の高温多湿が苦手なので夏は風通しの良い半日陰に移動させます。もしくは寒冷紗などで遮光してあげてください。
エリカの中では夏の高温多湿に強い方です。それでも苦手なのは苦手です。

冬越し

霜に当たると枯れるので、中間地・寒冷地では冬は室内の日当たりで管理します。人が生活するリビングは暖房がかかっていて、夜中でも5度以下になることはなく越冬は可能です。ただ、暖房の風には当てないようにしてください。暖房に風に直撃していると枯れます。

窓辺で日光に当てることになりますが、窓の近くは外気が近く、寒波が来ると氷点下まで下がって枯れてしまうことがあるので、寒波が来る夜は室内の中央に移動させましょう。

剪定

春に開花が終わったら、枯れた枝を取り除き、枝先を少し切り戻します。強い剪定はしないで、先を切り戻す程度にしておきます。切り戻すと枝分かれして、その先に花が咲きます。
植え替えのときに同時にするといいです。

挿木

春に剪定したもので、挿木して株を増やすことができます。古い枝は発根しにくいので、新しい枝が硬くなったものを5cm〜10cmほど切って、水揚げをし、下葉を取っておきます。

ピートモスを挿し床に入れ、ここに節が埋まるように挿し穂をさし、乾燥しないように明るい日陰で管理していると、発根します。夏に蒸れて枯れることがあるので、春〜初夏のうちに挿木で保険を作っておくといいです。

特徴・由来・伝承

ファイアーヒースは山火事に遭うと花を咲かせる傾向があります。これは火事の後に優先して繁殖範囲を広げる戦略をとっているからだろうと思われます。普通は種が火事で発芽するんであって、家事後に残った株が開花するのはあんまり聞かない性質ですよね。火事に合わない株は木質化して葉・花が少なくなるらしいです。

ちなみに火をつけなくても花は咲きます。花ははっきりとこの時期に咲くということはなくて、気温などの条件さえ揃えば、周年開花します。
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