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子持ち蓮華の育て方…寒さには強い?冬越しについても!

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子持ち蓮華
目次
子持ち蓮華の特徴は?
管理場所・日当たり
水やり
肥料
花は切る
植え付け・植えかえ・増やし方
病気・害虫
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学名などの基礎データ
子持ち蓮華の開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。最終更新
植物名
子持ち蓮華
科名
ベンケイソウ科
属名
オロスタキス属
学名
Orostachys iwarenge
別名
オロスタキス
耐寒
マイナス15度
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
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子持ち蓮華の特徴は?

子持ち蓮華は北海道に自生するベンケイソウ科オロスタキス属の匍匐性のランナーで増える多肉植物。脇芽が伸びて、そこから新しい株が増えていく様子が「コモチレンゲ」という名前の由来。プクプクとした質感をしていて非常に人気です。寒さには強く、寒冷地でも戸外で越冬できます。逆に夏の暑さに弱いタイプです。冬は地上部が枯れてしまうのですが、春になるとまた芽を出しますから、捨てないようにしましょう。

夏は青いですが気温が下がってくると赤く(というか茶色)になっていきます。
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管理場所・日当たり

春と秋に生育する「春秋型」で、春・秋は日光に当ててください。

春と秋は、繁殖力旺盛でランナーを伸ばして広がろうとします。これがちょっと可愛くない。ランナーが気持ち悪い(失礼)。これは日光が不足すると尚、ひどくなる傾向があって、しっかりと日光にあててやることで密度が高まってかわいくまとまります。

夏越し

多肉植物というと暑さには強いと思いがちですが、子持ち蓮華は寒い地域の植物で、夏になると休眠し、高温が続くと枯れ込んできたり、葉焼けします。夏は半日陰の風通しの良いところで管理します。もしくは寒冷紗やヨシズで遮光します。

地植えにするのであれば、夏に半日陰になるところに植えましょう。
夏は休眠するので、水やりを控えます。水やりを控えると、より葉焼けしやすくなります。

越冬…

子持ち蓮華は本来、寒い地域の植物ですから、耐寒性があって多少の寒さは問題ありません。戸外で寒さに当てていると地上部が枯れますが、根まで枯死していないなら、春には芽を出します。霜や雪でも大丈夫です。暖地中間地は戸外で越冬できます。

冬も、できるだけ日当たりで管理しますが、寒さで地上部が枯れるものだと思えば、それほど日当たりは大事なことではないです。

土が凍るとさすがに傷んでしまいます。寒冷地の冬は室内へ取り込むのが無難。ただ、雪の下は保温になっていて凍結していないため、雪が積もれば北海道でも戸外での越冬は問題ないです。
冬は葉っぱが枯れ込んできます。この枯れた葉っぱは、むしってあげてください。

子持ち蓮華は越冬して2年目から株がしまって可愛くなります。

水やり

水やりは、やるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやってください。これは土の中の排泄物や古い空気を洗い流す意味もあります。

春と秋は、土が乾いたら水をしっかりとやります。鉢底から水が出るくらいにです。土が濡れているうちは絶対に水をやらないでください。根が腐って枯れてしまいます。ベンケイソウ科の植物で葉っぱが肉厚ですから、水が無くて枯れるということはなかなかありません。

夏の水やり

見た目から夏こそ水を欲しがるイメージを持ちがちですが、これが違う。子持ち蓮華は夏にはあまりの暑さで半分休眠状態になって、水も吸い上げません。だから水をしっかりとやっていると根腐れをおこして枯れてしまいます。

夏は水を控え、葉っぱがシワになってきたら、朝か夕方に水をやる程度にします。水やりは土を軽く濡らす程度にしておきます。完全な断水ではカラカラになって枯れます。あくまで「半分休眠」です。

冬の水やり

冬は寒さで休眠しますので、夏と同様に水を控えます。控えるのであって、断水ではありません。完全にカラカラにするとやっぱり枯れます。土がカラカラに乾いてから、数日たって、朝に土の表面を濡らす程度の水やりにします。もしくは葉にシワがよってから水をやるくらいにします。

夕方に水をやると明け方に水が冷えて、根を痛めるので朝にしておきましょう。

肥料

肥料は無くてもいいです。肥料が多いと徒長(=ひょろ長くなること)して変になります。長く同じ場所(土)で育てていて、生育期にどうも葉っぱが黄色くなって、肥料不足以外考えられないとかそういうときだけでいいくらいです。それに子持ち蓮華は生育するより、小さくまとまる方が可愛いので、肥料は気にしない方がいいと思います。

花は切る

花が咲くと株が弱りますので、ヒョロっと蕾が伸びてきたら切ってしまいます。

植え付け・植えかえ・増やし方

時期

葉挿し、植え替え、株分けの適期は春(4月〜5月)です。

用土

多肉植物・サボテンの土で植え付けます。もしくはこの多肉植物の土に赤玉土パーライトなどを1割〜2割ほど入れると良いです。一般的な培養土では水もちが良すぎて根腐れして枯れてしまいます。

鉢植え

植え替えの10日前から水やりをストップします。古い土を半分ほど落とし、同じ大きさの鉢か、少し大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、水やりをしないで、そのまま日陰で2週間ほど管理し、2週間後に日当たりに移動させて、水やりを再開します。

株分けも可能で、分けたあとに根を1センチほどに切っておくと、新しい根が広がりやすいです。

挿し穂

子持ち蓮華は脇芽がポコポコと出てきますから、それを切って土に挿していると株が増えます。簡単に増えるので有り難みが全然ないです。

挿し穂(葉挿し)をする場合は、切った葉っぱを日陰で切り口が乾くまで1日か2日ほど陰干ししてから土に挿します。土に挿して、水やりはせず、発根するまで明るい日陰で管理します。

病気・害虫

カイガラムシアブラムシが発生します。発見したら取り除くか、薬剤を散布します。前もって浸透性のオルトランを使っておくといいです。
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