クラッスラ・リトルミッシーの育て方…地植えでグランドカバーにも

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リトルミッシー
目次
リトルミッシーとは?
管理場所
剪定
植えかえ
水やり
肥料
病気・害虫
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学名や栽培スケジュール
最終更新
植物名
リトルミッシー
科名
ベンケイソウ科
属名
クラッスラ属
学名
Crassula pellucida ssp. marginalis Variegata
別名
mini kitty、クラッスラ・ペルシダ・マルギナリス
水やり
水控え目
場所
外の半日蔭
難易度
初心者向け
リトルミッシーの開花時期…植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。
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リトルミッシーとは?

リトルミッシーはベンケイソウ科クラッスラ属の南アフリカ原産のクラッスラ・ペルシダの亜種であるマルギナリスの斑入り品種です。ミッシーとは英語で若い娘・お嬢さんという意味で、その名の通りに見た目が非常にかわいらしい多肉植物です。状態がよければ小さな白い花が4月から9月あたりに咲きます。

横広がりに育ちますので、越冬ができる暖地であれば、庭のグランドカバーに最適。鉢植えの場合、垂れながら成長して枝先が跳ね上がります。常緑ですが寒い時期は紅葉します。

環境が合っているなら戸外に植え付ければ植え放しで全く手間は掛りません。
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管理場所

日光を好むので、春、秋、冬は日当たりのよいところで育てる。最低でも半日陰の場所で育てましょう。真夏の多湿と冬の寒さが苦手で、これを超えられるならば戸外での継続栽培は可能。

夏越し

多湿が苦手で、夏は風通しの良い半日陰か明るい日陰で管理します。もしくは遮光するか、室内でレースのカーテン越しで管理します。見た目の印象よりは暑さに強いですが、夏は風通しの良い木陰がとにかく無難。

地植えにするのであれば、夏に風が通る半日陰の場所に植えます。

越冬

関東以南では屋外でも越冬できると言われますが5度以下になると株が弱り、霜や雪にあたると枯れてきます。微妙な境目。地植えで越冬したけど、何年かに一回の寒波で枯れる。冬は軒下など霜が当たらない場所か、屋内で育てた方がいいです。

室内で栽培する場合、日中は日のあたる窓辺にて育て、夜間の温度に注意しましょう。

暖房、冷房の風に注意

冷暖房の風はとても乾燥しています。風にあたると葉が乾燥し枯れる。直に冷暖房があたらないところで育てる。直撃しなければいいです。室内が乾燥して、葉がしおれているようであれば霧吹きなので葉に水分を与える「葉水」も考えます。

剪定

梅雨前・夏前に株全体を刈り込んで、傷んだ葉を取り除いて風通しをよくしておくと夏越ししやすくなります。刈り込むときのハサミなどは使う前に消毒しましょう。消毒液を使うか、煮沸消毒か、ライターなどで軽く炙ってもいいです。
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葉が黄色くなったら?

肥料が少ないか、日光が少ないかです。日光不足で伸びでだらしがなくなってきたら、どんどん先端のほうに栄養が行ってしまいますので剪定しましょう。 肥料不足であれば、液体肥料を追加してあげます。

蒸れて腐っているのであれば、剪定して風を通してあげましょう。

下葉が黄色くなって落葉するのは、根詰まりの可能性もあります。鉢底から根が出てきていませんか??それなら植え替えをしましょう。植え替えに適した時期でない場合は、土を落とさず、ひとまわり大きな鉢に植え替えればいいです。もちろん、植え替え後に水はやらず、植え替えて2週間以上経ってから水やりを再開します。

植えかえ

時期・頻度

春か秋に植え替えしましょう。 2年に1回か、毎年植え替えをします。

用土

培養土に砂やパーライトを3割〜4割ほど混ぜったもの。もしくはサボテン用か多肉植物用の土を使用します。自作するなら、赤玉土小粒3、鹿沼土小粒2、軽石小粒2、腐葉土3などの配合土を使用する。

植え替えの仕方

植え替えの10日前から水やりをストップします。

鉢から株を取り出し、古い土を3分の1から半分ほど取り除き、枯れた葉や根を清潔なカッターナイフで切り落とし、日陰で乾燥させておく。

新しい鉢は同じ大きさか1号だけ大きなもの。鉢底の穴を鉢底網で塞ぎ、その上に鉢底石を3cm〜4cmほど入れて、株を植える。そのまま水をやらずに日陰で2週間養生します。それから通常管理に戻し、水やりを再開します。

地植えは?

夏の蒸れに弱く、冬の寒さにも決して強くないため、一般的には地植えにはしません。するのであれば、土を深さ20cmほど掘り、サボテン用土など水捌けの良い土と入れ替えて植えましょう。

挿木

挿木に適した時期は春(4月〜5月)と秋(9月〜10月)で、冬、梅雨、夏期は避けましょう。枝を5センチくらいに切り、挿し芽用の鉢の土に、水をやらずに刺しておくと20日間で発根します。根がでてきたら鉢上げしましょう。

簡単でいくらでも増えます。

水やり

春から秋は1~2週間に一度程度、土が乾いたらたっぷり水をやりましょう。 多湿に弱いので、鉢の中の水分が乾ききってから、たっぷり水やりします。また、鉢の受け皿にいつまでも水が残っているようでしたら必ず水を捨ててください。根腐れ病気の原因となります。

夏の水やり

夏は高温で生育が止まり、水やりが多いと根腐れすることがあるので、土と生育の様子を見つつ、水やりをします。

冬の水やり

冬は寒さで休眠期になりますので土が乾いたら、鉢底から水が染み出すくらいにやらず、 軽く土が湿る程度に水をあげましょう。土壌水分計で調べてからやると失敗が減ります。
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肥料

あまり肥料を必要としておらず、株の生育が鈍いようなら、春に緩効性化成肥料を一回だけやるか、春に2週に1回のペースで液体肥料を少量施します。

病気・害虫

病気
さび病は葉に褐色の小さな斑点ができる病気で、雑菌が繁殖しています。病変部分を取り除き、できれば殺菌剤を散布します。

黒星病は(黒っぽい斑点ができる)は薬を塗布しても治療できません。見つけしだい消毒したハサミ、カッターナイフで病気にかかった部分を切り取ってください。

軟腐病は多湿や下葉の腐りが原因なので、下葉は早めに取り除きます。 水のやりすぎか土の水はけがよくないです。風通しのよいところで管理し、水やりを控えます。

害虫
カイガラムシ は動かない虫で、発生したら見つけ次第駆除します。 薬剤を散布するか、茎ごと取り除きます。
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