ジャノメエリカ(蛇目エリカ)の育て方
目次
ジャノメエリカの特徴は?水やり肥料管理場所・日当たり剪定植え付け・植えかえ病害虫関連記事学名などの基礎データ
最終更新- 植物名
- ジャノメエリカ
- 科名
- ツツジ科
- 属名
- エリカ属
- 学名
- Erica canaliculata 'Andrews'
- 別名
- 蛇の目エリカ・クロシベエリカ
- 耐寒
- マイナス5度
- 水やり
- 水控え目
- 場所
- 外の日なた
- 難易度
- 中級者向け
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ジャノメエリカの特徴は?
ジャノメエリカは
ツツジ科エリカ属の南アフリカ原産の常緑
低木。夏の暑さにやや弱く、過湿、過肥に弱いといった面もありますが、エリカにしては育てやすい。冬から春先まで咲くとされますが、環境があえば長期間咲きます。
2メートルまで成長し、よく枝分かれして小枝の先に3つずつ花をつけます。木全体に花が咲きます。花に黒い葯が見られ、蛇の目のようです。
ジャノメエリカが自生する環境は、夏は乾燥していて冬は穏やかで湿潤という、日本とは真反対の環境です。育てやすいといっても、
初心者が挑戦するにはちょっと厳しいです。
樹高2m
花言葉希望
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水やり
鉢植えの水やり
土が乾いていたら、鉢底から水が出てくるくらいに水をやります。土が乾くまでは水をやらないでください。過湿を嫌い、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。葉っぱや花にはできれば水をかけないよう、土に水を注ぎましょう。受け皿の水は捨ててください。
庭植えの水やり
庭植え(地植え)した場合は、夏によほど日照りが続かない限りは降雨だけで十分です。
肥料
肥料は控えめがコツ。庭植えは肥料は不要。なくても育つし開花します。
鉢植えは土が少なく、
水やりのたびに土の肥料成分が流れ出るため、肥料不足になることがありますので、2月に寒肥、10月あたりにお礼肥として、少量の化成肥料を株元にやるといいです。
管理場所・日当たり
日光を好むのですが、真夏の暑さに若干弱く、
暖地では庭植えしていると
夏越しが難しいです。暖地は鉢植えにしておいて夏は
半日陰や日陰へと移動させた方がいいです。
耐寒温度はマイナス5度と、氷点下にあっても枯れはしませんが、土が凍ってしまうと根が傷んで枯れてしまいます。土が凍るほどの地域ならば、根本に
腐葉土やワラをかぶせて
マルチングをして土の凍結を防ぎます。
剪定
剪定は開花後に行います。夏の蒸れを避けるためにも、枯れ枝、邪魔な枝、徒長枝、変な方向にのびた枝や、密生して重なった枝を剪定して風を通しておきましょう。
下の枝から枯れ込んでくるので、これを刈り取り、大きくなりすぎるようなら適宜剪定して小さくまとめる。樹形とは無関係に2mを超えると、作業がしづらいのでこれ以上にならないようにしましょう。
植え付け・植えかえ
時期・頻度
植え替え時期は秋がいいですが、真夏と真冬でなければいつでもいいです。庭への植え付けは開花前の秋が良いです。
鉢植えで
根詰まりするようなら、植え替えをします。鉢底から根が出ているようなら根詰まり寸前です。毎年か、2年に一回植え替えをします。
用土
エリカの仲間や
ツツジの仲間は
弱酸性〜
酸性の土を好み、中性の土だと徐々に枯れてしまいます。地植えなら土に
石灰を混ぜないで下さい。石灰を混ぜてから植えると半年くらいで枯れます。庭の土には腐葉土を10%ほど混ぜると良いです。
鉢の
用土は
アザレア・ツツジの
専用土、エリカ専用土、
ブルーベリーの土でもいいです。自作する場合は
鹿沼土7腐葉土3を混ぜたものを使います。
栽培していると土が中性になってきて調子を崩します。その場合はクエン酸・硫安で酸性に調整しましょう。
ブルーベリーの用土と酸度調整を参考にしてください。
鉢の植え替え
古い鉢から株を取り出し、土を落とさないで、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。年々、鉢が大きくなるので、できれば庭植えにしましょう。
庭植え
直径30cm深さ30cmの穴を掘り、土に腐葉土を10%ほど混ぜます。土が酸性でない場合は鹿沼土や
ピートモスを入れて酸性にします。土を半分戻し、株を入れて、隙間に用土を入れていきます。株の根鉢は崩さないで根をいじらないで植え付けます。
寒さには強いですが、寒風が直撃しないところに植えましょう。
一度植えたら移動は出来ないと考えて下さい。
病害虫
ほどんど病
害虫は見られない。たまに芋虫が食害する。
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